秩父の千鹿谷鉱泉、営業最終日に初訪問ほか。
これからの10年で、いったいどれだけの温泉宿が暖簾を下ろしてしまうのでしょうか‥。 |
(2020年8月27日訪問、9/15掲載) |
ええっと8/27ですか!わたくしTakemaはその日がフルタイムでお休みなのですが!(大笑)。というわけでいっくぞぉ! |
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関越道を花園ICで下り、いざ秩父方面へ。それにしても、秩父界隈ってずいぶん久しぶり。そもそも秩父を目的地にしたツーリング自体ほとんどなかった気がします。たぶん20世紀の最後のあたり、ぶどう峠や十石峠をバイクで越えた記憶はありますから秩父エリアを通過したのは確かですが、それも「通った」だけですからね。一度だけ上野村界隈を目指したことはありますが、残念ながら上野村は群馬県だから上州か。 |
8月下旬ゆえ花は入れ替わりの時期でした。 玄関回りだけ見ると、まだまだいけそうな雰囲気ではありました。 |
ただいろいろと拝見するに、やっぱりそこそこ古びていて手を入れなければなという箇所が見受けられました。でも、この数日後から解体作業が始まると思えば、これが最後のお姿なんだなぁとしみじみするばかりです。しつこいようですがこの日が営業最終日なので。 |
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玄関を入ると左上画像のようなメッセージが床に置かれており、まさにこの日(8/27)が入浴の最終日であることがわかります。入浴代は各自支払いのようで、お釣りの引き出しがあるところに性善説を感じます。わたしにとっては「最初で最後」なので、所定料金に多少プラスして「寸志」を入れた次第です(何となく金額がわかっちゃいますね)。 |
なぜか源泉蛇口を開けたときの画像がないのはご愛敬ですが、ツルツル感が感じられる良泉でした。前日は朝シャワーを浴びたものの夜は浴びなかったので(自宅では冬も含めてシャワーのみがデフォルト)、ここでしっかり全身を洗わせていただきました。もちろん非加熱源泉を利用し、最後は頭から何度もかぶりました。暑い日だったし、これですっきり‥ |
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最後に「原状復帰」作業(湯冷め防止のため蓋をする)を行い、玄関にあったメモ用紙に記帳して訪問終了。まぁそのあと軒下のベンチで10分くらいドリンク休憩しましたが。汗が引かないのよとにかく(笑)。 |
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大きなお店ではない&コロナ対策として席数を減らしているらしく、何と11:40の段階で「2組目の待ち」でした。あとで調べてみたら開店が11:30だったようで、そのタイミングで満席になってしまったみたい。それにしても平日なのに、ここって人気店なの?そんなわけで検索してみると、もともとは手打ち蕎麦を出荷する工房だったようですが、その隣に上画像のような直営の食堂を建てて今に至るようです。 |
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こちらはくるみダレのつゆが売りのようなのですが、くるみダレだけだとなぁと思い(ノーマルのつゆもセットで付いてくる場合は問題なく頼みます)ノーマルの天ざるを注文。さて人気店のお蕎麦とは‥お、出てきました。 |
まぁ蕎麦のコシについては各人の好みがあるでしょう(あ、山形県東根市の伊勢そばは、自分としては「コシがありすぎでもういいや」と思うのに、しばらく経つと「また食べに行きたいな」と思う感じです(笑))。 |
このお蕎麦がいいんですよ。気に入りました(なかなか来られませんが)。 |
さてこのあとは雁坂トンネルを越えて山梨方面へ。ここから雁坂トンネルまではとにかくワインディングの幅細め国道だったと記憶していましたが、上流部に向かうにつれて道が良くなっていきます。そして‥ |
(思わずその途中にあるパーキングで車を駐めて撮影)。 |
記憶がないのは当然の話で、自分が唯一雁坂トンネル経由で山梨から埼玉秩父に抜けたのは(バイクでした)間違いなく西暦2000年を少し過ぎたあたり。でもって、このループ橋を含む滝沢ダム関係の構造物全ての建設完了は2011年なのですから。20年近く通っていなければ、そりゃ道も変わりますわな。 |
(情報の詳細が抜けていたのね。まぁありがちなことです)。 |
というわけで、一段下がった(戻った)ところにある「やまと天目山温泉」へ。こちらは公共の日帰り入浴施設なのでしょうが、実はこのまた下に老人福祉施設もありそちらでも入浴が可能です(駐車車両が多かったのでパスしましたが)。いずれの湯もアルカリ泉のぬる湯ゆえ(冷たすぎず)、戦の傷を癒やすには絶好だったのだろうなと。 |
先客さんがおられたので湯画像はありません(撮禁掲示はありませんでした)。 |
で、こちらのお湯ですがツルツル感もあり悪くはなかったです。源泉浴槽もあり(でもあれはどう考えてもちょこっと加温していると思います。分析掲示後に源泉温度が上昇しているのでなければ)、屋根付きの露天風呂もありました。なお、公営らしく入館時のコロナ対策はしっかりと行われており、入館時の検温、氏名と連絡先記入は必須です。あ、退館時間も記入する欄があったのに、退館時なぜか「それはいいです」とのこと。せっかくならやればいいのに。休憩で長時間滞在する方も多いはずなので。 |
(個人的見解です)。 |
前にも書いたことがありますが、かつての中央線、特急や急行はもちろん、笹子峠を越える区間では普通列車でも、 |
と、あの弁当立ち売り系カゴを懸けた売り子さんが車内を回っていたものでした(ちなみに記憶の限りでいえば、当時の売り子さんの多くは「笹子餅はいかがですか」という明瞭発音ではなく、少しラフな感じでの声掛けだったと思います)。 |
と感じの目が点モード。草餅で肉厚、アンコもそれほど甘くはなくて。自分は甘いお菓子はあまり積極的に食べるほうではないのですが、結構気に入りました。 |
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もっともこれはこの日お仕事に邁進していたおしんこどんへのお土産なので、購入後すぐに食べることはなくこのまま帰宅の途に。大月ICから中央道に乗ったわけですが、さすがの中央道も平日午後の上り線は空いているかと思ったら、調布界隈で事故渋滞(苦笑)。 |
というわけでこの日は日保ち優先で厚岸の牡蠣(頂き物)を食することに。当然の助動詞的にウマウマであったことはいうまでもありません。そして(画像がないのは大失敗でしたが)笹子餅も翌日しっかりといただきました。少し固くなっていたとは思いますがこちらも絶品。個人的には「フニャ餅よりやや歯ごたえのある餅のほうが好き」ですので、かえってヨカッタのかもしれません。 |
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