左上の写真に書かれている内容を転記しました:

The Project for Reconstruction of Bridges

Client: Department of road, ministry of communications. the Royal goverment of Bhutan.
Consultant: Docon co,ltd, Pacific Consultants International.
Construntor: Dai Nippon Construction

This project is prepared as a token of cooperation between Japan and the Kingdom of Bhutan.
これから行くべきトンサの町を谷の反対側から眺め、ぐぐぐぅっと大回りをしていくとまたもや工事中の橋が。ここも同じ「大日本土木」が請け負った現場のようですね。帰りに通ったとき、橋の上で作業している日本人らしき作業員に向かって車の中から会釈をしてみたら、しっかりあいさつを返してくれたあの人が日本側の社員に違いないでしょう。

ここには検問ゲートがあって車はみな止められることになりますが、他のゲートと同じようにのんびりした雰囲気。日があたっていなかったので、警備の警官さんも焚き火で暖をとっておりました。そこからすぐ先には道の脇に大きな滝があるのですが、そこから流れ出す川には橋が架かっていませんでした。あの場所にも小さな橋を架けることになるのでしょうか。

さて、そんなこんなでトンサの町に到着。ここで遅めの昼食をとることになります。ペレ・ラからここまでには食事をとれる場所がなかったのですからしょうがない。

トンサ(標高2200m)の町は山の斜面にへばりつくようにして作られた町です。平地といえるような場所はほとんどなく、交通の要衝にある宿場といった感じの小さな町です。ま、ブムタンからの帰りにはここに泊まることになるので、詳しい説明は後回しにしましょ。

てなわけで、食事後は再びワインディングロードの始まりです。これからもう一つ、さっき越えてきたペレ・ラ(3300m)よりも高いヨトン・ラ(3400m)を越えていかなければなりません(ちなみにヨトン・ラのあとにもう一つ小さな峠、キキ・ラも越えることになります)。目的地ブムタンまではまだまだたっぷり数時間かかるのです。

それほど急な坂道ではないですが、車はどんどん山の高みめざして登っていきます。途中、道のすぐ脇に「ただ今火葬の真っ最中」という現場もあったりしましたが、物珍しさで車を止めるべき対象でもないのでそのまま進みます(というか、ドライバーのアジェくんに「止めて」と言い出せなかっただけだけれどね。まぁこりゃあしょうがない)。

徐々に空も曇ってきました。高度計を見るとやっと3000mに行くか行かないかのところ。まだ峠まで400m登るのか、先は長いなと思いつつふと後部座席を見ると‥おしんこどんもカルマさんもしっかり寝ておりました(笑)。そして、やがて私もついうとうと(笑々)。アジェくんごめんね。

しかし!おいしい瞬間は見逃さない本能がそうさせたのか、しばらくしてふと目覚めると、どうやら峠の頂上は間もなくといった感じ。ふとデジカメの動画モードをスタンバイさせた直後、目の前にヨトン・ラの頂上が現れたのでした。いやぁベストタイミング、よかったヨカッタ。もっともかなり曇っていて峠そのものはくら〜い雰囲気だったんだけれどね。というわけで‥。

やっぱりここは動画でひとつ。

「ヨトン・ラの頂上はこんな感じ」
Wmv形式、1.19MB、28秒

運転手のアジェ君を除く全員がうたた寝直後ということで、
車内はしーんと静まりかえっておりました(笑)。ごめんアジェ君。
というわけで最大の難関ヨトン・ラを通過。よぉ〜し一気にブムタン直行じゃ!と思いきや、これがまたすぐ車を止めて寄り道ということに。さて、何があった(出た)のか?

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