さすがブータン、切手を入れてくれた紙袋にも独特の味わいがありますなぁ。

ブータンに行く前、このホームページ上にて「今度、ブータンに行きます!」と宣言したら「ブータンは行ったことがないけれど切手なら持っている(いた)」というご意見を複数の方からいただきました。ブータンって切手収集家の方々には結構有名な国だったんですね。

というわけで、せっかくブータンに来たのだしこりゃあどんな切手があるのだか見に行かにゃもったいないだろうと思い、行ってきましたよティンプーの中央郵便局。ツアーの方なども結構ここには来られるようですが、中央郵便局とはいっても非常にこじんまりしていました。同じ建物内にある銀行のほうがはるかに立派(というか活気があった)。

現地での購入方法はいとも簡単というかアバウトで、何冊かあるクリアファイルに様々な切手が収められていて、我々は欲しい切手をそこから勝手に!出し入れして、最後にお会計という感じです。でも、綺麗&面白い意匠のものが多くて、見れば見るほどみな欲しくなってきます。というわけで、このページではそのうちのいくつかをご紹介しましょ。

ブータンの切手に関する各ページの画像は、妙な偽造防止のため斜線またはロゴを入れてあります(サムネイルは一部のみ)。あしからずご了承下さい。

また、各サムネイル画像をクリックすると大きな画像&余計なひとことが別ウィンドウで表示されます。ただ画質は見かけサイズより落としてありますので、ちょいと見にくいのはお許し下さい。 

ヒマラヤの山ふところの国ブータンならではの山岳切手。ブータン国内には8000mを越える山こそありませんが、7000m級はぞろぞろあります。
(2002年発行、20NU*6枚)
高山に咲く花々のうちのシャクナゲ特集の切手。春の峠道はこのシャクナゲに彩られるのだとか。やはり花を見るなら春じゃなくっちゃね。
(発行年不明、15NU*7枚)
ちょっと美しい切手シート。ブータンでももはや希少種になってしまったという雪ヒョウ(Snow Leopard)たちがたくさん写ってます。こうなるともったいないですよねぇ。
(発行年不明、10NU*8枚)
こちらは「自然豊かなブータンに生きる野生動物たち」というようなイメージのもとに作られたシートでしょうか。ちゃんとオグロヅルも出ていてよかった。しかし、右下には「HANNOVER EXPO2000」のロゴが。関連が意味不明ですな。
(発行年不明、10NU*6枚)
ブータンの切手に数多く見られる十二支もの。毎年その年の干支が中心になったシリーズが発行されるようで、どうやらこれは丑年発行のもののようですな。
(発行年不明、十二支ごとに1-12NUまで全12枚、78NU?)
上の十二支ものと同じパターン。お犬様の周りを十二支がぐるっと取り囲んでいます。しかし、二本足で直立姿勢というのも意味ないなぁ(笑)。ちなみにこの年は真ん中の一枚だけが切手になっていて、周囲は全部飾りです。
(1994発行、20NU*1枚)
こちらは兎年のもの。中央に鎮座ましましているウサギ君、ピーターラビット風でいて実は全然似てないのね。
(1999年発行、20NU*1枚)
出たぞブータン切手の真骨頂、「なぜこれがブータンの切手に?」第一弾は何と葛飾北斎シリーズ。ブータンとの関連が意味なし芳一。あ、なくてもいいのか。気にしない気にしない(笑)。
(発行年不明、15NU*6枚)
続いて、これまた節操ないぞ系の鉄道シリーズ。ブータンには鉄道はないんだけれどなぁ。それだけならともかく、新幹線(0系車両)やリニアモーターが出ている中に、どうして新幹線開業と同時に廃止されたこだま号があるの?謎だ。
(発行年不明、10NU*12枚)
そして、もっともブータンのイメージとかけ離れているのがこの切手。宇宙ものが珍しいというかわけが分からないだけではなく、この切手自体がホログラムを使った3D切手になっているんです。しかし、不思議だ。
(発行年不明、36NU*2枚)
ブータンが安定した国でいられるのも、現4代国王あってのもの。国民からの信望も厚く、リベラルな考え方をお持ち(ついでにハンサム)の王様、陰ながら応援(表にゃ出られっこないんで)させていただきます。建物はトンサ・ゾン。
(発行年不明、25NU*1枚)
もう一枚、ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王の切手シート。しかし、この切手を使う時って、王様の写った切手をぺろっと舐めていいんだろうか?まぁ不敬罪にはならないでしょうけれど、ちょいと疑問。建物はタシチョ・ゾンです。
(発行年不明、25NU*4枚)
このブータン編のあとのほうで出てくる「タクツァン僧院」。ブータン仏教の聖地中の聖地ということで外国人は建物にも近寄れません。1998年に火災で焼失しましたが復興は順調のようで、外観はほぼ往時の状態に戻っているようです(内装はこれからボチボチらしい)。詳しくはタクツァン編を見てね。
(発行年不明、総額45NU)
さて、このあとはティンプーをうろうろします。初日にティンプーに泊まってからもう1週間たったのですな。まずは活気ある市場からっ!

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