− 某リゾートとは無縁の極上温泉 (その1)−


「ああ安比温泉かぁ、俺も入ったことあるよ、スキーで行った時に泊まったからね」とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。有名なスキーリゾートですからね‥と言いたくなるところではありますが、あえて反旗を翻させて頂きます。そして一言、

「黙らっしゃいっ!」(そのあと必殺ちゃぶ台返しのおまけ付き)

リゾート施設内の温泉のことをどうしてここで紹介する必要がありますかいな。今回紹介する野湯はリゾートのある場所よりはるかに山を分け入ったところにある極上の湯なのであります!ちなみに、この野湯の名称こそが正真正銘本家本元の「安比温泉」ですから、リゾート付近の湯は「新安比温泉」というほうが正しいんでしょうね。というわけで、前置きはこれくらいにしていざ行ってみましょ。

安比高原のリゾート施設からさらにぐんぐんと奥に延びる舗装路を進み、「ブナの駅」という休憩施設から未舗装の林道を約3.3kmほど進んだところで林道終点の駐車場に到着です。砂防ダムの堰堤下を対岸に渡ると歩道に出ます。安比温泉のある沢はこの隣(西側)の沢ですから、この沢を遡るのではありません。ほんの少し進むと右上のような看板(「安比歩道入口」と記載)が出てくるので一安心。

道は十分に踏まれていて迷うところはありませんが、場所によっては結構ぬかるんでいます(特に後半部)。ぬかるみを避けて微妙なバランスのもとに歩くのもいいですが、どうせこのあと何度も川を渡る(靴が洗える)んですから、最初から開き直ってびしゃびしゃと泥沼に踏み込んでしまうのもいいかもしれませんね(笑)。0.3kmごとにこんな看板もついていたりするので問題なしです。

歩き出した場所からはずっと緩やかな登りがつづいていますが、標高差にして80mほど上がったところで、左に八幡平方面への登山道が分岐します。温泉目当てのわれわれは当然直進です。ここからは緩やかに沢に向けて下っていくことになります。道はご覧のように相変わらず気持ちいいのですが、途中崩落している箇所もありました。ご注意あれ。



道沿いには何ヶ所かこのような給水ポイントまであって至れり尽くせり。

登山道の分岐から標高で30mほど下ったところで沢に出ます。しばらくは沢の左側を歩いていきますが、進んでいくうちにいよいよ沢渡り地点に到着です。駐車場から温泉までは都合5回(最初の堰堤渡りを含む)渡ることになりますから、その度ごとに靴を脱いで、また履いてというのは効率的ではありません。潔く靴のまま‥と思ったら、おしんこどんは何と(以下次ページ)。

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