これですよこれ!やっぱりアジアの市場なら地べたに商品置いて売るのが何より!‥と、しまった、ティンプーよりもパロのほうが物価は安かったよなぁ(というかティンプーが高いというべきか)。唐辛子、ここで買うんだったぁ!(失敗)。

さすがに日曜日の午前中ということもあって、パロのマーケットは大にぎわいです。露天の市場ということもあって開放感はピカいち。ティンプーのサブジマーケットはみんな屋根の下だからこういう開放感はないよなぁ。ティンプーよりもこっちのほうがオススメですよ。

天気もいいし、左写真のおしんこどんも嬉しそう。と思ったらすぐに子供にちょっかいを出し始めました(左写真にマウスオンしてみてください)。でも、夫がいうのも何ですが、彼女は子供の扱いがうまいんです。すぐなつかせます。餌付けするわけじゃないんだけれどね(笑)。

そんなこんなで、まずはパロのマーケットを歩いてみましょ。

まずは乾燥チーズのお店。チーズの束を持ち上げて出来を確かめるお客さん。しかし、味は見ただけじゃわからないと思うんですがいかがなものなんでしょう。ちなみに試食コーナーはありません。ただ、お願いすれば絶対食べさせてもらえるはずなのに(たぶん)、一度もトライしなかったのがあまりにも悲しい。正直いって失敗しました。そうそう行かれない場所だったのに。

隣のブースではおばさん達が真剣な顔をして購入しておりました。子供たちのおやつはこれなのかな。ほこりっぽいということですが、スナック菓子よりもこういうほうがはるかにいいですなぁ。

右の写真の男の子、いいですなぁ。お母さん達が話に夢中の間に、彼だけはしっかりカメラ目線になってくれていました。ゴもとても似合ってます。やっぱりいいぞブータン!と思わずにはいられない写真ですな。

その一方で左のおばさん、さっきからアクビのしっぱなし(笑)。しかも商品はたったそれだけ?もうとてつもなく売りさばいた「やり手おばさん」なのかもしれませんが、それだけを売り切るというのはなかなか難しいような。その向こうでお客を待つ少年の真剣なまなざしとは結構好対照でした(画像ではそこまで見えませんけれど)。

それにしてもアジアの市場って、売っているものがみなほとんど同じなのにそれで商売が成り立つというところがスバラシイ。「差別化を図る」ところに商機があるというのは資本主義の基本のようなもののはずですが、みんな同じで仲良くというのも一つの流れなのですね。う〜む日本もそういう感じにならないかなぁ。

ちなみにティンプーのマーケット編でも書きましたが、こちらでは買ったものをビニール袋に入れてくれるということはまずありません。というかビニール袋そのものがないです。みなさんちゃんと買い物カゴを持参しています。買ったものはそのままこのカゴの中へ。いいですねぇ、こうでなくっちゃなぁ。

やっぱりここは動画でひとつ。

「買ったものは、ほらこうしてね」
Wmv形式、521KB、10秒

使い捨てのビニール袋は使用せず、「買い物かご」を使うことにより
無駄なゴミを出させないのがブータン政府の方針です。

市場の入口付近にお坊様とおぼしき方を発見(うちらは裏側から入って表側から出たもので)。何だかどこからかチンドン屋(若い人たちは知らないでしょうね)的な音色が聞こえていたものですから、妙に気になって来てみたらこの方の声と鐘と小太鼓だったわけですね。え、聞きたい?しょうがないなぁ(笑)。

やっぱりここは動画でひとつ。

「パロマーケット入り口付近のお坊さん?」
Wmv形式、556KB、12秒
さて、ここパロ市場の真骨頂は奥の方のお肉マーケットにありました!これだけでも見る価値あり、是非どうぞ。ただし、ちょっと血がたくさん見えているので、その手の苦手な方はお許し下さいな。とはいっても私らもそうやって食べてるんですから。

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