とりあえずは順調だったけれど…


さて、第1段階をしっかり時間オーバーして(一本橋がガンだった…)何とか第2段階へ。ここでのタスクは…


【再度の急制動】

さっきも書きましたが、ここでのコツはただ一つ。「教習所の所内とは思わずに一気に加速、40kmちょいまでのスピードを全加速距離の半分ちょいくらいまでに出してしまうこと(ちなみに教習バイクには「40km以上出ているランプ」がつきますので、あんまりぎりぎりだと、メーター目視で自分では出ているように思えてもライトはついてなかったりします)。で、ブレーキポイント直前でスロットルを戻し、エンブレ聞き始めるか始まらないかの状態で突入。あとはブレーキをかけて止まるだけ。ブレーキ中にギアを「カンカンカン!」と戻す必要はありません。3速のままで止まりましょう。なお、2速のまま40kmまで上げても、規則上問題はないらしいです(卒検の検査官が言ってた)。もしそれがほんとなら、エンブレが強くかかる2速の方が有利だと思うんですが、許されるのだろうか?一番最初に知らなかったふりをしてやってみるのも手かもしれません。エンストしたって減点されません。で、止まったら右側の安全確認(目視!)をしてから右足をつき、おもむろにギアを戻し、右確認のあとウインカーを出してル ートに戻る、という手順です。

細かな注意を順にまとめると、

(i)一気に40kmまで加速して、後半は定速走行で
(ii)ブレーキポイントの直前でスロットルを戻すこと。
(iii)フロントブレーキは、ポイントに入ったらもちろんキュッとかけるが、
さらに途中からきつくかけるように心がけること。
(iiii)ブレーキングの最初から最後まで、顔を真正面に向け、勢いのまま上半身をつんのめさないように。
(iiii)クラッチはブレーキングの最中も切らずに、停止直前まで3速のままでいき、停止直前で切ること
ギアチェンジの際や発進準備の時など、右側目視を忘れないこと。

こんなところです。
普段中型バイクに乗っている人には別に難しいことではありませんが、逆に、乗り慣れているだけに早めにクラッチを切ってギアを落とす習慣がついてるかもしれません。(Takemaは最初のうちしっかりそのパターンでした(^_^;))。
【波状路】

でこぼこの道を立ち姿勢のまま越えていくわけですが、とにかく体の重心を前に前にともっていくことです。

(i)腰が引けるのはよくあるパターン。腰を前に突き出すくらいの意識で走るのが無難です。
(ii)「後輪ブレーキを使うように」と言われましたが、クラッチのつなぎ方の方が大事かも。
でもブレーキランプを一度も点灯させないのはやばいのかな(一応使ってクリアしました)。
(iii)一本橋と同様、ずっと真正面を見て運転すること。もちろん、きちんとニーグリップしているかどうかをしっかり見られます。足を開かないように。それなりに体力がものをいうタスクでもあるので、女性の方にはけっこうしんどいのかも。なぜなら、やる前に指導員の方が「何か運動していますか?」と聞いてくるので、「ええ、まあ、登山を時々してますが。」と答えたら、「じゃ、大丈夫ですね」って言ってたぞ。
細かな注意は受けましたが、案外あっさりクリアしたタスクでした(^.^)。
【急カーブ】

25kmのスピードを維持したまま直角カーブを車体バンクさせて曲がるという勉強。「はみ出てもいいよ」とは言われましたが、一発でクリア。カーブの後半でバンク角度を深くするのがポイントですが、これも、はみ出てもいいみたいです(経験タスクだと思います)。ただ、教習所しか走ったことのない人にはけっこう恐く感じる(できない)ことじゃないかなあと思います(悪い意味じゃないよ)。
【安全確認】

こんなことは1段階からやってるぞ!と思うかもしれませんが、第2段階のポイントは「技術」ではなく「安全な走行」にあることをお忘れなく。特に、左折の時の巻き込み確認(所内バイクの場合、普段は一番左側を走ってますから巻き込むことはあり得ないと思うんですが(^.^))と、左折のあとすぐに右折する場合の(もちろん逆の場合も)ウインカーを出す直前の確認、3秒ルール(曲がる方向の後方確認→ウインカーを出す→3秒頭の中で数える→後方確認→一旦前を見る(大切!)→車線変更 という、頭がごちゃごちゃになりそうな手順を一刻も早く身につけてしまうことです。ただし、その余裕がないときは3秒にこだわらず手順をテキパキとこなせばいいだけのことです。ただし、目視を省略することはありませんので念のため。特に、第2段階の途中にある「自由走行」の場合、普段と勝手が違うルート(自分でコース設定する)のため安全確認を忘れてしまいがちですが、1回首を振るか振らないかによってしっかり減点されてしまう(-5点だっけ?)対象なので、あくまで気を張っ てることです。
【再度一本橋とスラローム】

自由走行の時間の後半(設定ルートは何とか無事クリアした)、「何か苦手なところある?」といわれ、迷わず「一本橋とスラロームです!」と自信を持って答えたTakema。特に一本橋は、ここしばらくやってなかっただけに「もうできない(=すぐ脱輪してしまう)んじゃないか?」と思ったのですが、あにはからんや(しぶい表現だね)結構うまくいく。やっぱりニーグリップは大切だなあと実感した次第。ついでに言えば、妙に上半身(特に手)に力が入ってしまう人、意外かもしれませんが乗車前に上半身のストレッチをやっておくと案外力が抜けます。肩に力が入っているとろくなことにはなりませんから、待ち時間のうちにやってみてはいかがでしょうか。マイナスになることはないでしょう。

スラロームも同様。ニーグリップで車体をバンクさせ、まっすぐに戻すときにちょろっとアクセルを開けることにより、大体何とかなることがわかりました。よーし、第2段階の見きわめ、頑張ろうっと。

…そう、思っていたのに…
【シミュレーション】

要は危険回避の模擬運転ですね。でもあのマシン、1台1000万円、ソフト1本100万円だというのを聞いてびっくり。需要が限られているから高くならざるを得ないという経済の論理なのか、はたまた運転免許試験場か教習所という、いわゆる警察と関係ある(?)相手が買うんだからとたかをくくって、あやしい社団法人か何かが妙に法外な審査・仲介料取ってるからなのかわかりませんが(^.^)、とにかく高い。しかも、どうもマニュアルには「1人につき10分以上乗せないように」なんて注意まであるらしい。確かに、Takemaはこのシミュレーション画面見ながら運転(?)したら気持ち悪くなりました。おいおいそんなの教程で使うなよな
ただ、事故ったことのない人には勉強になる部分もあるかも。逆に、事故経験のある人は、「あの時」のこと思い出していやーな気分になるかも少なくとも、達成感・爽快感は全くない1時間だということは保証します(これで落とされることはまずあり得ませんが)。

さて、あと2時間+卒検というところで次の卒検実施予定日の予約状況を聞きに行ったら、なんと「もう満員です」だと!その日が駄目なら、あとは北海道ツーリング3週間!のあとに来るしかないではないか!そんな、3週間もあいだをあけたらいわゆる「教習所の作法一式」、きれいに忘れてしまうではないのさ!こりゃ困った。でも困ったとはいってもどうしようもない。というわけで、仕方ない、ラスト2時間の予約はキャンセルし、北海道明けの練習分としてとっておくことに。ああーっ、8月が恐い!と思いつつ、釧路行き近海郵船フェリーの人となっていったTakemaなのであった(その北海道で何やってたかについてはここから行ってね)。さて、帰京後、教習の続きはどうなったのか?