さぁって、とりあえずご覧頂いた「納豆バンジー」にて、実は致命的なミスをしでかしたTakemaなのでありました。左手に納豆、右手にスプーンを持ち(しつこいようですが、一応安全のために箸を持つのはやめときました)、足からぴょんと飛び降りたTakema、その落下過程において「納豆食い」に挑もうと思っていたのでしたが、落下直後よりのコーフンにかまけて、実は「納豆食うのを忘れてた」のでありました。これじゃ、「納豆食べながらバンジー」じゃなくて、「納豆持ったままバンジー」に過ぎないではないかっ!い、いかんこんなことではぁと思ったのは、ゴムが伸びきってバウンドし始めた頃。しかし、もはやその頃には納豆を食べられるほどの安定した姿勢保持は望むべくもない。それよりも「納豆パックを湖に落とさぬようしっかり握る&パックの隙間から納豆の粒が逃げ出さぬよう、しっかり(しかもパックをつぶさぬように)持ち続けるしかなかったわけです。

はあぁイカンなぁと思ってもあとのバンジーならぬあとの祭り。禍根を残して終わってしまった納豆バンジーだったのでありました。ちなみに、ダニーさんは「ウォータータッチ、したかったなぁ!またくるぞ!」とのたまい、おしんこどんは、新婚旅行バンジーin New Zealandよりもさらにまたびびった格好で61mの高度差に突入していったのでありました。

さて、バンジー終了後は関越道南下&上信越道に入り、下仁田ICへ。ICからほど近い、いや、ホントにすぐの納豆屋さん(いいなぁこの響き)である(有)下仁田納豆さんへ。

 

写真左:当然埃や雑菌には細心の注意が払われる。手にアルコールを噴射しないとドアは開かない。
写真右:この日唯一お仕事をなさっていたパック詰めの方々。ずっと立ちながらの作業、ご苦労様です。

さて、納豆工場を見学させて頂くのは生まれて初めての経験だ。想像していたよりもはるかに新しい(すみません)近代的な工場。休日ゆえ、パッキングの方以外はいらっしゃらなかったが、あらためて、おぼろげながらにしかイメージできなかった製造工程を理解させていただいた気がする。あ、私は所詮素人なものですから、専門的な話は納豆学会HPのほうでご覧下さいね。ただわかったのは、「こだわるべき所にこだわる」という製造方針。湯気の向け方一つにも定まったやりかたがあり、そしてそれが最も効果をあらわすような室(むろ)の設計。やはり「納豆の道は一日にしてならずぢゃ」というような言葉が聞こえてきたのであった。

さて、見学後は経営者の南都さん(自分と大差ない年齢の方であった)を中心に納豆談義にはいる。自分が納豆の家業を継ぎ、今に至るまでの苦行、素晴らしき出会い、そしてこれからのさらなるビジョンなどを熱く語っていただいた。また負けず劣らずそこにスルドイ質問を浴びせる三井田さん。たまにネタふりをして、かえってタジタジとなる私Takema。予想されていたこととはいえ、やはり納豆に対するアツイ思いを抱いていらっしゃる三井田さん、すごいなぁ。

 

「うまけりゃいいのさ」とばかりにただパクつくだけのTakema、
そして熱く納豆を語る三井田さんと南都さん。ま、予想通りの図ですな。

そして、ここで一つの事実が発覚。実は、今回バンジーに参加したダニーさん、なんと「納豆食べたことがない、だってにおいが駄目なんだ」ということだ。そうなると、納豆学会長としての血が騒がずにはおれない三井田さんと南都さん。「今度のTV企画じゃないけれど、『納豆を食べられるようにしよう企画』、いきましょう」ということに。とはいっても、料理法を変えフレーバーを変えという状況ではないので、生(き)で食べてもらってにおいの度合いを比べてもらったり、ちょっとしょうゆを垂らして食べてもらったりというだけだったことから「すぐさま納豆好き!」に変貌したわけではなかったが、でも、こちらの納豆なら「納豆嫌い」のままでいくことはないように思える。だって、全然においないもの。ただあの時、「チーズと同じ」というアドバイスは余計だったかも。だって、チーズはチーズ、納豆は納豆だもんね。

こちらが下仁田納豆さんの納豆ラインアップのごく一部。全ての商品を経木に包んでの出荷、そのこだわりが嬉しい。きちんと豆の味のする、おいしい納豆でございました。いくつか買いこんできたので、明日の朝もまた、「納豆から始まる」幸せな朝を迎えるTakema家なのでありました。というわけで、納豆バンジー、後ろ髪ならぬ後糸を引きながらもこの辺で。ではでは。

有限会社 下仁田納豆
〒370-2603 群馬県甘楽郡下仁田町馬山南田5910

TEL:0274-82-6166