われわれの「聖地」多和平に顔出し。しかし‥


さて鶴居で一夜を過ごしたわれわれは、翌日この近くをぐるっと回ってくることにしました。少々雲が低いあやしげな天気なので、あまり遠出をしないで、いざ降り出したらすぐ帰ってこられる場所、それは「多和平」。じつはうちら夫婦が初めて一緒にキャンプをしたのはここだったんです。というわけで、鶴居から磯分内を経由して多和へと向かうことに。

鶴居から北上し、中オソツベツの交差点を磯分内方面に少し進んだところでその悲しい出来事は突然起こりました。

やや下り坂の直線道路、前後に車の姿はなく、快調に走っていたCBR1100XXのフロントカウルに小さな何かがあたり‥ぽんと道の脇に落ちた‥。

「ん?何?今のは?」

100mちょい行ったところで止まったわれわれは、あんまりいい気分のしないままバイクを戻し、そして捜索開始。この辺だったかなぁというあたりでおしんこどんが発見しました。「あれだ。」



事故現場はこちらでした。マウスオンすると‥‥うーむ。

ごめんねスズメくん。

あたりまえながらまだ暖かい遺骸。しかしその命は完全にこときれておりました。しばしごめんと心の中で祈った後、道の脇の草むらへ。もう一度ここから新しい命としてよみがえってね。

さてそこから磯分内を経由して多和まではほんの一投足。曇天の釧路から北に上がってきたせいか、天候はぐぅっとましになり気温も上昇。時折青空までも見えるようになってきました。

 

そうなんです、うちらの最初のキャンプはここ。右写真のテーブルで朝飯を食べたんだっけ。懐かしいなぁ。

さて、ここ多和で早めの昼ご飯を食べ、この後どうしようかと考えます。天気はとりあえず回復傾向ですがずっと北側のほうはかなり雲が出てようですから、あまり北まで走っていくと「雨具隊出動」なんてことにもなりかねません。というわけで、とりあえず小清水峠まで上がってみることにしました。それにしても、今年も行かれなかったなぁ和琴半島周辺。まだ一度も行ってないんだけれど(^.^)。



小清水峠までの道道はいつ来ても車が少なくて快適に走れる。
白と黒のパンダみたいな車も見たことないし(笑)。

そんなわけで、小清水峠のパーキング(駐車公園の方じゃなくて、峠の頂上からさらに分岐して登って行くほうのやつです)に今年も到着!ここは何だか毎年のように訪れている場所で、藻琴山ハイキングの登山口のみならず、水は美味しいし、人は少ないし、屈斜路湖の展望台も結構いいしでかなりのお気に入りです。それだけではなく、ここにはもう一つ、特におしんこどんがハマってしまう系のお楽しみがあるのです。それは‥

「エゾシマリスへの餌付け」。

餌付けは野生動物の捕食能力を低下させ、たとえばキタキツネのように「人から餌をもらうことを覚える→キャンパーの食料をあさる」などのようにかえって人間に弊害を及ぼすことまでもあることは当然知っています。ヒグマなども同じですね。でも、ここでは小清水町直営の売店で餌(ひまわりの種)を売っていることもあって、やはりついつい‥。

まぁ、シマリスの様子などは次のページでお楽しみ下さい。