さて、翌日は玉川温泉へお散歩。Takemaは以前ここの自炊棟に泊まったことがあったけれど、おしんこどんはもちろん初めて。是非一度行ってみたいという場所だったのでよかったヨカッタ。
今日も「岩盤(がんま)浴」は大盛況っ!
さて、前回はバイクで来たので停める場所はいくらでもあったのですが、今回は車、しかも混む前にということで8:30頃に来てみました。しかしそりゃ早すぎってぇもんで、まだ県営の無料駐車場が開いていませんでした(8:45〜)。確か以前は、宿に泊まれない人がここで車中泊しながら湯治をするなどという話を聞いたことがありますが、いつの間にか夜明かし禁止になっちゃってたのね。まぁ考えてみればあたりまえの話で、ここが湯治滞在客の車で満車状態になっちゃったら、日帰り客は停める場所がないものなぁ。
ここ玉川温泉は「万病に効く、特にアトピーや癌によ〜く効く」とかいうことでいつも賑わっている場所です。時期によっては1年前にもう予約が一杯になることもあるとかいうことですから、その人気はある種すさまじいモノがあります(とはいっても、訪ねた日は旅館部の入口に「本日空室あります」の看板が出ていましたが)。強酸性(強酸性塩化物泉、ph1.2)の湯は宿から少し離れたあたりでごうごうとものすごい勢いであふれているわけですね(毎分8700リットルだったっけ?)。
ちなみに、大深温泉で温泉卵を作ったらくるんでいたタオルが変色したというコメント&写真が前のページにあったことを覚えていますでしょうか?あれは実はおしんこどんのタオルだったのですが、何と、ここ玉川温泉の湯につけたらきれいに漂白されてしまいました!さすが、ph1.2はダテじゃない!と感動しちゃいますなぁ。アトピーに効くというのも確かにありそうな話です。実際、お子さん連れのご家族の姿を何人も見ました。
さすがに奥々八九郎とは規模が違いますな。熱湯だし。
まずは内湯に入ります。以前は混浴だった大浴場、大幅にリニューアルされて男女別になっていました。朝の中途半端な時間だからか浴場内は比較的(いや、かなり)空いていて、全部で10人くらいしかいなかったでしょうか。おかげで「源泉100%」の浴槽は貸し切り状態。しばらく入っていると何だか身体がちくちくしてきます。アブに食われた場所なんかもひりひり。さすが強酸性です。飲泉も飲み放題(大量に飲むものじゃないですが。ちなみに水でかなり薄めても苦いです。そりゃそうだ)。ただ、脱衣場の但し書きに「一度に長く入るものじゃありません」とあったので、適当なところで上がりました。
大浴場内部。ね、空いてるでしょ。
難癖をつける人がいるのか、こんなまぬけな但し書きもありました。「水で割る」必然性などないって。だって源泉の湯、使い切れずに大量に余ってるんだもの。
さて、かなり長湯していたおしんこどんが出てきたのを見はからって、今度は岩盤(がんま)浴エリアへと向かいます。地熱のあるところに小屋掛けがあって、その中で人々がござを敷いて思い思いに寝転がっています。地面から噴き出す蒸気(やばいガスも含む)による一種の蒸し風呂ということのようですが、北投石みたいに放射線を出す石もあるエリアですから、そういうものによる効能もあるんじゃないかと思ったりします。根拠はないけれどね(笑)。
ただ、小屋掛けの数には限りがあり、内部に入りきれない人はそれこそ思い思いの場所でござを敷いて寝転がっています(よく見ると下の写真にも寝ている人が写っています)。そしてお散歩をする観光客。そんな遊歩道のど真ん中にこの露天風呂はあります。
すぐ後ろは遊歩道です。簡単な脱衣場はあるけれど丸見えです。でも不思議とここではそんなに恥ずかしい気がしないのはどうしたわけでしょうな。ただ、さすがにここではおしんこどんに入浴をご遠慮願いました。夜ならいいんだけれどねぇ。
岩盤浴の小屋掛けと露天風呂との位置関係はこんな感じ。ちなみに遊歩道上から撮ってます。
さて、このお風呂を上がって遊歩道を歩いていたら、突然雨が降り出しました。急いで車まで戻りとりあえず事なきを得ましたが、う〜ん今日はこれから「見張りの湯」にも行くはずだったんだよなぁ。しかし雨ではしょうがない(行きたくない)。どうせ今晩の夕食は田沢湖の駅近くで買おうと思っていましたから、いざとなったら田沢湖観光でも‥と思いつつ一気に国道を南下するのでした。さて、このあとはどうなったのでしょう?