人は増えれど滝は変わらず‥川原毛大湯滝。

ここ川原毛大湯滝に初めて訪れたのは、確か1995の夏の終わり頃。その頃は今の芝生広場のあたりはまだ工事中、ブルドーザーやらユンボやらがたくさんあって、お湯には数人の事情通?の方々が入っているに過ぎなかった、まさに「秘湯」だったのでした。2002GWに来たときは、ここまで延びてきている舗装林道が冬期通行止め期間中ということもあってやはりお客さんの数は数えるほど。じゃ、今回(2002/8)はここでキャンプするかぁ!と思ってきてみたら‥

う〜ん、結構混んでました。ボランティアでここを管理する方までいらっしゃいました(正式のキャンプ場ではないが、かといって禁止というわけでもないらしい?)。芝を傷つけないこと、明日は土曜日でもっと混むから、車が出せるような向きに駐車しておいた方がよいこと、などなど。何でもこの方は宮城県在住の方で、ここがお気に召して以来、しばしば「通い」でここに来ていらっしゃるのだとか。

その方にお聞きしたところ、「2年前くらいまではまぁそんなに人も来なかったんだ。でも、NHKの全国放送でここが紹介されて以来、週末ともなるとどっと人が押し寄せるようになったんだよねぇ」とのこと。うーむおそろしやNHK。同じTV放送でも、この夏にうちらが北海道の夕張に行った直前に、TV東京「いい旅夢気分」で放映されていた(斉藤清六が泊まっていた)万字温泉は誰もお客さんの姿がなかったようだったぞ。

まぁそんなことはいいやということで、そろそろ夕方という頃(これはここでゆっくりするには大切なこと)になってから名物?の大湯滝へ。しかし、そこにいたおねぇちゃんの水着はともかくとして、おにぃちゃん達の短パン姿はあまりにもいただけない!悔しいので彼ら(男のほうね)の姿が見えるところでタオル一枚になって滝壺のほうに進んだら、若い彼らはすごすごと?引きあげていきましたとさ。よし!これで貸し切り!

なお、滝壺から少し下った下流の方では、ご家族の一行が「本来の入浴スタイル」にてお湯を満喫していらっしゃいました。男は黙って全部脱いで入るの!これは野湯に入るときの基本です(少なくとも私はそう思っています)。そういうのがいやな人はちゃんとした男女別の温泉施設に行けばいいのですから‥。だって、何だか自分のほうが変なことやってる気にさせられちゃうもんねぇ(変なところで気弱だったりする)。でも、この論理もここではそろそろ通用しなくなってきているのかなぁ(悲)。

さて話を大湯滝に戻しましょう。ここははっきりいって豪快な湯です。なんといっても約20m上から一気に流れ落ちる滝そのものが適温の湯、そこで「打たせ湯」まで出来てしまうのはカムイワッカとて無理。日本でもここだけでしょう(ただし夏以外は湯温が下がってキビシイといいます)。となれば、Takema&おしんこどんの悲しい性(さが)、やらずに済ますことなど出来ません。というわけで、画像&動画の方をお楽しみ下さいな。

 

 川原毛大湯滝壷動画(流れ落ちる滝の早さを見てね)。 
MPEG4形式、113KB、8秒
滝に打たれてむせびかえるTakemaの図
MPEG4形式、199KB、16秒
ちなみに、湯の成分が濃すぎて目はずっと開けていられません(すんごいしみます)。打たせ湯の激しさは、かつてNZのサザーランド滝(3段580m)の滝くぐりを達成したおしんこどんでさえ「あっちよりしんどかった」というのですから推して知るべしです。はぁ〜あ、しんどかった。

そのあとは、向かって左側の小滝湯壺(勝手に命名した「第二滝壺」)にてまったり。前に来たときはこの上の「第一滝壺」まで裸族状態のまま登ってみたんだけれどなぁ。まあ今回は大事をとってみました(いい年だしね(笑))。



第二滝壺とてかなり深いんでのんびり出来ます。

さて、湯滝を満喫してテントサイトに上がると(10分くらい)、あたりはだいぶ暗くなり始めていました。今夜の夕ご飯はお鍋&日本酒。やっぱりこんな雰囲気はいいなぁ。

このあと、ここにもキャンプ宴会好きの方々が!というわけでご一緒させていただきましたのだ。ついでに、酔いのなすがままに?深夜の本流入浴開始っ!いやぁ、気持ちよかったぁ。



ちなみに、この時わたしゃお尻を擦りむきました(笑)。

さて、翌朝はいよいよ旅の最終日。千葉まで戻らなきゃいけない日になってしまいました。しかし、まだまだまっすぐ帰ろうとはいたしません(笑)。最後に寄り道しようとしたのはどちら方面?

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