奥の院地獄の湯を堪能したあとは、峠を越えて反対側(秋田県側)にある木地山キャンプ場へ。ここも春夏合わせていったい何度来たのか数えられないくらい常連化しているキャンプ場ですが、この日(4/30)は平日だったこともあり、まだ場内はガラガラでした。というわけで、場内を見渡せる高台にある一等地にテントを設営。

夜は結構冷えましたが、寒くなれば24時間入り放題の温泉があるので気が楽です。肉やら野菜やらを炭火で焼き、焼酎をキュッとやれば世の憂さも忘れるってぇもんですな。あまり夜更かしをすると明日の行動に差し支えるかもしれないんで、そこそこの時間に就寝ということに。

明けて3日目、今日の天気もまずまず。ならば再び目指すは昨日と同じ鬼首方面!ならばどうして鬼首の吹上キャンプ場あたりに泊まらないのかといわれそうですが、それが妙なこだわりだったりするんでまぁお気になさらずにということで‥。

花山峠を越え、花山ダムから裏道を通って水神峠へ、そこから地熱発電所入口経由で鬼首へと下っていくわけですが、その途中にはあの荒湯地獄があります。昨日ちらりと見たときには何台かの車やバイクが止まっていたので、「あ〜、ここももうゆっくりは出来なくなっちゃったなぁ」と思いつつ通過したのですが、今日はどうやらまだ無人の様子。ならばということで急遽入りに行くことにします。

何度も来たことがあるので勝手知ったる?道を下りていくと、ありましたありました先人の力作が。ただし一番上の立派なやつは湯温が高すぎてパス。「本命」は、別の沢との合流点あたりにあるのも以前と同じですね。結構浅くなっていましたが、まぁ入りながら底を掘れば少しずつ快適になってきます。誰も来ないし天気はいいしで、はぁ極楽♪

しばし春の野湯を堪能したところで、そろそろ上がるかということに。結局誰も来ずゆっくりと楽しむことが出来ました。やっぱり来てみなきゃわからないものです。服を着て、何気なく別の沢側に目をやってみると‥

なんとこちら側にはシートでかっちりと作られた巨大湯船が!10人くらいが1度に入れそうなサイズです。水も引いてあるのでまぁまぁ適温。風情という点では今一歩ですが、ゆっくりと浸かるには良いかもしれませんね。

というわけで荒湯地獄をあとにすることに。そもそも今日の目的地はここじゃないんです。ずいぶん湯ったりと寄り道しちゃったなぁ。さて次は、昨日の奥の院地獄に引き続きの温泉探索。行けるかなぁ(謎)。

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