- アイスランド2010夏 (6)いきなり行っちゃえブルーラグーンの湯! -



アイスランド到着後まだ数時間しか経ってないのに早くもこのような悦楽温泉タンノー!

そんなわけでレンタカー屋のおにいちゃんに基本操作の指導を受け、うわー左ハンドルって久しぶりだー、しかもこんなに大きな車で大丈夫なんでしょうか?とTakemaの心の中で不安が炸裂します(笑)。店内にあった無料コーヒーをいただいて、落ち着けTakema(笑)。ちなみにまだアイスランドの現金を引き出していなかったので、いったん空港まで戻ろうと思って行き方を聞いてみると‥

げげっ、いきなりラウンドアバウトかいっ!その昔、ここと同じ右側通行のハワイはオアフ島内ラウンドアバウトで、どう走っていいのか頭ん中が混乱混沌スライムどろろ系に溶解し、結局周回路内でやむなく停車してしまったいまわしい思い出がよみがえりました(笑)。ま、交通量が少なかったし乗っていたのも250ccバイクということで事故になることはなかったのですが、右側通行のラウンドアバウトはあれ以来だよなーとちょっぴりビビリモードが入ります。



さーて出発しようとしたら、カーナビ装着を忘れ去られていてアブナイところでした。慌てて説明する係員氏。

そんなわけでしばらくはその辺の道路(通行量少)で感覚のベンキョーをすべく教習車モードで練習し、「反対だぞ反対だぞ」と脳に念というか刺激を送り、おしんこどんにも「もし間違って変な動きをしたら即『逆っ!』って言ってね」と念を押してもらうことにしました。実際、この旅行中に何度か逆走しかけましたし(習慣ってコワイ)。

そのあと無事に空港のATMで現金を引き出し、それではいざ、まずは今宵の宿「Northern Light Inn」へと向かうのであります!が‥。



あのー、交通量がこれくらいって(笑)。案ずるより産むが易しというか、早速TakemaもVサインですわ。

さてそんなわけで無事ホテルへ。というか、空港からこのホテルまで実走行距離でも20kmもないくらいなんですがね。ただまぁ宿についてはまたあとで触れることにして、宿のバスタオル(ちゃんと持ち出し用の色違いタオルが用意されている)を手にしてさっそくお出かけです!目指すは‥世界最大の露天温泉、ブルーライトヨコハマ!(違うって=確信犯)もとい、

Northern Light Innからブルーラグーンまでは車で5分かかるかどうかの超至近距離でありまして速攻到着!初日の宿をここに決めたのもブルーラグーン訪問とセットで考えていたからでありまして、うーん完璧パーペキ大正解でありました。

まずは受付で入場料28ユーロを支払います。なぜかユーロ払いなのが不思議ですが、アイスランドクローナ(以下「Kr」と表記)の通貨価値の変動(というか下落)ペースが激しいのであえてユーロ払いにしたのでしょう(数年前の旅行記サイトではKr払いのようでした)。われわれが訪問したときはEUR1=110円くらいの円高時期でしたが、それでも約3000円かぁ結構するぞ(笑)。しかしあの「大江戸温泉物語」の入場料も2900円だったりするし、キャンペーンとかで安くなっていたりするようですが、別に駐車料金も1000円かかったりするのでほとんど同じ料金感覚ですね。もっとも「大江戸」の湯に浸かりに行く計画は全く以てございませんが(笑)。

ちなみにカード社会であるアイスランドですからもちろんここでもカードが使えます。うーん、今回の旅行ではいったいどれだけカードを使うことになるんだろうか&再来月の支払いはいったいどんなことになっちゃうんだろうか?まぁ不安がってもしょうがないことなんでどんどん使っちゃえ(キリギリスモード全開)。

青いリストバンドを受け取った上でいざ更衣室へ。ここで水着に着替えるとともにシャワーで全身キレイにしてから湯に入りましょうねという流れなのですが、これはいいですね。日本では着替えてそのままプールに行っちゃいますが(気持ちばかりのシャワーは浴びたとしても)、事前に身体の大事な部分などを念入りに洗い(石けんやシャンプーで)、それから水着を着ていざプールへというやり方は日本でも是非取り入れてほしいものです(でもわたしゃ日本ではプールへは行きませんが)。

そんなわけで防水デジカメと非防水ビデオカメラと、温泉タオルとバスタオルをひとまとめにビニール袋に入れていざブルーラグーンの湯へ向かいます!



湯温は場所によって違いがありますが、ぬるいところで36度くらいかもしれません。熱いエリアでは40度くらいありますが、もちろん一番奥の新鮮湯投入エリアの表面温度は「ぐはぁアチチのチ」であります。それと、実はこの湯池の底は真っ平らに整地されているわけではないということも知っておくべきでしょう。下手してむやみに動き回ると下手すると捻挫します(笑)。

しかしとにかくぬるめということはじっくり長湯が可能ということでもありますので、ここではとにかく数時間単位でのんびりくつろぐようなつもりでの訪問を計画するのがよろしいかと思います。せっかくEUR28も払ってるんだし(笑)。



一番奥の人工岩場付近から激熱湯があふれ出ておりますが、柵などないのがアイスランド流。



せっかくなので温泉タオルを手にして披露。そのあとは適温の場所でまったりと‥。



ん?これは何?実はここブルーラグーンの白湯泥は美容にいいのだとか。ここで塗れます。



というわけでそれぞれ塗ってみたわけですが、特にTakemaは乱雑な塗りぶりですね(苦笑)。



白人のおねーちゃんたちも塗ってます塗ってます。ん?約1名、デーモン閣下みたいな人も(失礼)。



おしんこどんはここでもY字バランス‥と思ったら今度は滝に打たれてます(右上画像マウスオン)。



場内には何とバーまであります。例のリストバンドに仕込まれたICチップで最後に精算ね。



どういうわけだか洞窟の湯までありました。特に意味はないと思うぞ(笑)。



このあたりは滑りやすいので注意ね。場内監視のオネーサンは特に子供らの挙動をチェック中。

というわけでTakemaは陸に上がって、今度は新しい新兵器(同じだろ)、ほぼ最新のビデオカメラ「HDR-CX170」での撮影を試みます!しかしこれを手にして湯に入る勇気はないので(もちろん非防水だし新品だし)、とにかくおしんこどんに被写体になってもらいました。
「ブルーラグーンで一人挙手するおしんこどん」

このあと、近くにいた方が「お2人の写真、撮りましょうか」と親切におっしゃっていただいたので御願いしたんですが‥うわ、防水デジカメってことで結構気楽に扱っていたら、何とレンズに水滴がついてることに気づきませんでした!(しかもTakemaはどっか別の方向を見てるし)。これは失敗!(苦笑)。もちろん温泉から上がったあとは真水で丁寧に洗いましたよ。ここは食塩泉だし‥。

おっとここまで説明するのを忘れていましたが、この巨大露天温泉はもちろん自噴の自然温泉ではないわけです。ここでまた「アイスランド観光文化研究所」による説明を引用いたしましょう。

【Blue Lagoon (Bláa Lónið )】

こ こは自然が創造した温泉ではなく、地熱エネルギーを利用して人工的に造られたもの。スヴァルトセンギ地熱発電所のポンプが地表下2000mから汲み上げる ミネラルを豊富に含んだ地熱海水(240℃)が広大な人工温泉の原水となっています。この高温度の熱海水の2/3は塩水、そのために塩温泉とも呼ばれるの です。この地熱海水は、一方で電気エネルギーを産み出し、他方では真水を暖めるという二元の働きをします。豊富なけい素、塩分やその他多くの成分を含んだ 使用済みの温水は約70℃の温度で流れ出て、ブルーラグーンに貯えられます。アトピーや湿疹など皮膚病治癒に効果があると云われ、近くのホテルに長期滞在 して温泉治療に専念する外国人湯治客もしばしば見られます。

ブルーラグーンの原型は1976年にスヴァルトセンギ地熱発電所を運営する会社スーズゥルネス地域暖房社によって作られていますが 温泉浴場として活用されるのは1981年になってから。現在のように一般人やツーリストに開放されたのは1987年ですから歴史的にはそんなに古いもので はありません。1994年には厚生省によって正式に乾癬症への効能が認められ、その治療センターが備わるなどしてこの頃から国際的に知られるようなりま す。1993年から1994年にかけては入浴面積を拡大しています。それでも当時は設備は貧弱で広さ5,000㎡のラグーンの中で入浴が許されるスペース も限られたものでした。1999年5月、2,700㎡にも及ぶ新しい施設が建設され、名実ともに世界最大級の露天風呂になっています。広大なラグーンの中で、ゲストの入浴が許されるスペースは約2,400㎡だけです。


新しいメイン・ハウスは、そのセンターにはレストラン、着替え室、カフェーなどが備わったモダンで清潔な装いで、特に、ラグーン側の壁がガラスとなっている為に、入浴しない場合でも、ソフトドリンクを飲みながら広大なブルーラグーンの全容を眺めることができます。
この新施設のオープンで、いっときに従来の3倍に相当する700人ものゲストが入浴が愉しめるようになりました。新入浴ゾーンでは、安全の為に、深さが 1.4mまでと制限されており、又、水温はコンピュータ制御により37‐39℃に維持されています。年間約20万人もの人々がここで入浴を楽しんでいます がその半数以上は外国人旅行者です。

入浴するには水着が必要となります。

そんなわけなんです(引用で手を抜いたようにも見えますが、明らかに詳しいんだからこの方が親切でしょ)。ちなみにアイスランドでは水力発電(80%強)と地熱発電(20%弱)で全ての電力供給がまかなわれているらしく、化石燃料はといえば車や船などの輸送に使用されているだけなのだとか。人口が少ないとはいえ(前にも書きましたが32万人)、これはすごいことですよね。

さてちなみに2時間弱ほど温泉湯池(水着着用とはいえあくまでプールとは書きたくないのよ)にてまったりしたわけですが、到着は現地時間で18:20、湯上がりはその2時間弱後の20:10頃とはいえ、アイスランドの大地は一向に暗くなる気配を見せません。

北極圏からすぐ南に位置するだけあって(国土の一部の島は北極圏)、訪問時は7月末でしたが夏至の頃はほとんど白夜に近い状況になるだけあって、この時期の日没は23:00頃でありました。そして4:00前にはもう明るいわけで、観光にはあまりにもありがたいのであります。その代わり真冬はレイキャビクの場合日の出から日没までが4時間半弱しかないという極端さなのですが(だからオーロラ観察にはいいとも言えます)。

そんなわけでもうすでに20:00を優に回っていますが、そろそろ夕ごはんにしましょうか。
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