頂上の平らな岩は、端っこまでいくとスパッと切れてるので結構恐い。いつになく消極的?なポーズなのもそのため。
さて、そんなこんなで頂上到着。とはいっても前ページの最初の写真でわかるとおり、ホントの頂上に行くのにはクライミングの装備が必要で、フツーに行かれるのはその直下、平たい岩(10畳くらいの広さ)の上まで。そこに上がるのも(ほんの2-3mくらいだけれど)ちょっと岩をよじることになる。岩の上は180°の展望が開けるが、残念ながら頂上岩が邪魔をしてくれるおかげで宮之浦岳は見ることができないのが残念。
そのかわりに、遙か彼方に安房の港や町並み、太平洋がしっかりみえるのはうれしい。眼下には荒川をせき止めた尾白ダムが見え、そのすぐ上に今や地元焼酎の名前にもなった愛子岳がそそり立っている。12月末ゆえ風が吹くとちと寒いけれど、まずは上機嫌でビールタイムっ!。
ちなみに、ホントの頂上岩(天柱石)とこの平たい岩の間には幅20cm、深さ3mくらいの亀裂が続いている。人間が落ちる心配はないけれど、ザックから出した荷物なんかを落としたらピックアップは不可能。財布なんぞ落としたらとんでもないことになるので、小物を岩の上に広げるなんてことはしないほうが無難。ザックもしっかり口を閉じて休憩を。
岩の上で安定姿勢のままはしゃぐおしんこどん。ちなみにこのあと本格的に就寝した。
天柱石には登れそうもないので、せめてもの悪あがきで小岩に登って満足したようです。
なんだか日本庭園の中にいるような、そんな感じの森が続く下り道でありました。
頂上から下る途中にちょっとしたアクシデントなどあって、屋久杉ランドに戻ってきたのはちょうど17:30。この時期、この時間を過ぎると暗くなるのでタイムリミットぎりぎりではあったけれど、まぁ程良い汗のかけるお気楽ハイキングといったところですね。屋久島に来てちょっと暇な一日があったら行ってみたら的な山でありました。