ちょっとぐるりと知床周遊
たまにはちゃんと走らないとね。でも、多和〜中標津〜羅臼(昼飯)〜知床峠〜ウトロ〜斜里〜清里(お風呂)〜裏摩周〜多和だからそんなに真剣じゃないな。空身走行だしね。
多和からまずは開陽台へ。テントの数は10張り程度か(もっとも出発したパーティも多かったろうけれど)。でも、観光バス及び観光客の数、しかもし近距離の展望台から始終見下ろされることなどを考えると、これはやはりいくら無料とはいってもやっぱり長居するには居心地悪いなあ、と思ってしまう。
そこから標津経由で羅臼方面へ。今年はライダーが少ないのか、はたまた時間的に中途半端なのか、すれ違うバイクは少ない。それにしても海岸線に出たら途端に体感温度がぐっと下がり、非常によろしい。それでもTシャツで走っていられるのだから、やはり今年の暑さは異常だというしかないね。
国道沿いにぽつんとあるレストラン「ニコライ亭」の駐車場に「国後島」の看板があったのでとりあえずバイク君を入れて証拠写真を撮る。ここに来る前に勧められた「武佐岳登山口展望台」は全然たいしたことなくて拍子抜け。でも今年はほんと天気いいねえ。7/下旬に帰った人は可哀想だったなあとふと思う。
羅臼から横断道で知床峠に上がる。例年観光バスに前をふさがれているような記憶ばかりあったのだが、今年は峠まで前が使えることもなくマイペースで走れた。ただ、ちょうど熊ノ湯のあたりで、峠方面から数十台の右翼系街宣車が降りてきていたけれど、やっぱり観光なんだろうなあ。北方領土見るには別に峠が最高ってわけでもないし。ついでに言えば、「ライダーの聖地」がある以上、「右翼の聖地」ってのもあるんだろうなあ。そしてそれはどこかといえば、明らかに納沙布岬以外には考えられないなあ、と、全く意味のない話を連綿と考え続けたTakemaなのでありました。
知床五湖やカムイワッカ方面(ちなみにこの時はまだ通行止め)には全く行く気がなかったが、岩尾別には一応顔出しとこうと思ってバイクを走らせる。着いたときはさいわい無人だったので、さて、と思ってタオルを取りにいったらそのすきに3人組が。ついでに子供連れのおとうさんまで入っていった。混んじゃったので入浴中止。「ああ残念。」
このあとはウトロもそのまま通過し一気に斜里へ。相変わらず暑い。ホクレンのお姉ちゃんに「暑いですねえ」と声を掛けたら、その女の子、「は、ははい…」と、思いっきり死にそうな声で返事が返ってきた。そうだよなあ、こっちの人にしてみればこんなに暑い日が毎日続くってことないもんなあ。自分だって結構しおたれてるのに。
清里町で夕飯の買い出しして、町営温泉入って、あとは裏摩周経由で一路多和へ。そういえば、清里町と裏摩周の真ん中の「緑」集落、駅のすぐ近くに「緑の湯」っていう町営施設が出来てたぞ。1999/1/31営業開始ということだからまだ道外者には殆ど知られていないみたい。穴場といえば穴場かも。でも、あの立地条件じゃ採算はとれるはずないだろうなあ。