数年ぶりのフキノトウ

(2009/2/14)

わが家の屋上には、ミニビニールハウス*4をはじめいくつもの植木鉢が置かれているのですが、そんな中にこれまで「ひたすら目立たない鉢」が1つありました。それがこのフキの鉢植えです。

実はこの鉢については2004年2月のこのページで「フキノトウが出た!」と、わざわざ3Pにもわたる特段の扱いで紹介したことがあるのですが、フキって、花が終わったらあとはただあの円形の葉が残るだけ、思いっきり地味になっちゃうんですよね(ま、若い茎が食べられるという利点はありますが)。

で、わが家でもそのジミーな鉢をずっとそのままにしてきました。いや水は一応やってきましたが。で、寒い地域ならともかく、千葉県あたりでは霜が下りることもほとんどないからか葉っぱを付けたまま冬越ししちゃうんですよね。だから春になっても新たに花を付けることもなく、ここ何年か地味ーにジミーに時を過ごしてきたわけです。

そして前回の花から約5年になろうとしていた昨年12月、突如としてそれらの葉は全て枯れてしまいました。水が足りなくなる時期でもないのに?ということで枯れ葉を取り除き、そのままにしておいたら、今月になって新たに出てきましたよフキノトウが!(やっぱり地下茎ってすごい生命力)。

花芽は全部で3つ。無理に食べるつもりもありませんが、さすがに5年も葉をつけ続けるといろいろなところでガタが来るので「ここらで一度リセットして最初からやり直そう」とフキの地下本部が決断行動したのかなと考えると、何だかこの鉢が急に可愛く思えてくるから不思議です(笑)。

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