日本最初のブリッジバンジージャンプサイトとして1994年にオープンした山形県朝日村バンジー。山形の寒河江から鶴岡に抜ける月山道路の、「道の駅月山」内にこのお立ち台はあります。高さは34m。海外のジャンプサイトに比べればそれほど高いジャンプではありませんが、それでも遊園地系とはわけが違います。しかも下はクッションなどない川そのもの。ジャンパーは「ふれあい橋」という、何とも言えないお役所的ネーミングの橋から、「梵字川」という、いかにも宗教色の濃い名前の川に向かって飛び込むことになることになります。「梵字川」とは、いかにも出羽三山の麓にふさわしい名前で、まるで「ここを飛んだジャンパーには仏のご加護がある」、そんな気にさせられます（爆）。

群馬県猿ヶ京のジャンプサイトがなくなってしまった（2002/9）今現在においては、ここが日本唯一ブリッジバンジーを体験できる場所です。というわけで、ここ朝日村バンジー（そういえば正式名称は何というのでしょう？？）の雰囲気およびTakemaのジャンプについてお知らせしようと思います。

【 1st Jump in Asahi Bungy 】

自分が初めてここを訪れたのは1996年夏。わざわざここのジャンプのためだけに千葉から山形までバイクを飛ばしていったわけですが、着いてみたら「本日定休日」ですと（確か当時は火曜日定休でした）。「なんだと〜っ！（ちゃんと調べてから出かけましょうね）」と怒ったところで仕方ないので、この夜は鶴岡の寿司屋で日本海の幸に舌鼓（飲み過ぎた！そこの店にあった日本酒全種制覇してたもんなぁ）。そして翌日、いよいよのしきり直しでありました。

この当時、Takemaはこう考えてタカをくくっておりました。いわく、「バンジーといっても今から6年前にNZで1度飛んだことがあるし、しかもあそこよりも高さが低いんだから、まぁ全然大丈夫だろう」というように。しかしこれを読んでいる方々はよく思い出して下さいね。わたしがNZで1999に、同じ日に立て続けに飛んでみたら、最後は102mだってあまり（いや、ほとんど）恐怖心を感じなかったということを。しかしこの場合は見事に逆です。高さは低くなったかわりに、6年のブランクがある。さぁて、この場合はどうなるのでしょうか？

結果は、今考えれば見事に予想通り（笑）。6年のブランクは、しっかりTakemaを根っからのバンジー初心者に戻してしまっていたわけですね。しかもこの1996の時は「ほほぅ経験者ですかあなたは！」ということで一番初めに飛ぶこととなり、「よっしゃ華麗に飛ぶゾ！」のつもりが、いざ飛び出してみれば見事な腰砕け（爆）。上の写真を見れば、お立ち台をキックすることができぬまま落ちていこうとする哀れな姿のtakemaがご覧頂けると思います。こうはなりたくないものです。良い子の皆さんはきちんとお立ち台をキックして飛びましょうね（何のこっちゃ）。

というわけで、何ともみすぼらしいジャンプでした。このページを見ているバンジー未体験の方、過去の経験者だって年月があけばこの通りの無様なジャンプしかできないんですから（自分だけかも‥(^_^)）、あまりカッコなど気にせずにとにかく飛び出しちゃいましょうね。飛んだ後はすぐに先輩ヅラができます（笑）。

【 2nd Jump in Asahi Bungy 】

しかし、神も何も捨てたものではないですな。あれから奇しくも再び6年後、あの時のだらしなさを晴らすべき時がやってきたのでした。2002年5月3日、いざその時はやってきました。天気よぉ〜し、体調よぉ〜し（夜通し車運転してきたんだけれど）、そして何よりも大切な、ビビリ感、なぁ〜し（笑）。

ご覧の通り背筋もピッと伸び、ジャンプ前から余裕しゃくしゃくの様子です。カウントダウン「3.2.1、BUNGY!」、そしてジャンプ。今回は素直にバックで（どこが素直なんだよどこが）ジャンプしてみましたが、まぁなかなかキレイにエビぞりしてますね。おかげでなんとかリベンジを果たすことが出来たというところでしょうか。

さて、このGWバンジーの数ヶ月後、急遽Takemaはふたたびこのお立ち台に立つことになったのでした。それにはあまりにも浅くて、されど深ぁ〜い、偶然のいきさつが。3回目ジャンプについては次のページにてお楽しみ下さい。

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