久々に桃の花見@甲州



桜の名所と違って混んでいないし、色鮮やかでよろしいなぁ。

(2015年4月12日)

タイトル通り桃の花見に甲府盆地へお出かけしてきました。この日はお天気もいい日曜日だったのですが、前日の天気もそこそこよかったので「こりゃダラダラ行動すると午後の中央道&首都高の渋滞に巻き込まれること必定」と考えて、



ということにいたしました。この日午後の中央道の渋滞予想は約25kmということでしたし、そんなのに付き合いたくはありませんのでね。というわけで朝6時過ぎに出発です(この日の予測では朝の渋滞はなさそうということでしたし実際にもありませんでした。渋滞予測も年々精度が上がっていますね)。



そんなわけで勝沼ICで高速を下り、広域農道経由でやって来たのが慈雲寺です。ここは本堂前にあるしだれ系のイトザクラが有名なのですが、ご覧のようにほぼおしまいのタイミングでした。いや、満開のタイミングに来ようものなら人が多くてうっとうしいだけなので、一応まだわずかながら花が付いているこの時期でよかったです。

でも慈雲寺を訪ねたのはこのイトザクラが目的ではありません。実はもう今から十数年前、われわれ夫婦は今は亡きTakema父とここを訪れ、お寺の脇の桃畑にシートを敷いて「花見宴会」をしたことがあったのです。

念のため申し上げますが、基本的に桃畑は「外から見るのは構わないが園内への立ち入りは禁止」です。いや桃に限ったことではなく果樹園は基本的にそのはずです。そもそも絶対的に私有地ですし、また敷地内を踏まれることにより土が固められてしまうこと、さらには靴の底に付いた様々なウィルス等の病原体により果樹に不測の病気が発生することもあり、絶対的なマナーとして、



なのです。でもなぜかその十数年前、われわれはこの桃花林の下でお弁当を食べ、父やおしんこどんはお酒を飲み、お昼寝までしていたわけです(あ、わたしは飲みませんでしたよ)。

自分たちの他にもシートを広げてのんびりしているグループがいくつかいて、「ここはお寺関係なのでOKなのかな」と思って同様の行動に及んだわけですがその真否はわかりません。ただそのことにより自分にとってここ慈雲寺が「Takema父と最後に過ごした場所の1つ」として記憶に刻まれたことだけは間違いありません。だから自分にとって「桃の花見」といえばまずはここなのです。



あの日もうららかな日和でしたがこの日だって負けてはいません。桃の花と南アルプスの山々を遠望するこの場所はのんびりするには一番です。あ、ただ。





山里では春の訪れとともに一斉に花が咲きます。関東南部のように「順番に」ではなく「一斉に」です。北国ではよりその傾向が顕著です。GWの東北(の山里)はとにかく綺麗なんですから!



出店があったのでレーズンを購入。お寺より一段下のエリアでしたが基本的に「地主さんによる製造直売」なので嬉しいです。道の駅とかだと、特に加工食品は他地域の産品だったりするので、それが国内のどこ産であろうとも買いたくはありません。自分たちは「ここのものを買いたい」わけなので。で‥





このあとはお風呂‥。うーん山梨県内の温泉についてはまだまだ行っていないところだらけで、甲州市内であれば裂石温泉もまだ入っていないわけです。でも坂道を下りていくと‥自分の感覚として何だかイマイチかなと。というわけではやぶさ温泉へ。



前回訪問時と同様そこそこの先客さんがおられたので湯船画像は露天風呂も含めてなしですが、あれれ何だか前回訪問時よりも硫黄臭(硫化水素臭)が強いような?シャワーカランの湯も温泉なのでとっぷりとタンノーしました。やっぱりここは内湯がいいですね。

このあとこれまた早めのお昼ごはんというわけですが、甲州ほうとうでもいいかなと思っていたところでおしんこどんが「お蕎麦がいい!」というのでその場で検索、とりあえず一番近いところで‥え、ええ?





「そば丸」という屋号のこちらのお店、いつもの鉄則「11:00になったらお店に入れ」を守り到着は11:05だったわけですが、すでに駐車場はそこそこ埋まっており、店内入場は何やらこのお店独自の規則があるのか「席が空いていても間隔を開けて着席」ということのようで数分間待たされました(ま、別に不満はありません)。

建物内は右上画像のような感じですが、古民家ふうに見えて実は2010頃の新築らしいです。館内にはジャズだかクロスオーバーだかの音楽が静かに流れていて、なるほど何だか面白い。で、いよいよ出てきたお蕎麦です。



旬菜の素揚げ盛りそば(Takema)と穴子御膳(おしんこどん)でしたが、素揚げも珍しいなと思いましたが「素揚げゆえなのか」結構固いままのものもあって自分としてはイマイチでした。天ぷらとのセットはない(蕎麦単品+天ぷら単品しかない)ので、もし次に来るときはおしんこどんのように丼セットかなと。

さてお昼ごはんも食べたしあとは帰るだけです。でも真っ直ぐ中央道に乗っかるのでは面白くもないので‥



このページにも書きましたが、かつて「笹子餅」は中央線車内販売におけるある意味の「敵」だったのです。もはや置き場がない自分たちのキスリングザックを踏みつけてって‥

でも時は流れてその怒りパワーもホロホロと崩れていった頃、初めて食べてみた笹子餅。これがまた何とも美味しいんです!自分は基本的に甘いモノ苦手系で、特に「極限まで皮を薄くしてアンコを詰め込んだ甘い大福」などは大嫌いなんですが、こちらのヨモギを練り込んだ皮&しつこくない甘さの大福はとってもいいです美味しいです!

というわけで‥


しっかり購入して帰りました。

このあとは中央道上り線を東京方面‥おいおい、まだ13:00頃なのにすでに渋滞のアタマができはじめていましたよ。中央道はこれだからいやなんだよなぁ。千葉人たるTakemaとしては、これからもついつい足をのばしかねるルートです。

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