さあいよいよEdinburghから出発!


fiat

レンタカーは日本から予約していったのですが(そのほうが安い。レンタカー会社とCITICARDの割引とで随分安くあがった記憶がある)、オートマよりマニュアルのほうがさらに安い!ということでマニュアル車に。昔NZではマニュアル乗ってたんだったし、ちょっと乗ってるうちに慣れるだろ、と思ったのからなのですが、エディンバラの駅で借りて、15mほど走ったところでいきなり渋滞の坂道発進×3回とは参った。もっとも、おかげですぐに勘を取り戻せたけれど。車はなぜかイタリア車(FIAT)。まあ、新車に近かったし、滅多に乗れないだろうからなあと思って、別に不満には思わなかったのだけれど、日本と同じ右ハンドルでも、ワイパーとウィンカーの操作が日本とは逆なのでつい何度も間違えた。左折しようとウィンカー出したつもりがワイパー動かしたりとかね。

道路事情はまあまあです。エディンバラの市内はともかく(車は多いし坂も多い)、郊外に出れば車も少なく快適。ラウンドアバウトさえ注意すればね。これになれてない人は、車を借りる前にそういう交差点に行って、みんながどんな風に走っているのか、どこでウィンカーをどう出すべきなのかを学習しておいた方がいいでしょう(自分はNZでそうやって理解した)。

さて、車を借りて地図も買って(おまけでくれる地図では物足りないし、記念にもなるので、必ず大判のロードマップを買うことにしている)一気にグラスゴー経由でObanまで行くことに。町の見物は元々それほど興味ないので、グラスゴーはモーターウェイでそのまま通過(何ともったいない!という人もいるだろうけれど)。

いくつか寄り道したりしながらObanに着いたのは4:00ころ。今日からはキャンプで、と思っていたのだけれど、ガスのカートリッジを売っている店が見つからない!いや、Infoで聞いたりして、何軒かはあったのだけれど、いかんせんキャンガスしか置いてないわけですね。自分のはEPI だから合わないのですよ。EPI も元々はイギリスのメーカーなんだからどこにでもあるだろうとたかをくくっていたのが運の尽き。そうしてるうちにも店はどんどん閉まり出すし、メシの買い出しもまだ。仕方ない、ランタンの使用はあきらめようと思ってスーパーに買い出しに。さて、メシ・酒の買い出しも終わってキャンプ場に行ってみたら、あれまあよく混んでいること。なんだか日本のオートキャンプ場状態だぞ。

Oban
すでにめぼしいサイトはなくなっていたので、やむを得ずど真ん中に張ることにする(写真)。さて、メシにするか・・と思って、キッチンを探すがそれらしき場所はどこにもない。

それまで知らなかったのですが、Scotland のキャンプ場にはキッチンがついてなかったんですね。てっきり「NZの親分格なんだからそれくらいあるだろう」と思っていたのですが。

さて、ここで大問題。ガスのカートリッジが手に入れられなかったことにより、ランタンはおろか、今晩は火そのものが使えなくなってしまったわけです。「うーん肉野菜炒めやろうと思って買ってきたこの肉どうすればいいんだよー」と思っても後の祭り。この夜は、やむなく残りの、火を使わなくともなんとか食えるものを細々と食べたのですね。とはいっても、夕方になってもういい加減涼しい日陰で、冷え切ったベークドビーンズの缶詰食べながらビール飲んでるわけですから、気分はもう最低です。

あっちでキャンプをしようと思ってる人が居たら、燃料だけは手に入れられる所で早めに入手しておくことを強くおすすめします。こいつだって、Windermere で売ってるの知ってたのに買わないで泣きを見たわけですから。なお、温水シャワーはどこにでもちゃんとあります。

あと、夏だからといってScotland を甘く見ては行けません。長袖は必携?それは当たり前。こいつはこの夜のあまりの寒さに耐えかね、翌日 Fort William でカリマーのフリースを買いました。実は、以前の彼女にプレゼントとしてあげたはずの寝袋がなぜか自分の所にあって、「コンパクトでいいからこれ持ってこう」と持ってきたのが運の尽き。女性用で丈が短く、すっぽり入っても両肩はどうしても外に出てしまうんですよ。寒さは肩からっていうじゃないですか。

夏のScotland は日が長いです。22:30くらいまでは平気で明るいです。それはいいのですが、このキャンプ場は家族連れが多く、子供達が22:00すぎてもうきゃうきゃとはしゃいでいるので眠れなかったぞ。それにしてあのガキ、5:30ころにはもう起きてやがった。いったいいつ寝てるんだ?まさか冬に寝だめしてるわけじゃああるまいにと、あの時本気で思いました。

そんなわけでScotlandの1泊目は少々出端をくじかれた感じだったのですが、でもこれはこれで楽しかったわけで、まあいい思い出ですわ。翌日は寒さで早々に目が覚めてしまい、まだ暗いうちからシャワーを浴びて、日の出とともに出発。目指すは・・・

 スカイ島はmidgeの故郷とでもいうべきか?

 スコットランド パブで飲んだくれの旅