− その2 青雲立志編(これまた何のこっちゃ) −

前回の「ふきのとう萌芽黎明編」から約3週間が過ぎました。その後のふきのとう=彼はどうなったのでしょうか?ということで続編です(出かけていないからこれくらいしかアップできない「窮余の一策」ともいいます)。

上の2枚は2月の月末の様子です。背を伸ばし、葉を四方八方に伸ばして、「ボク、少しでも太陽の光を浴びてどんどん大きくなるぞぉ!そうして立派になって、この植木鉢の王者になってみせるぞぉ!ボクと一緒に芽を出していた、あの若芽のためにも!」というような、若者らしいやる気がみなぎっているように思えます。年の頃を人間にたとえれば純情高校生といった感じですかね(笑)。
ん?もう一つの若芽?ハイ、Takema夫婦が食べちゃいました。あの大きさにしては苦みがちょっと強かったかも(前ページ参照、小さい方です)。そりゃ当然な話で、芽とはいえ、ほんの小さな時から太陽の光を浴び続けていたわけですから。雪の下から懸命に(そして一気に)顔を出す雪国天然物と比較しちゃ可哀想ですね。
さて、しかしそれから約2週間の月日が経ちました。たかが2週間とはいえ、ふきのとう時間で換算すればもう数年〜10年くらいは経っているのかもしれません(根拠なし)。人間でいえば独り立ちを果たした年代とでもいうべきでしょうか。では、あのウブで純情だった少年ふきのとうはどんな姿になったのでしょう?

いやはや、だ〜いぶ大きくなってきました。今や高さはほぼ30cmに達し、花もすっかり開いています。よしよし、一人前おめでとさん!しかも、すでに下葉が1.2...8枚も出ています。子ども達を引き連れて何だか満足そう?ちなみに右上写真の一番右側に半分だけ見える、縁のあたりがちょっと黄ばんだ葉は去年から頑張ってきていた親葉。何とか年を越し、冬の寒さにも耐えてきた親葉ですが、ここ1-2週間で少しくたびれてきた気がします。これまで若芽のために栄養を蓄え、そしてはぐくみ、自分のあとに続く新しい世代が自立していくのを見届けてきたのです。そんな親葉たち。ご苦労様、ゆっくり休んでね、食べたり摘んだりしないから(笑)。

すっくとそびえ立ち夕日に向かう、一人前になったこのふきのとう君は今何を思っているのでしょうね。もしかしたら「Takema夫婦による、子供たち=フキの葉の摘み取り」を恐れていたりして?。う〜む、そりゃ大いにあり得る話ですなぁ(笑)。

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