− その2 何だか気分は釧路湿原? −

メインロードからポブジカまではダートです。まぁ4駆である必要はないですが(カローラ4人乗りでも大丈夫でしたし)、降雪直後などは行ってもらえない可能性もあります。鶴がいるのは冬の時期だけですしね。

ポブジカ峠(名前は知らないが勝手に命名)からはずんずんと下ります。何だか外界から隔絶されたような感じの場所で、春になって花が咲く頃には桃源郷のように見えるんじゃないかなぁとも思われます。ただこの村では近年ジャガイモの栽培があたり、換金作物として輸出されるなどで豊かな村になってきているのだとか。

というわけで、高台にある村の入口までやってきました。

この村の中心にある「ガンテ・ゴンパ」は、このあたりでは珍しいニンマ派仏教のお寺なのだそうですが、今回は時間の関係でパス。工事中らしいし、オグロヅルの保護区はここから更に5kmほど下ったところにあるのでそっちを優先というわけですね。

保護区の入口で車を止めて、そこからは歩きです。この時期のオグロヅルはかなり人の気配に敏感(=すぐ逃げる)ということで、多少みんな慎重に歩きます。

(左写真) 湿原のような所も通ります。緑の時期ならきれいだろうなぁ。
(右写真) 小高い丘に上がって、ずんずん進んでいきます。気持ちいい。

丘の先端まで来ると、このような「観察小屋」がありました。ここの保護区についてはWWFが援助しているということもあり、設備がきちんと整っています。別の場所には研究センターもあるのだとか。ちなみに、上の写真にマウスオンすると内部の様子を見ることができます。がらんどうですけれどね(笑)。

このあたりからの風景はこんな感じです。ああ、また重いページを作ってしまった!

丘の上から遠望すると、眼下に広〜い湿原が広がっています。左側の山裾あたりには民家が点在していて畑もありますが、湿原そのものには手を入れてこなかったようで、それで現在でも残っているわけですね。

湿原の中を流れる川はうねうねと蛇行しつつゆったりと流れています。ニジマスなんかもわんさかいるらしいです。何だか釧路湿原あたりにある展望台からの景色を見ているみたい。

さて、このような雄大なポブジカの風景のなかで、実はまだ一枚もオグロヅルの写真が出てきていませんね(笑)。果たしてTakema一行はツルを見ることができたのか否か?じゃ、次のページにて。

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