さて、Sesriumからはるばる大西洋沿いの町Swakopmundまでやってまいりました。海沿いだからというだけでなく、この沿岸は南からの寒流が流れ込んでいるいうこともあって、何とも涼しい。ちなみにこちらの「夏」(日本では冬の時期)には内陸の熱気に耐えかねた首都Windhoek方面からのお客さんが大挙しておしよせるとか。いわゆる「海岸通りの軽井沢」といった感じなのでしょう。

 

さて、Swakopmundには3泊の予定。というわけであらかじめ予約してあったホテルというかB&Bを探す。ロンプラの宿紹介ページにも中級宿泊施設のトップに載っている「Hotel Pension Rapmund」が我々の宿(上の写真)。もっともこの写真の母屋は宿泊用ではなく、その右側方面の建物が実際の部屋群になっています。

しかし!この写真に見える右側の部屋はご想像通り景色がない。実は、このもっと右側手前のほうが我々の部屋。道に面した2F部屋(No.14&15)が部屋からの景色としては一番。道に面してはいても、この宿自体が奥まったところにありますから夜はとても静か。音といえば大西洋の波の音くらいしかないですからね。もしこちらの宿を予約する際はNo14・15のリクエストを出してみましょう。その代わり少し高いかもしれませんが。一応「ちゃんと海の見える部屋」もこの二部屋しかないでしょう。夕日の方角はちょいと陸地と重なりますが、この宿からならどうせ浜辺まで数分。上の写真を見てもわかるように(実は上の写真はSwakopmund郊外の写真なのですが、夕日なら宿近くの浜辺でも全く問題なく見られます)、どうせなら大西洋の浜辺で眺めるほうがいいでしょう。とにかくこの宿、立地条件や料金、朝食のおいしさなど様々な点でおすすめ。スーパーや銀行を含めた中心部にもほど近いし。

 

それでも夕メシはどこぞで食わねばならない。偶然入った「Western Saloon Restaurant」には
さすが海沿い、生ガキがあった(左写真)。この後WindhoekやCapetown(南ア)でも
頼んだ牡蠣だが、ここに勝る新鮮さ&うまさはなかった。マスターがんばれっ!(右)。

さてこのSwakopmundは、ナミビア第2の都市ということもあって必要なものは何でも揃っている。中心部(とは言っても街全体は歩いて回れる大きさ)には大きなスーパーマーケットの「Pickin Pay」(ついNZの「Pack'n Save」とごちゃごちゃになってしまうのが悲しい性(笑))もあり、夕メシを買い入れるのも可能(ま、出来合いの弁当=デリカテッセンとかはないですから、実質的にはパンくらいのものですが)。

なお、ここのスーパーは日曜日もやってます。1990年頃のNZと同じく日曜日には極端に開いている店が少なくなるナミビアでは貴重な存在です(ただし時間は午前中のみと思った方がいい)。ここからEtosha国立公園方面に北上する場合、こういう便利な店というか街はほとんどなくなりますから(いや、「全くない」といったほうが正確)、酒類を含め(大切だよね)全てこの街で買い出ししておいた方がいいでしょう。銀行も「Standard Bank」を始めたくさんあるし、両替所もMall内にあります。

見た限りでは治安は悪くありません。でもやはり人の集まるところなどにはスリくらいは出るでしょうし、夜などは強盗だっていてもおかしくない。ということで、ある程度は気をつけましょうね。

 

この街に到着した翌日は土曜日。いくつかの店は午後になると閉まってしまう。
でも、Mallの入り口ではマリンバのバンドが出たりしていい雰囲気。
しかし目抜き通りの交通量はぐっと少ない(まだお昼なのに)。

ちなみに月曜の朝は結構活気あり。 



State House南側の道(行き止まり)には露天の土産物屋がたくさん出る。
しかし、どの店も商品はほとんど同じなのはご想像の通り(笑)。
で、どう見ても需要<供給の状態でお客がいな〜い。
そんなわけで、店員もご覧の通り(マウスオンで画像が変わります)。

そうそう、上の露天おみやげ屋で思い出しましたが、小型の動物の置物など黒い塗装が施されているものは、基本的に「靴墨ぬりたくり」によるものであると考えて間違いありません。そうか、シャネルズは間違ってなかったわけだな(何のことだかわからないあなたはまだまだ若い!)。店番をしながら商品の製作に余念のない店員、そしていっこうに売れる気配のないあたりの雰囲気を見ていると、「これはこれでいいのではないか!」などと意味のない納得をしてしまうTakemaなのでありました。

さて、お次は昨日通過してきたWalvis Bay周辺をうろうろすることに。フラミンゴもペリカンも!