(2004/1/25)

今日は快晴の日曜日。前日の夜に韓国料理でまったりハフハフしたこともあって、Takemaが起きたのはゆっくり午前10時過ぎ。今からじゃ大したところにも行かれないなぁ、せいぜい銚子に行ってお刺身でも食べるくらいかなと思いつつのんびりと朝食です。ん?あまりにものんびりしているうちに、気がつけば「NHKのど自慢」に見入っている自分。天気もいいのにこれはちょっとよろしくないのではないか?

というわけでおしんこどんに「今日これからどうするか」のお伺いをたててみると、「江戸川の土手あたりでのんびりするのもいいんじゃない?」とのご託宣。なるほどそれもいいかもしれんというわけで、ブラックバードにタンデムで、まずは江戸川沿いにある「里見公園」へ。

里見公園はとっても久しぶりです。初めて来たのは小学校の遠足だったけれど、確かそのあと1回だけ来たかなぁという感じ。しかしここも特別に見るべきものがあるわけでもなく、川沿いの展望台(木が茂ってだいぶ見えなくなりつつありますが)から「あれが東京タワーで、あれがサンシャイン60、う〜ん富士山はちょっと霞んで見えないのかなぁ」などと言い合いながら過ごしても、大した時間つぶしにはなりません。んでもって入口あたりのひなたぼっこ野良猫×6.7匹相手にしばし暇つぶし。小春日和的に暖かい、いい日なんだけれどなぁ。しかしまぁこれで帰るのもなぁと思っていた時、ふとひらめきましたっ!

細川たかしの大ヒット曲で有名になったこの渡し船(矢切〜柴又)は、Takemaが住む千葉県市川市とお隣松戸市の境あたりにあるのですが(ちなみに微妙に松戸市側、残念)、実はこれまで乗ったことも見たこともなかったんです。よっしゃそれならばということで、いざ船着き場を目指します。とはいっても里見公園からはバイクで10分弱(ちなみにわが家からだと15-20分くらい)、途中通行止めに惑わされながらも、まぁ何とか千葉側の乗り場までやってきました。

たぶん日本全国津々浦々のおじさんおばさんのほぼ全員が知っていると思われる、超メジャー系の渡し船ですから激しく観光化されているのかと思いきや、われわれが着いた時には他にお客さんなし、すぐ手前にある茶屋のおばさんも手持ちぶさたという感じでした(それでもどこからか徐々に人が集まってくるのがさすが)。茶屋周辺には焼き芋の焼けるいい匂いが漂っています。それに甘酒かぁ、こんな時じゃないと絶対飲まないよなぁなどと一瞬誘惑されますが、まぁ帰りに飲むかもしれないしというわけで往路はパスすることに。

千葉県側の乗り場にはこんな旗が嬉しそうにはためいておりました。もしかしたら「今日は運行しているよ!」という目印なのかもしれません。運賃はご覧の通りですが、案内が全て手作りなのも何だか予想外でした。ちなみにこの渡し船の運行管理は千葉県側(松戸市)が行っているようです。この渡し船の、元々の運航目的(川の両側に耕作田を持つ農民の輸送)から考えるに、農民たちの家が千葉側にあったからなんでしょうか。とにかく柴又側船着き場にはミニわらじ売りの屋台以外何もありませんでした、はい。

さて、そんなこんなとしているうちに、向こう岸から船がやってきました。

この渡し船、基本的に全て手漕ぎです。風の強い時などは動力を使うこともあるとのことで船の後方には船外機が付けられていますが、今日は微風快晴ですから船頭さんもしっかり櫓を操って船を動かしておりました。ちなみに柴又側の船着き場の方が上流に設置されているので、千葉側から対岸に向かう時の方が大変そうでしたな。なお、船上で船頭さんが「矢切の渡しを歌う」などのサービスは一切行っておりません(笑)。わざわざそのように掲示されていたところを見ると、これまで相当のお客さんが船頭さんにリクエストしてきたのだと思われますがどうでしょうか(笑)。

そんなこんなで船がこちら側に到着しました。お客さんが降りたあと、一番で乗り込みます!
やっぱり撮ってた動画編

「渡し船が到着です!」

ホントにのんびりと到着しますなぁ。
だからファイルサイズも大きい!

Asf形式 646KB、34秒

[戻る]  [次へ]