いよいよ来ました!(実はお店を出るときの写真なんですが)

連休最終日の昼食はここ!と決めていたのが「味のや」さん。「くまばいく」ウェブサイトにおける「北海道B級グルメ」掲載から端を発し、いまや一部のネット系ライダーの間で絶大なる人気スポットとなっているのがこのお店なんですね。

ちなみに「くまばいく」におけるB級グルメの定義はといえば‥
1.安くて旨いのはあたりまえ!
2.食べたら幸せな気分になれる。
さらに、お店の人がフレンドリーでいい感じだったりするとポイント高し。

(以上、くまばいくサイトより無断で抜粋(笑))。
ということのようで、いわゆる「隠れたいい店」と同義に近いといえそうですね。となれば「ここにはじぇったいに行かずばなるまい」となるのは理の当然ということで、祝日ということもあり事前に開店日かどうかの確認までした上でおじゃましたわけです。ですから、変な言い方をすれば「かなり鼻息荒く乗り込んだ」といえなくもありません。

お店に着いたのは11:20頃でした。いつでもどこでもそうなのですが、昼を外食にするときは極力開店直後にと決めています。12:00〜13:00の「昼飯メインタイム」はお店の人も忙しくてゆっくり話も出来ないでしょうし、何より開店直後はまだ席も空いていて「すぐ座れる」というのが魅力ですからね。この作戦は今回も正解、まだ他にお客さんはいませんでした。

「あのぉ、先日お電話した、「くまばいく」の○○さんの知り合いのTakemaと申しますが‥」

このあと、お店の方々が我々をまるで旧知の間柄のように接してくださったことはいうまでもありません。もちろん、名乗らずにただの旅行者としてお店に行っても、このお店の皆さんなら同じように接してくださるのでしょうけれど(「じゃあ同じじゃないか!」という激しいツッコミは却下ね)。

しばし「くまばいく」のてっちゃんゆんさん談義に花が咲きます。いわく、「ち○さん達にはお店のマッチをあげたんだけれどね、てっちゃんたちにはあげられなかったんだよ」「てっちゃんはここ帯広のかなりの豚丼店を制覇してるよ」etc。

てっちゃんやゆんさんとはネットで知り合ったとはいえ、そのあと何度も色々なところでご一緒しているわけで、お店の人と話していると、まるでこのカウンターの横にお二人が座っている錯覚に陥りそうなくらいに話が盛り上がりました。



「味のや」さんの不思議

店内を見渡してふと気づいたのは「カレンダーの多さ」。上の写真に見えているだけでも7つ見えますが(北海道の地図もカレンダー付き)、店内全体では、確認しただけで何と14種類のカレンダーが掲示されていました。これだけあれば日付を間違えることもないでしょうが、やっぱり不思議です。
2003/11月注

実はこのページを印刷して味のやさんにお送りしたところ、わざわざお礼のお電話をいただきました。その中でカレンダーの話になったのですが、実は「出入りのお客さんや業者さんがわざわざ持ってきてくれるカレンダーなのだから、使わないままでは失礼だし」ということで全てを掲示しているということなのだそうです。そ、そのお心配りにまたもや感服してしまったTakema夫婦なのでありました。
そろそろ注文です。「くまばいくセットぉ!」と、メニューに存在していない品を声高く注文しようか!とも思ったのですが、量がすごい(肉もご飯もてんこ盛りの丼にラーメン)!という話だったのであっさりと諦め、案外とベーシックに「豚丼とラーメン一つずつ、取り皿もいただいて分ける」という選択をいたしました。だって、本来小食のTakemaは、同時に「料理を残すのは客の仁義にもとる」というポリシーの保持者でもありますから、こりゃ仕方ないのであります。

そして待つことしばし、いよいよ豚丼&ラーメン(味噌)の堂々たる入場です!

うっはぁ♪豚丼には厚みのあるお肉がこれでもか系でどどんとのせられています。おツユもたっぷり、そしてお肉の下にはご飯がたっぷり!ほかの店とはお肉、ご飯の量ともども比較にならないボリュームです(って、他では1ヶ所でしか食べたことがないんですが、確かに全然違うんです)。これにおみそ汁と香の物が付いて650円とは、や、安い〜!

そしてもう一品の味噌ラーメン、ついついいつもはコッテリ系を嗜好してしまうTakemaですが、若干さっぱり系のスープは豚丼とよく合います。お互いにお皿に取り分けて食べる、う〜ん、これぞランチの悦楽という以外にありません!

おっとっと、メインディッシュの横にあるおみそ汁の存在を忘れちゃいけません。ほくほくジャガイモ(メークイン)入りのおみそ汁、おいもを口に含むとほろほろとくずれていくじゃありませんか。本来煮くずれしにくいメークインですが、聞くと「農家から完熟のものをもらってきているからね」とのこと。なるほどぉ!(ちなみに通常はワカメのおみそ汁だそうです)



よぉっし、いただくぞぉ系の笑顔ですな。

さて、うまうまと食べているうちにいよいよお昼時です。出前注文の電話がひっきりなしに鳴り出します。しかもその内容が半端じゃない、1件あたりの内容が、たとえば「豚丼5個にラーメンが4個、それと○○2個と××3個ね」というような注文です。そんな怒涛の注文に応えんがため、お店の方々はてんやわんやにおぼんこぼん、阪神巨人にハッパフミフミという感じ(どんな感じなんだろう?かえってわかりにくいですな)でてきぱきと調理開始。あ〜、やっぱり早めに来ておいてよかった。

さて、名残は尽きねどそろそろ出発しなけりゃなりません。と、お店の方がマッチを取り出して「これ、どうぞ」。やったぁ、てっちゃんたちがまだ入手していないという「味のやマッチ」だぁ!

でも、てっちゃん、ゆんさん、ご安心下さい。そのうちどこかでお会いするでしょうからということで、味のやさんからいただいたお二人分の味のやマッチ×6個を現在当方にて保管中です。どこかのキャンプ場でお渡しできる日までしばしお待ち下さいな(以上、個人的連絡!)。

しかし、これだけでは済みません。「あなた達が今日来ると聞いていたんで、昨日農家からもらった自家用トウキビを茹でておいたんだよ、時期的には遅いけれど完熟だから美味しいはずだし、よかったら車の中で食べてちょうだいね」

何だかお世話になりっぱなしのままお店をあとにしました(ホント)。味のやの皆さん、本当にありがとうございました。そしててっちゃんゆんさん、ナイスな(死語)お店を教えていただきこれまたありがとうございました。よぉ〜し、来年も北海道に来たら絶対に寄らせてもらうぞぉ!



千歳方面への帰り道、運転中にトウキビかじってます。甘くて美味しかった!

さて、お店を出たのはすでに13:00を回ったあたり。今日中に千歳まで車で戻り、千葉まで帰らねばならないのですから、普通ならいよいよあとはまっすぐに日勝峠へ向かい‥となりそうですが、ふっふっふ、三菱コルトはこのあとなぜか微妙に釧路方面へと向かっていくのでありました。