水芭蕉がちょうど咲き始めた尾瀬ヶ原上田代。ま、終わり頃に来ると
キャベツのオバケみたいになってるから、ちょうどいい清楚さかもしれない。

(2001/6/1日帰り)

この日は久々の平日休み。しかも天気は快晴。これはもうどこかに出かけなければ損だ、というさもしい考えを抱くが、何だか眠い。でも朝の一瞬の惰性がその日1日への後悔につながると思い、意を決して8:00に市川を出発。ちなみにおしんこどん@妻はお仕事で既に家を出たあと。なんだ、全然意を決してないな。ふだんの出勤時間より遅いぞ。

最初はとりあえず奥鬼怒の温泉にでも行こうと思っていたのだった。だから東北道〜日光宇都宮道路ときて、霧降道路はバカ高いのが悔しいので光徳から川俣温泉に抜ける林道経由で入ろうと思っていたのだ。体調がいい。というか、ワインディングに対するビビリがない(ある時は結構あるんですよこれが)。タイヤのへりまで使いつつ快調にいろは坂を上がる。車がほとんどいないから気分がいい。さすが平日だ。


し、しかぁしっ!元気に光徳牧場まで来てみたら…まだ通行止めじゃないのさこれがっ!さぁ困った。今さらまたいろは坂を下って霧降経由で栗山村に抜けるのも悔しいしばからしい(あたしゃ峠の走り屋じゃないですから、面倒くさいというのが多分にあった)。しかし、このまま金精峠を抜けて白根温泉加羅倉館のお風呂に入って帰るというのも、あまりに「いつもすぎて」何だか気が進まない。じゃあどうするか…。しゃあない、尾瀬だな。鳩待峠のマイカー規制は二輪を除くだから峠まで行ってみるか。そうか、至仏山とはいかなくても尾瀬ヶ原という手があるか。おおっ、そういやぁ今の時期は水芭蕉じゃあないのさ。これで決まった。

金精峠を越え、菅沼で蕎麦を食い(いわゆる駅の立ち食い系の味だが、何だか妙にうまかった。腹が空いてたからか)、鎌田のコンビニでおにぎり2個を仕入れ、さぁ後は峠まで一直線。

 

と思ってはいたのだが、戸倉から鳩待峠・坤六峠に続くこの道は、マイカーがほとんどいないこともあり(マイカーは戸倉の駐車場まで)、ほとんど車もおらず思いっきり気持ちがいい。しかも折しも新緑真っ盛り。ヘルメットのシールドを開けてのんびりと走る。しかしメガネにあたってきた昆虫の体液には参った。

峠には12:20頃着。ちなみにバイクは峠まで上がれるとはいっても、峠の駐車場代金500円也を支払わねばなりませんので念のため。ま、山の好きなライダー以外は来ない場所だから別に腹は立たない。前回の至仏同様、ここまで自分のバイクで来られることを感謝しなきゃ。

鳩待峠から上田代の山の鼻までは30分くらいだろうと高をくくっていたのだが、あにはからんや1時間弱だという。しかも下りで。ということは帰りの登りはもっとかかるということか。げげっ!ということで、行き帰りとも気合いを入れて歩き、そのぶん原でのんびりすることに。結構ハイカー(ご多分に漏れず中高年が圧倒的)が多いが、幸い複線の木道になっているので結構快調に抜かせる。結局山の鼻の小屋まで30分弱で到着。

さて、長くなったので、尾瀬ヶ原関係は次のページにて。