「県外お出かけ」自粛時期の海鮮&温泉おでかけ。




ここ数年、銚子で海鮮といえばほとんどここ「きみ野」さんにしか入店していません。お気に入り。

(2020年6月12日訪問、7/5掲載)

COVID-19(新型コロナウイルス)の影響がここまで長引くとは思いもよりませんでしたが(というか現段階にてまだ進行中です)、ふり返ってみれば、3月下旬に福島や山形、宮城の湯に浸かっていたのは「自分も状況を甘く見ていたのかな」と思う半面、「せめてあのタイミングで温泉に浸かっておいてヨカッタ」と思う部分もありなかなかビミョーです。幸いなことにわれわれが感染を広げたという事実はなく、それだけは幸いでした。

しかし6月に入り、自粛規制が一部緩和され、「県境を越える不要不急の移動は自粛」という形となりました。もっともこれとて医学的根拠はどこにもないですし(そもそも東京への出勤はOK)、千葉県市川市のわが家から1kmちょい先の東京都への移動は自粛でも、100km以上離れた銚子や鴨川、館山までの移動は自粛の範囲外ということ自体がお間抜けな話なんですけれどね。でもまぁ、確かに市川市内にずっと引きこもってきたわけで、久々にミニお出かけするのもいいかも。そんなわけで「銚子で海鮮ごはん、そのあと温泉に浸かってくる」、それだけの作戦行動を完遂してきました(笑)。旅行記というほどのものでもないのでここで紹介する次第です。

出発は遅くて10:00。まぁランチに間に合えばいいのでゆっくり出発です。高速道を走るのも3月末以降初めてかな。成田ICで流出、ここからは県道をつなぎつつ銚子へと向かいます(最後は国道ですが)。で、道の駅栗源(くりもと)でちょっと花鉢を買ったりした上でいよいよ銚子、いつものきみ野さんへと到着です。

さて、ちょっと「常連」をにおわせる記載をしましたが、実はこちらにおじゃまするのは1年近くぶり。春から秋は東北(や北海道)に向かうことが多いので、千葉県内を巡るのは冬の時期が多いのです。ただ前回は同じような時期(7月くらい)だったかなと。前回はご主人から「じゃ、次は寒くなる前にでもお越し下さいね」と言われた記憶があるのですが、気がつけば寒い時期を越えてすでに暑くなってきました(苦笑)。

で、出発前に公式サイト(FacebookTwitter)を確認してみたところ‥



しかも、直前の平日記事だと「本日売り切れました」とのこと。仕入れの状況にもよるのでしょうが、この日は大丈夫かなぁと思いつつ入店。どうなのかなぁと伺ってみると‥


ところで、きみ野さんではある意味で「気をつけなければ」なりません(笑)。というのも「基本的に盛りっぷりがいい」のです。今回の自分は「ご飯少なめ」というリクエストを出しましたが、それでもご飯は普通盛りだったかなぁ(忘れられただけかも知れませんが)。もしかしたらあれでも減らしてもらっていたのかも??

で、この日の刺身定食です!まずはご本尊のお刺身っ!





ええっと、脂の乗った入梅イワシの身がたぶん6尾分、そして奥なんでちょっと目立ちませんがカツオはそれぞれが厚さ1cmオーバーの大厚切りでとてつもなく、そこにアジがもちろん1尾分載っているわけです。故に総量としてはかなりとてつもない量となっているわけなのです!



おしんこどんの注文した海鮮丼「船」も、一見量は少ないように見えても深めの船底にはずどどん系の酢飯が待機しており、実際はこれまたかなりの量なのでありました。

ご主人(ふだんは厨房におられるので「Takemaです」と名乗りました)が出てこられて、いろいろ話しかけて下さいました。しかし自分は、とにかく満腹中枢が活動を開始する前にできるだけ食べなきゃというわけで最初の応対は主におしんこどんに任せ、こちらはとにかく完食を目指すのみ。そんなわけで無事完食をはたし、ここからはご主人との会話に花を咲かせます。

ご主人いわく「最近ツイッターも始めたんですよ」(帰宅後ソッコーでフォローしました)。また「今日提供している魚は実にいい品です」「こういうご時世ですが、仕入れ先とは『困ったときはお互いさま』のやりとりですね」等々、ランチタイム終了の時間までいろいろとお話をうかがいました。

なお、上でも書いたとおり基本的に「盛りっぷりよし」のきみ野さんですが‥



某食べ系サイトによると「魚6枚+かき揚げ+エビ天+たまご天」(ノーマル注文)ということで、それならかえって「お持ち帰り前提での注文もありかな」と。

なおご主人いわく、「うちは銚子で上がるモノを基本に出しているんです」とのことで、確かにウニとかイクラとかはない‥(出ないわけではありません)。漁港からは多少距離があり、また微妙に国道沿いではない(少しだけ奥まっているのでちょっとわかりにくい)というわけで、「観光客の皆さんどんどんお越しを!」というよりは「ご存じの方はどうぞ(地元の方々も観光客も)」という感じなのかなと。自分としては大好きなスタンスです!(笑)。というわけできみ野さん、いつもながらお勧めです!

さてお腹がふくれた後はどうするか?とりあえず久々に飯岡の刑部岬に行ってみることにしました。おしんこどんは初めてかも?なのですが、なぜか写真はありません(苦笑)。

で、このあとはどうしよう?自然な流れとしては「お風呂」なので(そうか?そうなのか?)、この界隈ではええっと(この界隈ゆえ沸かし湯なのはやむを得ません)、矢指ヶ浦かなとも思ったのですが、ナビ地図を見ていたら直近の温泉として飯岡の湯があるではないですか!「日帰り入浴のスタート時間が遅い」という記憶がありましたが、調べてみたら15:00からとのこと。でもあと少しで15:00だぞ!出発が遅かったことが功を奏しました(結果オーライともいう)。



そんなわけで飯岡温泉へ。何度か入浴していますが平日訪問は初めてかなと。しかも日帰り入浴がお風呂スタンバイと同時とくれば湯のコンディションも期待できそうです。というわけで5分ほどフライングでいざお風呂へ!





加温循環湯ではありますが、だからこそ一番湯は貴重ということにもなります。この日はまったく塩素臭を感じませんでした。平日だからかな。ずっと以前はもっと早い時間に入れたような気がしますが、コロナ禍よりも前から現在の入浴時間となっていたようです。要は宿泊客のチェックイン時間と合わせたのかな?



ちなみに湯ざわりははっきりとしたツル感ありの良泉です。そして源泉蛇口もちゃんとあり、ここからは非加熱の源泉を投入することができますが、そのぶん加温代がかかるわけなので出しっ放しは厳に控えましょう。で、浴室界隈に記載はないのですが、公式サイトによると「飲用利用可」とあります(後で知ったのですが)。というわけでこれまで口にしてこなかったこの源泉を(この時は自己責任的に)味わってみると‥





ちなみに色付きはこんな感じです。そこそこ濃いですから「黒湯」という標榜は問題なし。

ただしこれはあくまで源泉蛇口からの飲泉によるものであり、浴槽湯をクンクンしても硫化水素臭は感知しませんでした。でもそういう由来の湯だというのには好感が持てます。ええわー。



なお露天風呂もあります。内風呂と湯の供給は繋がっているのかと思いますが、いっぽうで浴槽底から加温湯を投入してもいるのでご注意あれ(お尻アチチ系でびっくりします。津軽の山田温泉を思い出しました)。

県道&海沿いということもあり露天風呂のガードは堅め=浴槽に浸かると展望ゼロですが、湯を上がって立っていれば海を眺められます。でも男女の湯の入れ替えはないようだし、少なくとも男湯の海側目隠しはもう一段低くてもいいのではと思いました。



露天風呂はこんな感じですが、内風呂の縁をへつって外に出ることになるのと滑りやすい泉質なのでちょっと気をつける必要あり。ここは手すりがあってもいいのかなと。もっともコロナ禍の中運営も苦しいはずなのですぐにとお願い申し上げるわけにもいきませんが(禍が落ち着き再び経営が軌道に乗ったらご検討をお願いします)。

そんなわけで最後まで貸切の湯をタンノーいたしました。2ヶ月半ぶりの温泉入浴でしたが気持ちよかったなぁ。

この後は寄り道もせずに帰ったわけですが、成田空港付近で道を間違えて(何度も通っているのに)、第一ターミナルビル方面へと入り込んでしまいました。もちろんその先にはゲートがあるわけで、やむを得ずゲート手前で停車。すると、ゲート先の警備員さん(警察官ではありませんでした)が「おいでおいで」の合図を出してきました。

まぁ道を間違えただけで法を犯したわけではないので素直に進み警備員さんのもとへ。「道を間違えた」旨を申し上げると‥



慣れた感じの案内をなさるところをみるに、さてはかなり多い進入ミスなのですね。もっとも自分の場合は少なくとも20回くらいは通っている交差点のはずなので「ついうっかり」系でしたが。

で、そのまま進んでいくと、何と成田空港第一ターミナル出発ロビー前へ。うわー、成田空港に車でやってきたのって初めてだーい♪

外から見た限り第一ターミナルはガラガラでした(2020/6時点なので当然です)。写真を撮っていなかったのが残念無念の失敗でありましたが、警備員さんの案内通りにそのまま通過(ターミナル内に入ることについてはお互いの信用信頼もありますしね=実に日本人的ですが)。

このあとは東関道に乗って一気に市川まで帰りました。ミニお出かけではありましたが、久々ということもあり何だか楽しかったなぁ。

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