さて、去年に引き続きの幌加温泉。ここには2軒の宿がありますが、もう一つの鹿ノ谷旅館さんはその昔にお風呂をいただいただけで、うちらが泊まるのはいつもこっち(ホロカ温泉旅館)。すぐ下にある無料の露天風呂の管理はこちらの宿がされているということなので、その露天を一体何回利用させていただいたかわからないTakemaとしてはやはりお礼がてら?こっちを選んでしまうわけですね(ちなみにこちらの宿の方が安いです。1泊2食で6300円/03秋現在)



こんな張り紙もいまだ現役です。「昭和42年4月28日」の日付あり。古い!

この宿に関しては去年のツーリングレポートの中で詳しく書いてありますので今回は割愛します(前回のレポートはこちら)。宿は去年と何も変わってはいません。千枚田状態の内湯もそのままです。十勝沖地震の影響もなかったようで何よりです。

しかし宿の方はともかく、変わっていた場所が一つありました。

我々は到着した夜には内湯をタンノーしていたのですが(雨が降ってたし)、Takemaは翌朝早起きして露天に行くことにしました。テクテクと勝手知ったる坂を下り、さぁって旧自炊棟の建物を回り込んでと‥ん?

な、何と露天風呂が完全に壊れてしまっています!コンクリで固めてあった浴槽の一部が完全に壊れ、これでは湯は貯められません。もう一度作り直すしかない状況です。聞くと、この夏の台風16号の時に壊れてしまい、そのままになっているのだとか。う〜ん、あまりにも悲しいっ!
2002年夏の悦楽 2003年秋の落胆
この状態を見てがっくりきながらも、ちょっと気になったのが旧自炊棟のお風呂跡。以前は自炊棟の一番川沿いに内湯の建物があったのですが、今回行ってみるとなぜか内湯部分の建物だけが取り壊されており、浴槽部分がむき出しになっておりました。今のところ湯は出ていませんが、この部分のウワモノだけを取り壊したということは、今度はこの浴槽を利用して復活させるということなのでしょうか?とすれば、道東の川北温泉のような感じになるのかもしれません。と〜っても気になるところですが、しまった、肝心なところを聞いてくるのを忘れたぁ(残念無念)。

さて、幌加温泉を出発です。しかし何だか今日のうちに千葉まで帰るとは思えません。やっぱり飛行機ってすごいなぁ。まずは昨日も通った糠平温泉へ。ここの道端に無料の足湯が出来ているというので、ちょいと寄り道です。

お湯は適温、されどちょっと浴槽の中がヌルヌルしてきているかなという感じです。まぁ無料ですし、文句は言えませんね。しかし、湯の注ぎ口では残虐な現実が。あわれカエルさん、両足を切られたその先からアツアツのお湯がどんどんと湧出しております(笑)。カエルさん、痛いだろうに健気につぶらな瞳です(笑)。オーナーとすれば、「足湯だから足から出そう」という意味なんでしょうかね。アイデアの勝利というべきなんだということにしておきましょう。

話は変わって、温泉街の中にえらくきれいに紅葉した木を見つけました。

一部は既に落葉し始めていますが、いやぁ本当にきれいな色でした(曇っているのにこんな色、もちろん補正なしの原色です)。実は、この「北海道2003秋」各ページの背景になっている2枚のカエデは、ここに落ちていた葉を2枚持ち帰って、それをスキャンして作ったものなんです(「作った」というほどのもんじゃないですが)。ついでにいえばメニューページの各リンクの左にある飾りも同じ葉から作ったものです。う〜ん、ウェブサイト素材を自給自足してますな(笑)。

さて、雨も降ってるし、一路帯広に向かいます。よぉっし、食べるぞぉ!