一気に2つの峠を走り抜けて幌加温泉へ



石北峠の売店はどこも昔ながらの「いい味」を出してました。アイスも美味しかったし。

雄別鉱山跡からは、阿寒〜釧北峠〜津別〜北見と一気に走り抜けます(あ、昼飯食べたっけ(^.^);、ガソリンも入れたっけ(^.^);、)。最初は曇天でしたが、阿寒湖の手前から一気に晴れ始め、阿寒湖は快晴。それでもなぜか湖畔に行こうとはしない我々なのですが。今考えればオンネトーくらいは行っておけば良かったかなと思いますが。

北見でガソリンを入れてから休憩なしで来ていたので、石北峠でちょっと長めの休憩。狭い駐車場ですがガラガラ。こちらがバイクのエンジンを止めると、「はぁ〜い、ソフトクリームはいかがですかぁ」の声。それにつられて1個買ったんですが、予想に反して?なかなかの味。しかし、この一風うらぶれた感じの峠の雰囲気、改めてみると結構好きだなぁ。最近はどこに行っても大同小異金太郎飴の「道の駅」に慣れちゃってましたから、かえってこういう昔懐かし系のほうがツボにしっくりくるのかもしれません。

そして次の休憩は三国峠パーキング。ここまで来ればもう幌加温泉までは一投足ですから今さら休憩しなくても良さそうなものですが、なんだかここに来ると条件反射というかパブロフの犬というか、ついつい休んじゃうんです。何をするわけでもないのですが。

続いて十勝三股まで降りると、これまたパブロフ系の「三股山荘」へお立ち寄り。もうあと数kmで宿に到着するのに、途中で極力休まず、ここまできて各駅停車になるのも不思議なものです。2年前もここで「畑のランチ」とかを食べてたっけ。今回は何と「コーラフロート」などという、たぶんここ20年は頼んだことのなかったであろう懐かしメニューをオーダーしておりました(もうすぐ夕食だしね)。



三股山荘。すぐ裏手には旧士幌線十勝三股駅があった。ルピナスのシーズンには一面のお花畑。

さぁって、そんなわけでラストラン♪。とはいってもほんの数分で着いてしまう近さの幌加温泉。たった2軒の小さな温泉。

しかしこの温泉にはいったい何度来たことでしょう。東大雪のニペソツ登山の時もそうだったし、バイクに乗るようになってからはたぶん(のべで)20回近くは来ていると思います。岩間温泉の帰りに汗を流しに寄るという本末転倒?のパターンもあったなぁ。でもそれらの「この温泉」とは、ただ1回、ニペソツ山登山の帰りがけに鹿の谷旅館のお風呂に入った時以外は、すべて川べりの無料露天風呂利用でした。

しかし!今回の北海道過積載タンデムキャンプツーリング(あ〜長くてうっとぉしいネーミング!)も、今晩が最後の夜なのです。明日のこの時間はもうフェリーに乗り込んでいる頃。とくれば、最後の夜くらいは宿でのんびりしてもいいじゃないの!という気持ちでした。それに、せっかくここまで全て乾いているテントその他を、最後の最後でびしょ濡れにして持ち帰りたくなかったし(^.^)。

というわけでこの日の朝、Tマップルに載っている電話番号に電話を入れてみたら、何と「空いてますよ」という有り難いお言葉(ちなみに土曜の夜です)。それならばということで即決!したわけですね。ちなみに、鹿の谷旅館(上記)さんは基本的に全て自炊形式のようです。2食付きで楽をしたいのならこちらの「ホロカ温泉旅館」しかないようですね。

道の行き止まりまで一気にバイクで登りつめ、さぁ着いた!‥と思ったら、どうも明後日の方角からパンパンと手をたたく音がする。何だ何だと思っていたら、しまった、うちらの宿はすぐ下手(「へた」なんて読まないでね)の方でした。行き過ぎちゃったのね(笑)。ま、何はともあれ着いたぞ!

 

もともとバイクで行くということは電話で連絡してありました。そうしたらご主人から、「玄関前の屋根の下に止めていいですよ」とのありがたいおことば。「やっぱりバイクの場合は濡れちゃうと大変だしね」とのことで、おかげで必要最小限の荷物(左サイドパニアに集約済→上右写真では既に取り外してますね)以外はくくりつけたままで済みました。さらにはこの夜、かなりの雨が!でも、屋根あり駐輪場に停めさせていただいたので全然気にならず、「ふ〜ん、降ってるのね」くらいの気持ちでいられました。ありがとうございました。

さて、ここ「ホロカ温泉旅館」の雰囲気については次ページでね。