いつの間にか大量に増殖した荷物たちと哀れな芝


 

すごいことになってしまった。これがバイクに積める量かいな!というくらい増大した荷物、荷物。しかも段ボールだけならいざ知らず、中型バーベキューガスコンロや前にも書いた発泡スチロール保冷箱もあるのだ。参ったというしかない。しかもこの広げた荷物の後ろにあるテントや、そのまた後ろに張られたタープも全て自分のものなのだ。知り合ったキャンパーはこのテントの中を見て「すごいことになってますねえ(段ボールが片側にざざっと積まれている。)」というし、自分は自分でやけになってこのテントを「段ボールハウス」と命名するし。というわけで、多和撤退の折には「ゆうパックさん」に助けてもらいました。ありがとう磯分内郵便局さん、わざわざ引き取りに来てくれて。

さて、いよいよテントを撤収することにする。実はテントは18日間ずっと同じところに張っていたのではありません。さすがにそれじゃ下の芝が死んで腐り出すので、途中2回ほど移築したんです。で、ここは8日間かな。でもやっぱり見てみたら一目瞭然。こういう場合クローバーの方が弱いらしく完全に死に耐えてましたが(茶色の部分)、芝のほうは相当のモヤシになりながらも「いつか日の当たる自分になること」を信じていたのでしょうか、けなげに、でも細々と生き続けていました。涙モノだね(うそつけ)。



さあ、いよいよ多和からも撤退。腕にけがをしてキャンプ場から毎日通院している近藤君を置いて出発するのは多少気がかりだったが(うそつけ、「じゃあねーっ!」て明るい声で去ってったのはどこのどいつだ)これもまあ仕方あるまい。北海道最後の夜だけはこの北海道での日々を振り返りながら一人静かに屋久島焼酎「三岳」(途中差し入れがあった)でも飲むことにする。移動じゃあ!カムイミンタラ行くぞ!