オソウシ温泉のあと道を間違えるの巻 



オソウシ温泉までのフラットダートは目の保養になりますな。

さて、狩勝峠を越えて十勝エリアへ。今日は幌加までの間にどこか温泉でひとっ風呂浴びていこうという算段です(野湯じゃなくていいから)。実は菅野温泉には行ったことのないTakemaでしたので一瞬考えたのですが(四輪だからダートも関係ないしね)、どうも身体に染みついた「メジャーを避ける」というねじれた根性がここでも頭をもたげ(連休の中日ということもありますしね)、ちょっとシブ目に「行ったことない系でオソウシ温泉はどうだろう」と思いつきます。そこから山越えの林道を走れば然別湖方面にも抜けられるし、こりゃいいわということで決定!

というわけでブラックバードでも走れそうなフラットダートを約7km、オソウシ温泉に到着です。建物は何だか懐かしさを感じる佇まい、中に入ると独特のひなび系匂いがお出迎えです。さ、お風呂お風呂。とはいっても他の入浴者がたくさんいらっしゃったので写真はなしですけど。強アルカリ(PH10.06)のぬるすべ泉はなかなかに心地よく、開放的な露天風呂(混浴といえなくもない)で湯ったり。

建物はこんな感じなんですが、その隣の倉庫2階に描かれている絵にご注目。鳥や熊や鹿などの野生動物めがけて銃を構えるハンターの図、こりゃ今じゃいろんな団体から文句が来そうな図柄ですが、何だかハンターの影にホルスタインがいるのがご愛敬、「ボクは人間側の動物だもんね」と主張しているようでちょっとおかしかったです。

さて、ここからは林道の山越えです。「枝道多し注意」ということで気をつけて走るよう心がけたのですが、結果はこのページの下の方に。

この日は天気がいいだけではなく気温も10月半ばとは思えないほど高く、何と半袖Tシャツで十分なほどでした。こんな気温って滅多にないだろう、欧米ではこういう陽気を「インディアンサマー」というのでしょうが、ここは北海道だからあえて名付けるならば「アイヌサマー」とでも言うのでしょうかね(意味なし芳一)。

その一方であたりは紅葉の一番の見ごろを迎えているわけで、うちらは他に車一台もいない場所(結局林道走行中1台も見なかった)で紅葉狩りをのんびり観賞したのでありました。


さて、このあとは峠を越えて然別側のルートに合流すればOK、というはずだったのですが、自分の頭の中にある地図が間違っていたせいで(ナビは林道では役立たず)、思いっきり別の方向に行ってしまいました。結局オソウシ入口からダートを30km近く走り抜け(小さな峠を何度越えたことやら)、結局とんでもなく手前のエリアにてようやく舗装路に出た次第。あ〜、ブラックバードだったら野宿だったに違いない(笑)。

然別湖を通り抜け、糠平温泉へ。ここまで来れば幌加温泉まではほんの一投足なのですが、まだ時間的には早いし、今回何としても再訪したい場所があったので、あえて糠平湖東側の林道に入っていきます。その場所とは‥そう、さわと温泉(熊谷温泉)です!