2005/5注 この記載内容は現状では大きく変わっています。どう変わっているかはこちらの翌年版をご覧下さい。クリックすると新ウィンドウが開きます)]
今日のメインイベントは、昨日に引き続き地熱発電所周辺の野湯探しを計画していました。発電所の周辺には規模の大きな「片山地獄」というのがありますが、残念ながらそのほとんどは発電所敷地内にあって立入禁止。しかしインターネットで見る限り、何だか入れそうな場所がいくつかあるらしい??。駄目でもともとモノは試しというわけでいざ探索開始!

1/25000地図のコピーをもとに山側へ入っていくのですが、どうやら道が違っているようで、どこに行ってもそれらしき場所がみつかりません。おまけに発電所関係の作業道がいくつもあって、整備された道がいきなり行き止まりになったり、さんざ苦労したあげくは元の場所に戻らされたりと、身体だけ疲れて全然報われないまま時間ばかりが過ぎていきます。おまけに「こっちに行けばいいことありそう」と思われる側はすべて立入禁止。こりゃダメか?と考えだした時のことでした。

山道からふと立派な歩道に出ました。木道まであって、さっきまでの半藪こぎに比べれば雲泥の差です。そしてその先には、おおっ、噂には聞いていたあの湯船が!

木製の湯船にはこんこんと熱いお湯が注ぎ込まれています。こりゃ熱くて入れません。ここに入る場合は源泉パイプをいったん外しておき、湯温が下がるのをしばらく待つしかなさそうです。湯の色は透明で硫黄臭もなし、奥の院などとは違った泉源のようです。

しかし今シーズンはまだ誰も入っていないのでしょう。湯の表面や浴槽の底にはどひゃらっと藻が付きまくっています。虫取り網でもあれば一網打尽に出来るのでしょうが、その準備はありませんし、かといって手で底の藻をすくうには湯が熱すぎます。というわけで、今回はやむなく手湯&飲泉だけで我慢。ま、場所もはっきりしたし、本格入浴は次の機会までとっときましょ。

ちなみに、浴槽のすぐ上には源泉の湧き出し口があり、そこにはご丁寧に「NO.4地獄」と書かれたプレートが置かれておりました。しかしこの湯船、誰が何の目的で作ったんでしょうねぇ(謎)。

このあとは吹上キャンプ場入口にあるレストランで腹ごしらえということに。結構おいしくて満足♪よっしゃ、次行ってみよう!

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