おすすめ温泉編(順番は思いつきです):その1
(1) 玉川温泉露天風呂(2輪マップル東北版P86 B3)
玉川温泉の湯治棟に泊まり、源泉近くにある露天風呂へ。しかし問題はその場所にある。観光客もたくさん通る遊歩道のすぐ脇にあるのだ。このあたりは広々としていて、隠れて着替える場所も全くない。それでも入ったには入ったのだが(真っ昼間から伊豆修善寺温泉の「とっこの湯」に入れるあなたなら大丈夫です)、やはりこっち向けてシャッター押されたりするとどうも落ち着かない。考えることは皆同じらしく、それならばと夜遅く行ってみたらカップルが入っていた。ということで、この写真は朝一番、泊まり客もまだほとんどいない時間に撮ったもの。湯は灰色をしていて(少し離れた場所でどどどっと湧きだしている源泉は無色透明なのだが)、温度も適温。実にいいお風呂である。 なお、ここには「岩盤(がんま)」といわれる天然のオンドルの小屋掛けがあり、湯治で長逗留している人は皆そちらの小屋のなかで寝転がっていた。なお、その道のプロは浴衣で寝ますが、我々素人は短パンだったりします。さて、自分もまねしてみたのだが地熱のせいでかなり熱い。オンドルというよりはサウナだ。ここに来たら是非おためしあれ。宿は一軒で、混んでいるときが多いから、湯治棟(自炊大部屋)の空きがないかどうか聞いてみるのがいいと思いますよ(当然湯治客優先ですが、空いていれば泊めてもらえることもあります。湯治のおばちゃん達とお話したりするのがまた何ともいえず楽しかったりします。)。ただし最低限の食べ物はあらかじめ用意していった方がいいです。
(2) 夏油温泉洞窟風呂(マップルP61 E1)
夏油温泉の露天風呂については既に多くの方が語っておられるのでここでは触れません。ただ、「元湯夏油」とはちょっと別の場所にある洞窟風呂についてはあまり書かれていないことが多いように思うので。場所は同じ夏油温泉ですが、元湯とは川を挟んで反対側にあります。写真はかなり奥から入り口方面を撮ったもので、フラッシュたいてるから明るく見えますが、実際はほぼ真っ暗。ここでレンズのキャップを落としてしまい、一時は唖然とした記憶があります。湯温はちょっとぬるめだったと思いますが、洞窟内ゆえ湿度はまさに100%といってもいいでしょう。湯に浸かっていない顔のあたりはまさに低温サウナそのもので、思い切り汗かきます。覚悟して下さい。当然混浴です。
(3) 青荷温泉(マップルP102 B5)
「ランプの宿」として一部で有名だと思いますが、宿泊料金は民宿に毛の生えた程度で悪くありません。ある種の商売上手だとも思うのですが、宿の人は基本的に親切ですから結構落ち着けます。あえて難点を言うならおばちゃん比率が高めでちょっとうるさいことかなあ。その場合、本館の他に離れの「山下館」というほうに泊めてもらえるかどうか聞いてみるといいかも知れません。建物は古いですが清潔で、何よりも川の音以外聞こえない静寂さがいいです。さて、車で来た人は宿の上にある駐車場に車を停め、歩いてくることになるのですが、バイクの場合は許可を得た上で宿前まで降りてこられるようです(必ず事前に許可を得て下さい。最初から険悪な雰囲気にならないためにも。)夕食についてくる昔懐かしのトコロテンも個人的には好きです(いつも出てくるわけじゃないんだろうけれど)。さて、この宿の温泉は主に3つ。他にも女性専用風呂があるらしいけれど、基本的には全て混浴です。一番渋めの内風呂(写真上)はまさに「日本の正しい風呂!」といった感じで、朝の日ざし が差し込んでくるときの雰囲気はもうたまらないったらありゃしません。なお、このお風呂は脱衣場のみ男女別で、中に入ったら混浴ですから女性の方は念のため注意しましょう。この内湯の建物のすぐ前に大きめの露天風呂があります。ここもいい雰囲気ではあるのですが、言っちゃ悪いがどこにでもあるような感じなのでこれ以上はコメントしません。そのすぐ近くに樽風呂があります(写真下)。何だか情けない姿ですがこっちのほうが自分としてはお気に入りです。こういうの好きなんだよなあ。ここ、冬はスノーモービルで送迎ということだけれど、一度冬に来てみたいなあ。
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