地蔵尾根の分岐(左上写真)からすぐの場所にあるのが旧名「赤岳石室」、今は赤岳天望荘とかいう山小屋(右上写真)ですが、当然この時期は冬期閉鎖中です。小屋の横でしばしまったり、とはいってもまだ一応最後の登りがあるんで気は抜けません。チョコレートと水を飲み、煙草を一服(いや、二服)しただけでした。
ピッケルのブレード上という何とも危なっかしいところにデジカメを置いての撮影ゆえ、何だか不思議な中腰スタイルの写真になっちゃいました(苦笑)。
いやぁ、それにしても風はないし暖かい!もちろん無風ではありませんが、ヤッケのフードをかぶったのはほんの10分ほど、あとは上写真の姿のまま、耳も丸出しで平気でした。ここで天気がこんなに恵まれたのって初めてかもしれない(笑)。かつて2月にソロで硫黄岳〜横岳〜赤岳〜中岳と縦走した時は強風&低温で死ぬかと思うくらいきつかったもんなぁ。しかし今だったら絶対地蔵経由、途中で降りちゃうだろうに、あの時は何であんなにガッツがあったんだろうと不思議ですわ〜。
横岳をバックにしながら(左上写真)、最後の赤岳の登りは岩場も何もない簡単な道です。何といっても、強風や雪煙がないのが一番お気楽の種というわけで、振り返ればさっき休んだ天望荘もはるか下に(左上写真にマウスオンで画像が変わります)。
さて、そんなこんなでようやく赤岳頂上に着きました。小屋のある北峰をパスして南峰へは一投足。すぐそこです。
おおっ、貸し切り大展望じゃ!
というわけで、頂上関係のお話は次のページということで。