春だ、バイクだ、ツーリング!のはずが?



ん?何だかバイクPのあたりで変な止め方してますね?

(2012年3月29日)

この前日の夕方にカナダから帰ってきました。で、その翌日であるこの日はまだお休み取得中。でもちょこっと出勤して準備しなきゃいけないんだよなぁと思っていたので「まぁ時差ボケもあるだろうしお昼前あたりにのんびり出勤すれば」という感じの心づもりでありました。

でも気がつけば7時前にしっかり起床。どうやら時差ボケはない感じでよしよし。で、屋上のプランターに生え始めた雑草抜き等々をやっていたのでありましたが、部屋に戻ってとあるSNSサイトを見ていたら、その中のあるコメントにずずんと心動かされました。そのコメントとは‥


keiichi_wさんの意図を尊重し?原文のまま引用しました(笑))。

そうだ!何やってるんだ自分、こんな無風快晴であったかい日に土いじりなんてあまりにもモッタイナイ、あ、そういえばこの言葉で一躍有名になったケニアのワンガリ・マータイさん、2011年に亡くなられたことは存じていましたが、ノーベル平和賞なども受賞されていたようですね。葬儀は国葬だったそうで‥合掌。

あ、それはともかくとして今はまだ合掌してオシマイにするタイミングじゃないぞ、そう、こんなに天気がいいのに、

縁側でお茶すすってる場合じゃないぞTakema!(いや、うちには縁側もなければお茶もすすってませんでしたがまぁね)というわけで即刻支度をしておしんこどんに「あてのない旅に出てくるぜベイビー」と声をかけ(うそ)、いざバイクに火を入れて出発です!12日間ほど火を入れてませんでしたが何の問題もなく一発始動、もうすぐ丸12年になるブラックバードですがまだまだ信頼性は抜群です(うふ)

もっとも出発段階で11:20くらいだったので福島はおろか栃木もちと遠い、でも冬の間にさんざん銚子には行ったしなぁと考えていたところで‥

沸かし湯ながら強い硫黄臭ということで人気の七里川温泉、休日にはそれこそ満員御礼で駐車車両ずらーりの「秘湯」(何か矛盾してますが)に今日(平日)こそ行ってみるべきではないのか!と、Takemaの中の悪魔と天使が衆議一決!(何のこっちゃ)。

そんなわけで高速に乗って一気に南下開始。いやー今日は乗れてるわ、ビビラーとは無縁の走りをタンノーし(詳細はヒミツ)、とりあえず市原SAまで行きそこで細かなルートを検討することにしました。そんなわけでSAでささっとバイクを止めてその場で地図とにらめっこ。快走はできなくても田舎の細道をつないで走ることに決め、よっしゃーそれでは行きますかということでバイクを駐輪場から出してエンジンスタートっ‥‥はれ?「キュル‥。(再トライ)キュル‥。(再々トライ)キュ‥」。

その瞬間いつぞやの悪夢 in 佐野SAが脳裡にオーバーフロー、いや違ったオーバーラップしました。状況はあの時と全く同じ、高速を数十km走って来たのにもかかわらずバッテリーが充電されていないということは‥またぶっ壊れたかブラックバードの向こう脛ともいえるレギュレーター!(レギュレーター=整流および電圧を調整する機器)。

少なくともセルがキュッと鳴る以上セルモーターは正常作動しているはずです。となればバッテリーから供給される電圧が低下していることに間違いありません。となればとりあえずは‥

でも幸いなことにここは高速のSA、しかもTakemaがキュルとかキュとかやっていたタイミングでハーレー乗りの方がやってきました。そこで(うふふ)‥

もちろん快諾していただきました(大笑)。幸いなことに市原SAはバイクPから進入路にかけてがやや下り坂になっているので、ちょっと押してもらえればあとは足こぎでも加速できそうです。クラッチのつなぎに関しては過去の忌まわしい経験によりたぶん問題ないはず。というわけで方向転換後プッシュと足こぎで加速した上で‥

そんなわけでエンジン始動、ヤマト発進可能!(嬉しいようなそうでもないような。ついでにヤマトは全然関係ないし)。すぐさま押して下さった方にお礼を言っていざ出発!いや、でもこの状況で七里川温泉を目指すのは無謀すぎる!あそこは道自体が坂になっているから場所を選んで止めれば再始動もできると思いますが、わざわざそうしてまで訪問すべき必然性はあるのか?またもともと久留里あたりで給油しなければなーと思っていたわけで、少なくともGSではエンジンを止めなければいけません。しかしGSからの華麗なる発進が「スタンドの店員さんにお手伝いいただいての押しがけ」というのはあまりにもダサダサじゃないか?(大笑)。

そんなわけでガソリン残量のあるうちに帰ることにしました(そりゃそうでしょ)。

次の姉崎袖ヶ浦ICでくるりと回って再び高速へ。平日ゆえガラガラだったので「加速した上で1-2段ギアを落として唸れエンジンブレーキ!」を繰り返します。エンブレが効いているときに蓄電するはずなので少しでもという感じなのですが、そもそもレギュレーターがお亡くなりになっていたら無意味な行動なのですけれどね(笑)。

ちなみにエンジンを切るとお陀仏なのでもちろん途中の幕張PAでもアイドリングのまま撮影(右上画像マウスオン)。地球にやさしいかどうかはこの際度外視です(ショーガナイモンネ)。そんなわけで地元のバイク屋さんに直行してチェックしてもらいました。

ピットにバイクを入れ、ここでエンジンを切ります。さてあらためてスタータースイッチを押してみると‥

なおバッテリーはここ2年以内に交換しているはずなのでまだそんなに古くないはず。でもお店に充電済みのバッテリーがあるので「まずはそれと交換してみて云々」ということになりました。しかしここ12日間放置していたとはいえ、今日は左上画像の通り104km走ってきたし(そのほとんどが高速巡行)、それなのにセルモーターがさらに回らなくなっていることを考えれば、まず間違いなくレギュレーター交換だろうなと思っていたわけです。

で、そんなことを話しかけていると「もっとオソロシイ話」をして下さるではありませんか!

うっひゃー、エンジン云々となれば大手術!この瞬間Takemaの脳裡にVFR1200とかクロスランナーとかの「新車購入に至る流れ」がよぎったことはここだけのヒミツです(お金ないって)。しかもバッテリーの電圧を測ってもらうとこれまた悲劇的な数値が!

ということは‥いよいよ‥買わねばならんのか?しかし年末年始のNZとこの前日まで行っていたカナダとでさんざん散財しているのでさすがにお金ないぞー、これは「禁断の財形貯蓄」を取り崩さないとダメなのか?しかぁし、神は見ていた!(大笑)。バッテリーを付け替えて始動し、店員さんがアクセルを開けてみると‥。

結論から言えば「ただのバッテリー上がり」ということでありました(現段階での仮説ですが)。これからしばらくはお店の予備バッテリーを載せた状態で様子を見ることになります。もっとも考えてみればこの冬は一度も遠乗りしなかったもんなぁ、言われて気づいたんだけれど最後に乗ったときには電圧異常を示す「FI(インジェクション)ライト」がたまに点灯していたんだっけ。そんなわけで、

という結論に達しました。昨秋より勤務先が移動し「さらに職住近接」になったことで思わぬ弊害が出たということですね‥ええたぶんそうであってほしいぞ(笑)。

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