(2002年6月10日、580km)

今日は月曜日。青い空が広がるいい天気。自分は「さぁてまた今日から仕事かぁ(やる気のない声)。」と思いつつも出勤の準備をしていた。その時おしんこどん@妻=たまたま帰省中、から電話が入ったのであった。たぶん「はいはぁい、起きてますかぁ?」くらいの話だった。しかしその電話がターニングポイントだった。なぜならTakemaは、電話を切ってからふとものすごく大切なことを思い出したからなのだ。

「そういや、自分は(たまたま)今週の好きな日に1日代休取れるんだった!」

週明けの月曜日。しかもお天気はピーカン、しかも昨日は雨でおうちにてうだうだときていた。「休める?」自問自答。そうなると話は早い。幸いたまたまこの日は出勤しなくてもあまり皆さんに迷惑のかからない日、よって、早速職場に「代休で休みますぅ!」と嬉しそうな声で電話を入れる。よしっ、これで今日、晴れた一日をタンノーしちゃる(コーフン)!

まだ着替えていなかったので、さっそくプライベートお出かけ服(ただのGパン+ジャンパー)に着替え、さっきまでネクタイ着用で乗るはずだったCBR1100XXにまたがる。

どこに行くかはもう決まっていた。昨日天気がよくなかったので行かなかったところ。霧ヶ峰&美ヶ原だ。今年から無料開放されたというのだから、行かない手はない。しかも今日は平日、すいてるのは確か。あ゛〜、昨日雨が降って良かった(笑)。

千葉県方面から中央道に抜けるにはどうあがいても首都高でど真ん中を突っ切らなければならない。でも、すこし朝のラッシュ時から時間差で出たせいか都心部の渋滞も案外拍子抜け、それでも東京都横断はやはり力がいる。行きはいいけれど帰りはやっぱり使いたくないなぁ。一気に双葉SAまで走り抜けると、もうそこは「自分の前に車なし!」の世界。ぬふふぅ。

諏訪南ICで高速を降りて一般道でまずは白樺湖を目指すことに。

うっはぁ、北海道を思わせる直線道路!正面に八ヶ岳をのぞみながらのワンショット。車がいなぁい!だいたい撮影のために立っている場所だって路上だもんね。さっすが平日、善哉善哉。

ここから白樺湖に向かう道も、途中バス渋滞に悩まされたものの基本的に車の数は少ない。追い越し車線があるところでキュンと車列を振り切れば、その先は見事にマイペースで走れるワインディング。はぁ、今日ここに来て良かった!

白樺湖からビーナスライン@旧有料道路に入る。ここ、むちゃくちゃ料金が高かったから1回しか走ったことがなかったのだ。その時の、「過去1回=晩秋の午後=あまり来る人がいない=すいていた」時と同じくらいにすいている。おまけに山の斜面には咲き乱れるヤマツツジ。はあぁあ、たまらんですなあ(^o^)。

 

だって左の写真のようにぐるるぅ〜と回る道にも車が来ないんですよ。ヤマツツジはご覧の通りだし(ちょいと人為植生的な雰囲気はありましたが)
むはぁ的気分のままそのまま走っていくと、ありましたありました、あの「むさぼり取る」という表現が適当ともいえた料金所が(ちなみに行かれたことのない方のために説明すると、このビーナスライン上にはいくつもの区間料金所があり、そのたびごとに「結構!」な料金を徴収されていたわけですね)。しかし無料開放となって役目を終えた今になっても撤去されてはおらず、「しばらくこのままにしておこうか、ゲート代わりにもなるし」ということのようです。ここに限らず全ての料金所がかつてのまま残されていました。そして「この道路は無料開放されました」の看板。いいなぁ、小気味いいなぁ。どっかの「公団」に聞かせてやりてぇなぁ。

 

んでもって、気持ちいいあたりの休憩所はどこもガラ空き。右の写真をご覧頂いてもわかると思いますが、駐車の向きをはばかることなく思いっきり横向き駐車。でもこれで誰に迷惑がかかるってぇんだ(江戸っ子ふう)。

さて、わがCBR1100XXは元気にワインディングを登りつめて標高2000m近くの山本小屋へ。ちょくちょくバイクを停めては写真を撮っていたにも関わらず、自分を抜いていく車はのべほんの数台。平日の驚異といったところでした。

そして山本小屋の売店棟にバイクを停め、牛伏山までほんの僅か(10分)のだらだら登りで、さすが美ヶ原ともいえる大展望が広がるのですね。

 

もちろんズームで撮っていますからこの通りに見えるわけじゃないですが、左の御岳山も、右の北アルプスもくっきり見えていました。ついでに右写真はマウスオンで「さらにズームした槍ヶ岳」を仕込んでありますので、是非ともマウスのポインタをのせてみて下さい。

さぁってぇ、頂上でビールを飲みたい欲求に何とか耐えまくり、ここからは北側の武石村方面へ降りていきます。この続きは次のページでね。しっかし、日帰りなのに、ツーレポ書いているとなんで2ページにもなっちゃうんだろう?(笑)。

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