(その1)
(2004年1月6日)
なかなか落ち着けなかった正月休みもそろそろ終わり。残り2日に迫ったお休みで雪山に行こうかという話もあったのですが、おしんこどんが少々風邪気味のためあまり無理は禁物です。それじゃお散歩気分で行かれるくらいの所がいいだろうということで、急遽房総の山に決定。高宕山、標高何と330m(笑)。どこにあるのか、地図はこちらです。
翌朝ゆっくり8:00頃目覚めると、今日もいい天気です。軽く朝ご飯を食べてのんびり準備し、出発したのは何と9:30頃。君津市にある山ですから館山道を使えばすぐに行かれてしまいます。何とも楽なものです。高速を降りてコンビニでお弁当や水を買いこみ、三島神社の鳥居の所を右折して、後は車でずずずずいっと登山口まで。さてさて行きますか。
登り始めてしばらくは「これが標高330mの山?」と驚くほどに急な登りが続きます。しかし一気に登れば登るほど頂上もぐんぐん近づくわけですから気楽なものです。しかし、昨夏パプアニューギニアで標高4509mのMt.Wilhelmを完登したはずのおしんこどん、少々息が上がり気味だったか?(笑)。
登山道沿いには岩が出ている場所も多いのですが、ご存知の通り房総丘陵は砂岩の盛り上がった地質ですから岩も軟らかいんですね。というわけで、岩場のほとんどにはしっかりと「階段」が作られています。
別ルートへの分岐を過ぎた先からは露岩が増え、階段のない「ミニ岩場」やハシゴなども出てきますが、すれ違った家族連れの子供でさえ「あ〜面白かった♪」と言っていたくらいですから難易度は推して知るべしです(笑)。そうこうしているうちに、あれま、頂上に着いてしまいました(爆)。
左上の写真は頂上直下の最後の部分。こうやってみると何だか随分急峻に見えるのがご愛敬。頂上は山頂を示す道標のある岩の部分と、鉄製の大鍋や祠が祀られている土の部分に分かれていますが、気分がいいのは岩のほう(右上写真)なので、のんびりと腰掛けて休憩&お昼ご飯ということに致しました。ちなみに登山口から頂上までの所要時間は驚くなかれたったの40分(笑)。ホントにお散歩気分です。
なお高宕山にある鉄鍋の意味ですが、古い時代、渇水に悩んだ村の人達がこの山の頂上で雨乞いの儀式を行ったことの名残であるというようなことを聞いたことがあります。ここで火を焚いて雨の襲来を願ったのでしょうかね。