ちょっと東北ツーリング:ここがいい! 


 おすすめ温泉編(順番は思いつきです):その2

(4) 川原毛の大湯滝
近年ツーリング雑誌の定番となってしまった「東北のカムイワッカ」。滝そのものが温泉です。駐車場から10分ほど山道を降りたところにあります。脱衣場があるので(使ったことないけど)女性でも安心(でも水着着られると何だかこっちのほうがどぎまぎしてしまうのはなぜ?)ここで気を付けたいのは、雨のあとなどは川そのものの温度が低下してしまうのでぬるい(寒くて入れない)事もあるということ。そんなときは、駐車場付近の河原に自分で湯船を作って入りましょう。あちこちでお湯が沸き出しているので、人の目さえ気にしなければなかなか風情があっていいものです。時間的には17:00を過ぎるとぐんと人が少なくなるような気がします。さて、ここまで来たなら是非やって欲しいことが2つ。
【その1】写真左

せっかくだから、修行僧よろしく滝に打たれてしまいましょう。ただ、酸性のお湯なので目あけてるとしみます。

【その2】写真右(Takemaが滝壺にはまってます)

ここの滝はかなり大きく、3段に別れています。裸で登るのは恥ずかしくもあるのですが、1段目と2段目の滝壺に入りに行くのも面白いです。もちろん傾斜はきついのでこけたら確実にけがします(傷口に温泉がしみて因幡の白ウサギ状態になりそうだし)。でも、自信のある人は是非トライしに行って下さい。一風変わった天然湯船で気持ちいいです。

なお、ここに来る場合の本拠地としては「木地山高原キャンプ場」がおすすめです。お盆の時などはかなり混み合うそうですが、8月の下旬に行ったときは全部で3張りしかありませんでした。有料のキャンプ場ですが、ここには併設の露天風呂がある!もちろんキャンプしている人なら無料で利用できます。男女別なので安心(=残念)。洗い場がないのが難点ですが、歩いて風呂行って、いくつかある湯船を独占して、星を見上げながら飲む吟醸酒は絶品!(なお近くには商店がないので、必ずどっかで買い出ししてからくること)。ホントにいいところなので是非行ってみて下さい。さらに言えば泥湯もいいですよ。露天風呂もありますが、あれは宿の持ち物なのかなあ。さらにもう一つ。稲庭に近いので、昼飯は是非是非稲庭うどんを食べに行って下さい。takemaは普段はソバ派なのですが、ここのうどんにはやっぱりはまりました。また、お店で「うどんの端っこ」買ってきてキャンプ場でゆでるのもすばらしいアイデアです。とにかくこのあたりは見どころ食いどころ風呂どころがたくさんあるので、ゆっくりと何日もかけてうろうろするにこしたことはありません。
(6) 荒湯地獄(マップルP56 B5)

ここも一部の秘湯マニアの宝物の世界から徐々にメジャーになりつつあるようです。でも、看板も何もあるわけじゃないからまだまだマイナーだし、道から奥まったところにあるものだから、知らずに通り過ぎてしまう人も多いんじゃないでしょうか。荒湯地獄のどこに風呂があるのかは自分で探して下さい。ただし、有毒ガスエリアにあるから、風向きの悪いときなんかはやっぱり入らない方がいいような気もします。なお、建造物があるわけでもないので、やっぱりスコップとドカシーはあったほうがいいですね。もっともスコップもって旅するライダーがそうそういるとは思えませんが。自分は8月下旬の午後、3時間くらいここでうだうだしてましたが、その間誰一人来ませんでした。その時は自分の野性の勘(もともとここにこんなのがあるなんて知らなかった)にびっくりしつつ湯疲れするくらい入ったものでしたが、今はもっとたくさん人が来るんだろうなあ。有名になって欲しくないような、でもここの良さをしってもらいたいような複雑な気持ちです。ゴミ投棄がひどいため立入禁止 !ってなことにならなければいいのですがね。

なお、鬼首の「吹上高原キャンプ場」にも温泉設備が併設されています。木地山とちがってもっと立派な温泉施設だけれど、悲しいかな閉館時間が妙に早かった気がしたぞ。早めにキャンプ場に着くように心がけた方がいいです。でもここ、無茶苦茶広くて気分良かったぞ。

このあたりには湯浜温泉や湯ノ倉温泉など、シブ好みの温泉がいくつかありますし、入れなくとも、小安峡の噴湯や川原毛地獄など、見どころもたくさんあります。東北早まわりもいいですが、どっぷり腰を落ち着けてうろついてみると見えなかったものが見えてくるものです。ゆっくり楽しみましょうよ!


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