− その1 現場概況編 −



撮影角度の関係であまり高度差はわからないかも知れませんが?いやとにかく高いんです216m!
(上記2画像はプロモーションCDから転載しました)

(2008年8月1日ジャンプ)

さてさて!続きましてはTakemaのバンジー人生において最大の関門というか難関というか新たな1ページを刻むというか、とにかく一番のドキドキ感を伴うこと間違いなしと思われるサイトにやってまいりました!タイトルバナーにもある通りこのジャンプサイトの高さは何と216m!この高さって

で、このページを作っている際にはとりくんから「それって、ほとんど六本木ヒルズビルと同じ高さです」という情報をいただきました。で、六本木ヒルズ(首都高走行中に見上げたことはあるけれど細かなことは全然知らない)の高さと階数を調べてみると‥

さらに調べてみると、池袋のサンシャイン60は239.7m、新宿の住友ビルは210m、東京都庁舎は243m(うわ、あの界隈で一番高いのね、まさに女将いや違ったお上ってわけだ)、ちなみに往年の名選手霞ヶ関ビルは147mであるということがそれぞれ判明しました。多少のズレはありますが、要は今回のジャンプとは東京都心に立地するいわゆる「超高層ビル」の屋上から飛び降りるのとほぼ変わらない高さなんだというのが厳然たる現実だったりしたのでした。

これまでのTakemaの最長不倒ジャンプは1999年のNZだったんですがその高さは102m、これから飛ぶサイトの半分以下の高さにしか過ぎないわけですから、そりゃそれなりにキンチョーしてしまうのは理の当然はんにゃはらみたです。というわけで、実はこのBloukrans Bungyを視野に入れて7月上旬にみなかみバンジーサイトにてイメージトレーニングを行い、そしてこの前日、Gouritz Bungyにて精神の統一と身体のお清めを済ませ?、いわば万全の準備を整えて「この日」に臨んだTakemaだったのであります。

ま、ヒルズの48-50階から飛ぶと思えば間違いないですよね(うふふ)。後から知ったことではありますが、「みなさまの後学のために」あえて記す所存であります(笑)。

さて有料道路に入ってしばし、「バンジージャンプサイトこちら」の標識を左折するといよいよ現地に到着です。と、駐車場のすぐ近くにとっても立派な建物(上画像)があったんですがこれはここBloukrans Bridgeがいかにして作られたかの展示館とトイレになっております(こういうの、日本でも時々ありますよね)。しかしこの建物の壁面上には「WORLD'S HIGHEST BUNGY -216m」の看板が誇らしげに掲示されており、うーむいよいよ来たか来てしまったか、「飛雄馬よ、おまえのここからが本当の正念場なのだぞ」と一徹氏に背中を押されていたような気がしないでもありませんでしたが、実はまだこの場所からご本尊を拝むことは出来ません。というわけで余計なプレッシャーを感じることはないまま、その先のRegistration Officeへ向かうのでありました。

ちなみにエントリーのオフィスは左上画像内右側の小さな小屋、左側に「SOUVENIRS」と大書された建物ではバンジー関係のTシャツその他や、また自分のジャンプを収めたDVD等を購入することが出来ます。ジャンプをしない人はすぐ近くの「Bungy Cafe」で休むことも出来ますが、確かにジャンプサイトは見えるとはいえかなり遠いのが難点。でも「見るだけ」の場合はここからがいちばん近いです(これより近い場所は完全に立入禁止になっています)。

さてTakemaは無事エントリーを完了し、全身ハーネスを着用した上でしばし待機となりました。今回は現場見学を選択したおしんこどんも見学者用腰ハーネスを着用し、Bungy Cafe内に強引にというか同じグループの皆さんの流れに乗って(何もオーダーしないんですが)入りこみました。何だかハーネス着用者=これから飛ぶ人たちのオーダーなし入店&滞在は黙認?ちなみにおみやげ屋の脇からも別の展望エリア(無料)に行くことが出来ます。ゆっくり見たい人はこちらの方がいいのかも知れません。さてそこから眺めるジャンプサイトの様子はといえば‥

谷が深すぎて下部はうかがい知ることが出来ません。しかし左右の画像を見比べていただくことにより橋の大きさ及びだいたいの「縮尺」がおわかりになることでしょう。この橋の下に六本木ヒルズのタワーがほぼおさまると思っていただければ、どれほどに深い谷なのかもある程度ご想像いただけると思います。とにかく高い!それはあまりにもわかりやすい事実、アメリカの現ブッシュ大統領がどんなに「正義の戦い」であると唱えようとも、その旧西側のNATOに対抗しようとするメドベージェフ大統領がどんなにグルジアへのロシア軍投入を正当化しようとも、またイランのアハマディネジャド大統領(見ないでちゃんと言えますか?)がいかに核保有を正当化しようとも、そしてさらに江頭2:50氏がどんなに北京五輪で熱烈かつマスコミの反応を気にしたパフォーマンスを行ったとしても、ともかくどんな仮の正義よりも「より真実に近いもの」、それが眼前にある「216mの落差」なのであります!(話が思い切りぶっとびましたな)。

さて「招集」のあと、ジャンパー及び見学者の全員が一斉に橋中央のジャンプサイトへと向かうことになります。ちなみにここから先は見学のみであっても写真撮影は認められておりません。想像ですが過去には事故またはそれに近いアクシデントがあったのでしょうか(何たって高さが高さですから)。

実はTakemaは事前にとある知り合いの紹介からここBloukransのジャンプサイト(Gouritz Bungyも同じグループ)の運営者に確認連絡をしており、「自己責任によるジャンプ時のカメラ持ち込みOK」のお墨付きをもらっていたのですが、どうやら現場にはその連絡が伝わっていなかったようで一切ダメとのことでした。で、他のジャンパーさんも「カメラ撮影一切ダメ」と、それこそ橋に渡る前に行われた事前説明時に使用禁止を言い渡されておりました。あちゃまー運営者の○○さん、ちゃんと現場スタッフに連絡しておいて下さいよぉ滅多に来られないんですから!(大笑)。

しかしまぁ、現場スタッフがそう判断なさった以上はその指示に従う他はありません(帰り道にこっそり通路だけ撮りましたが)。というわけで総勢20人くらいの大集団が一気にコンクリ橋のど真ん中に集合しました。‥実はこの橋の真ん中に来るまでがかなりの強インパクトなんですよ。特に「わたしは見るだけで飛ぶわけじゃないから恐い思いをするわけじゃないし」という気持ちでジャンプサイトまで来た油断人にとってはとっても‥。それはなぜかと言えば、



ほらほらね、216m下まで一気に見通せてしまうのでありますよ(大笑)。

しかも、よせばいいのに足下の金網がぷよぷよとしていて何とも微妙な足下感覚なんですよ。もっと硬度のある敷き板にしてくれればいいのにと、これまでは大丈夫はずだからとは思いつつも、一方で「いや、この瞬間板が外れたらどうしよう」などと余計な心配をしてしまうのでありました。
なお、この橋の上まで見に来るだけでも入場料がかかりますのでご理解下さい。またこの場所も上記の通り本来は撮影禁止です。わたしの場合とあるツテを利用して事前にオーナーから撮影許可をもらっていたのですが、現場スタッフ&他のお客さんの手前堂々とは撮れず、帰り道でこっそり撮影しただけにとどめた次第です。

また、見学のためこのジャンプサイトまで来てみても、端の方は立入禁止区域となっているため直下の画像は撮れませんし、またジャンパーの動画を撮ることも出来ません(ジャンプの様子はジャンプエリア内のモニターに表示されます)。見学者の方は手前のBungy Cafeやその近くのビューポイントから遠望した方がいいかもしれません。なおその際、お互いが携帯電話で順番(「次の次だよ」とか)を打ち合わせるようにすると「肝心なジャンプを見逃す」こともないでしょう。実は私たちは携帯も持っていなかったためちょっと失敗しました。ちなみにジャンプの順番はジャンプエリアにて決定されるので、エントリーナンバー通りというわけでは決してありません。念のため。
さぁってそれでは行きますかTakema!というのはまだまだ甘い!せっかくここまで引っ張ったんですからもうちょっとくどくどと、かつての「いじわるばあさん」のようにネチネチ語らせてください(どういう意味だかわからない人が多そうだなー笑)。とにかく次の画像を見て下さいな。



こちらのジャンプサイト、しっかりギネスブックにも登録されております(おりました?)。

さていきなり「おりました?」との疑問符を付けたのには理由があります。2008年現在、Takemaの知る限り高さにおいてはマカオにあるマカオタワーからのジャンプサイトが高度差233mということで一応トップなのであります。ま、高さだけでいえばそうなんでしょうが、わたしとしてはマカオに飛びに行きたいとは全く思っていません。それはごくごく個人的な理由ながら以下の通り。
これはまさにTakemaのポリシーともいうべきもので、高さはともかくレジャーランド等に設置されたタワーバンジーにはもともと全く興味がありません。やはりバンジーは「橋の上から谷底めがけて‥」というものでなければいかんと思うのであります。ただしこれはTakemaの初ジャンプがNZのKawarauブリッジバンジーだったことに起因しているので、わたしの個人的なこだわりだと思ってください。
これについては声を大にして言いたい!バンジージャンプに明確な定義は存在しませんが、タワーへの激突を避けるためとはいえバンジーコード以外にガイドラインという名の?ワイヤーを両側に設置し、いわゆるフリー落下の自由を阻止するようなジャンプは果たしてどうなのでしょう?(かつてはかのAJハケット氏もそのようなジャンプをしたことがあったようですが、わたしとしては感心しませんでした)。ジャンプの弾みでぐるぐるぐるりーっと横回転し、時にはきりもみ状態にて自由な落下と上昇を繰り返すというのがバンジージャンプの醍醐味だと思うのですがいかがなものでしょう。

またガイドライン付きの場合、定められた方法によるジャンプ(普通は前方からのみでしょうね)しか出来ず、たとえば縦回転のスピンジャンプなんてのは絶対に出来ません(というか構造上不可能でしょう)。これもまた「自由を阻害する」という点から決して楽しいものではなく、少なくともわたしのように「何度も飛びたい!(今度はどんなふうに飛んでみようか)」というリピーターを生むようなサイトにはならないような気がします。


やっぱり何だかんだと足かけ19年も飛んでくるとオヤジ系こだわり(いやもう44才なんですから立派なオヤジですが)が出てくるものですね(苦笑)。とにかくわたしは「ブリッジバンジーこそ自分の大好きな趣味の一つだ」と思っていますんで。ただしこれはあくまでTakema個人の意見です。マカオバンジーがイイ!というファンの方々と対決したいわけではありませんので念のため(笑)。

というわけでBloukrans(ブルークランズ)サイトにおける実際のジャンプは次のページにてご紹介です。もちろん動画もありますんで是非是非乞うご期待!
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