そして連泊、買い出しとマッキーお散歩でのんびり。

そして翌朝もいい天気。「北の大地を走り込む」ことにどうみても貪欲とは思えないTakema&おしんこどんが目覚めた頃、すでにNOBUさん、としさんともに朝食を終え、特にとしさんなどはすでに撤収もあらかた終わり加減という最終段階にまで至っていたのでありました。としさんを見送り、NOBUさんの撤収作業を見ながらのんびり(いや、「だらだら」という形容のほうが正しいかも)プリンやらゼリーやらを食べているうちに、NOBUさんもいよいよ出発完了。やるなぁ、早いなぁって、うちらが何事も遅いだけなんだって。

そんなうちらも、遅々たるスピードではありながらも撤収作業に入り始めました。寝袋をスタッフザックに詰め、タープを半面外し(上の写真がまさにそれですね)、そしてテントのフライを外し、フレームを外し‥たところで、管理人の宮代さん登場。しばし(いや、かなり)話し込ませていただくことに。今日はかなり暑くなるということ、このキャンプ場での楽しみ、自分が前回訪れたときのこと云々。

そんな話をしているうちに、また今年も(爆)、自分の中で何かがはじけた。

「晴れだからこそのんびりする価値があるんじゃないか!よし、今日は連泊だぁ!」
(あ〜あ、今年もこうなっちゃったのね)

そうなるともう話は早い。再びテントを立ち上げ、荷物をテント内に放り込みなおせば「原状復帰完了」。そうして、すでにして熱くなってきた体をほぐすべくすぐさま冷蔵庫へと向かい、冷え冷えのビールをプシュっ。あぁ懲りない我々よ。

そうしてしばし(いや、丸々午前中は)、ずっと管理棟旧教室内でうだうだ。漫画に読みふけるTakema、うちらのサイトとはかなり離れたところにテントを張っていて、同じく連泊ご家族の子供たちの調教にいそしむおしんこどんと、まぁ思い思いに時を過ごしたのでありました。なに、そんなことわざわざ北海道に来なくてもできるんじゃないかって?いや、こういうのをこういう時にやるからいいんですよ。

しかし、午後一時を回ったところでさすがにお腹のほうも減ってきました。しかしもともと連泊の予定はありませんでしたから、手持ちの食料はなし。というわけで、本日のミニツーリング=白糠に昼飯&買い出しにいざ出発です。音別にはAコープほかいくつかの商店がありますが、いずれも規模が小さく、また少々難のあるお店もないわけではない(ここでは書けませんので興味のある方は宮代さんに直接お聞き下さい)というわけで、少々遠出をしようというわけです。

「白糠の手前の丘を越えたあたりでスピードやってるから気をつけて」という宮代さんのアドバイスは適切でした。この日も、そしてこの翌日釧路に向かったときも、ここでは取り締まりの真っ最中。登坂車線のある丘を登りきったあたりでは慎重にね>皆さん。まぁ一人の場合はともかく、タンデムの今回はかなりスピードも抑えめだったTakemaなのですが。

国道38号沿いにある「レストランはまなす」でかなり遅めの昼食、そしてすぐ隣のスーパー(確かに音別とは比べものにならないほどの品揃え。満足!)で買い出しを終えたところで、おしんこどんから「海辺に行ってみようよ」のリクエストが出されました。案外海岸にアプローチできる道も少ないので、町中から海辺に出てみました。そうしたらそこには‥

 

なぜこんなところで馬が放し飼いにされているのでしょう?しかも浜辺で全然草のないところでくつろぐ彼ら、日がな一日こうして過ごしているのでしょうか?実は、海岸の防波堤の外側に(!)小さな牧場があって、そこで飼われている馬たちのようです。草は防波堤の脇に牧草ロールが置いてありますから、どうやら「そっちで食べて浜辺でくつろぐ」というのが彼らの日課なのでしょうか?それにしても何だか不思議な後景でした。

さて、再びYAMANONAKAカムイミンタラキャンプ場に戻ったのは15:30ころ。再び管理人の宮代さんと話していたら、ふとしたことから、こちらで飼われている愛犬マッキーのお散歩を買ってでることに(笑)。だいたい3km、林道を川に沿ってさかのぼり、3つ目の橋あたりまでが所定のコースですが、もうここから奥は山おやじが出てもおかしくないエリア。まぁご夫妻は毎日行かれていることだし、マッキーもいるしということで、こういうのが好きなおしんこどんに半ば強引に引き受けさせたというのが本当のところ(笑)。

 

そして、いざ出発!車も全然通らない林道を奥へと向かいます。いざというときはマッキー君、頼んだよ。程なく進んだところで「熊出没注意」の手作り看板発見。後で聞いたら、「出没しそうだから警告の意味で」ではなく、それこそ「前にここに出没したから」立てられたものだそうです。お〜コワ(笑)。ま、帰ってきた後に聞いたのがよかったかも(爆)。

 

林の中の道を行き、お約束の三つ目橋のたもと、今は使われていない?牧草地に到着!ここで草地に入ったマッキー君は、喜びのあまりに走り出しました。いやぁその引きの強いこと強いこと。上の写真ではそうも見えませんが、このあと「引きずられるおしんこどん」、大変そうでした。

そんなわけで、無事お散歩を終えて帰着。実は途中でマッキーくんが「彼のみぞ知る薮の中」から古い鹿の関節を引きずり出してきたときはたまげたりしましたが(最初はカラスの頭かと思った)、宮代さんいわく「ああ、あそこから持ってきましたか」。ご存知だったんですね。よかったヨカッタ。

この夜は、ソロライダーの方とうちらと3人で静かに宴会。しかし、さすがに白糠まで足をのばしただけあって今夜も食卓は豪華。ご一緒させていただいたYさんとはこのような話というかやりとりをしたような記憶があります。
「え、Yさん生ガキ駄目なんですか?食感が?そりゃ残念ですねぇ、美味しいのに。うーん、じゃ、これ、ホヤなんかはどうですか?え?食べたことない?どんな味って、えーっと、ちょっと苦くて、まぁ酒のつまみには最高なんですけれどね、え、食感?う〜ん、何と形容したらいいですかねぇ、まぁ生ガキにも似ていないこともないんですけれどねぇ、まずものは試しということでパクッとやってみて下さい。え、ウマイ?大丈夫、いけますか!そりゃよかったぁ。じゃ、次に豚トロ焼いてますからこれも食べてくださいね。え、食べたことない?じゃ、これもチャレンジ組ですねぇ。さぁさ焼けましたんでどうぞ。え、これってメチャ旨ですって?ええそう、これ、豚トロです。結構どこでも売ってますよ。今度は是非自分でもやってみて下さいね。あ、Yさん、焼酎切れてますよ、もう少しいかがです?
‥たく、食べ物を勧めているんだか強引に押しつけて楽しんでいるんだかよくわからない感じでしたなぁ。Yさん、おつかれのところうちらに付き合わせてしまい申し訳ありませんでした!

さ、そんなわけでいよいよ明日はさらに東に向けて移動じゃあ!といいたいところなんですが、実はここ数日、Takemaの身体に変調が起こっていたのです!いっくぞぉ病院(笑)。