【ゾウ African Elephant】


さあって、いよいよ出ましたね。やっぱりこの人、じゃなかったゾウさんを抜きにしてはEtoshaを語れないわけですね。

実はEtosha NPに入ってすぐ、森の木々の葉(というよりは枝ごとなんだけれど)を捕食中の親子を見かけ、かなり近くからリアルな写真も撮ったつもりなんですけれど、うーむそのフィルム、たぶんナミビア国内のどこかに置いてきてしまいました(レンタカーの中という可能性が高い)。ちょっと、いやだいぶ残念。

というわけで、残された画像を使ってゾウの特集ページを作ってみました。



おおっ、ゾウさんが嬉しそうに歩いてきたぞ。

「ゾウは鼻で水を飲む」。知識としてはわかっていますし、あのキリンにこんな鼻があったら‥とも思ってしまいます(もっともキリンにゾウのような鼻があったらあまりに不気味ですが)。でもあらためてゾウの水飲みを見ていると、何だかとっても嬉しそうに飲んでいるように見えるのは間違いでしょうかね。「プハァッ」っていう表現が一番合っているように見えてしまうんだけれどなあ。

 

おおっ、仲むつまじく?鼻をからめ合ってますねえ。ちなみにこれは喧嘩 or 力試しというようなものではなく、純粋に親愛の情を確かめ合っているだけのようです(専門家の方、違ってたらつっこんでください)。なお、ゾウの胴体がまだらになっているのは、彼らが「鼻に含んだ水で水浴びをした」時に濡れた部分が黒くなっているわけです。別にホルスタイン模様のゾウというわけではありません(そんなのあたりまえか)。

 

あ〜あ、完全に銭湯のノリですねえ。とことんまで水に浸かっちゃってるやつもいれば、嬉しそうに鼻をあげてるやつ、「パォ〜」と奇声を発するやつ、そしてよく見れば「はーい、これから水浴びだからね、きちんと肩まで浸かるんだよ」と、公園デビューならぬ「水場デビュー」に連れてきた親子もいたりする。結局この時は大小取り混ぜて26頭のゾウの軍団が一気に押し寄せて来たわけですね。

しかし、ナミビアの扉写真にも書いた通り、わたくしTakemaはこの現場を見ておりません。世俗の性というか、世俗の垢というかを落とすべくシャワーを浴びていたわけですね。おしんこどんはこの写真(夕方系の写真)を撮った後わざわざ部屋まで呼びに来てくれたんですが、そんなことになってるとは想像もしなかったTakema、「はーいわかったよぉ、シャワー浴び終わったら行くからさぁ」的に反応してしまったわけですなぁ。いくらEtoshaとはいえ、これだけのゾウが一堂に会するのはそうそうなかっただろうと思うにつけても、あのシャワーが悔やまれるなぁ。

 

そして夕方。あらかた去ったゾウの団体さんの中、これからゆっくりと帰る親子連れの姿が夕日に映えてます。さぁさ、気をつけて帰るんだよ。もう暗くなるからねぇ。

さてさて、画像だらけで重くてしょーがないこのページに追い打ちをかけるようなお仲間をご紹介。そう、動画でございます。

「森の中を移動する親子ゾウ」
Wmv形式、525KB、11秒

「暑い昼間にのんびり水浴び」
Wmv形式、846KB、21秒

さて、日もとっぷりと暮れて我々も夕食。ビールを飲み、ゆったりのんびりしたあとの午後8時過ぎ、再びこの水場を眺められるベンチにて夜の水場観察。夜とはいえ、ここOkaukuejoの水場にはいろいろな動物が入れ替わり立ち替わりやってくるので(またそのスピードが何とものんびりしているからこそ)飽きないのだ。オリックスが来る、スプリングボックが来る、ブルーハートビーストの団体が来たと思ったらシマウマが来る。そんな順繰りを見ていたら‥何か大きな低重心のやつがきたぞ。


うっはぁ、出た出た、サイ(Rhinoceros)だ。残念ながらクロサイかシロサイかの区別まではつきかねるけれど、とにかくサイだよなぁ。このサイは水を飲み終えるたび、律儀に横を向いてポーズをとってくれました。正面を向いたままでは後ろが見えないから不安なのでしょうかね。ちなみに、Okaukuejoの水場は夜間(20:00〜22:00ころ)よくサイが来るので有名。というよりはHalaliやNamutoniに来ることはほとんどないらしい(ましてやNamutoniにサイが現れたりしたら奇跡の世界だ)。サイを見るならOkaukuejoだな。しかしそんなふうに夜行性というのなら、真っ昼間からシロサイを見ることのできたナクル湖(ケニア)は何だったんだろう。偶然だったのかな。



さて、お次のページでは少し趣向を変えて「Etoshaの鳥さんたち」特集とまいりまする。