1999夏。ライダーなら誰しもが憧れるはずの北海道ツーリング。Takemaは幸運にも７回目の来訪が決まり、もうあと数日で出発となった頃だった。「二輪便利帳」の管理人であるちんさんから掲示板にこう書き込みがあったのだ。いわく、「まったり病に気をつけてください」。それを見たTakemaは、自信たっぷりにこう答えたのだった。「大丈夫、自分はどちらかと言えばエコノミックアニマル病ですから…」（このへんのいきさつ、かつては旧掲示板に面白いやりとりがあったんですが、時は世につれというか何というか時代を感じます）。
この時、Takemaは今回のツーリングの最大目的を「大雪連峰大縦走」と位置づけ、旭岳からえんえんと富良野岳までの、早くて5日、天気悪かったりすると１週間はかかるであろう登山を決行する計画を立てていたのだ。そんな自分にとって、「まったり病」などは夢のまた夢。「まったりなんて、ただ何となく北海道来ちゃうからそんなふうに無駄に過ごしちゃうんだよ。自分には今回しっかりした目的があるんだから大丈夫！」などとたかをくくってたわけです。
しかし、ちんさんは見抜いていたのだろうか、Takemaの精神がすでに強度の「まったり病」に冒されていたことを。。結局、何とまあ多和平に、7/31から8/17まで怒濤の18連泊。何やってたかって…その辺のてん末を、己の弱さに対する懺悔の意をこめつつ、以下にまとめたいと思います（うーむなんて長い前置きだ）。
東京出港から多和平の数日（7/29〜8/2） …まだ自分に夢があった頃…
その後の多和平13連泊／トータル18連泊の中でしでかしたことども。
そしていよいよ多和から移動。最後だから静かに暮らしたい。そこで…
（注）現地でお知り合いになった皆様方へ。
これを読んで、「おいおいあれが書いてないのはどうして」とか「あのこと書かなきゃ」とか、もしかしたらいろいろご意見もあることかとは存じますが、諸般の事情（^.^）により割愛させていただきましたのでなにとぞご了解下さいませ。