- アイスランド2010夏 (7) この国ならではの夕ごはん&Nothern Light Innでまったり -

というわけでブルーラグーンの湯を楽しんだあとは夕食♪とはいってもこの界隈で食事が食べられるのはここブルーラグーン併設のレストラン(夏期は-21:00)か宿のレストランかの2択のみ。たぶんどちらもそこそこの値段だろうということで、湯上がりそのままで食べられるこちらのレストランへ直行した次第です。



となればまずは‥ですね!あ、アイスランドの道交法基準内でこの1杯だけ(ホント)。

いやぁこのレストラン、メニューの豊富さも含めてなかなか悪くありません。他のレストランとの値段比較が出来ない「アイスランド初メシ」なのであまり多くのコメントは発しませんが(多分高い)、ここで目に留まったのは「クジラ刺身」!そう、ここアイスランドは日本と同じく世界でも数少ない捕鯨国なのですよ。

そうであればどう考えても食べるしかないっしょということで、海老の何たらとともにさっそく注文。パンも付いてくるのでこれで夕食としては十分です(いつも書いていることですがわれわれは少食夫婦なんです)。



そんなわけでアイスランドの第1食はこんな感じとなりました。クジラのプレートにはちゃんとワサビまで添えられていましたよ。



レストランサイドから望遠で撮ってみると‥おお、地熱発電所が頑張って稼働しています!

というか、この地熱発電所があって初めてブルーラグーンの湯もあり得るわけなので当然なのですが。ちなみにこの画像を撮影したのは現地時間の20:56。施設の営業は21:00までなのですから「そろそろ上がらないとヤバイんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、入場者の最終退出時間は営業時間終了45分後(つまりは21:45)になっていますから、まだまだ余裕なのです。というか、空いている湯池をタンノーしたいのであればこの時間が狙い目かも?

さてそんなわけでブルーラグーンから宿へと戻ります(宿の無料送迎車もありますがわれわれは自前で移動)。この宿「Northern Light Inn」ですが、日本語に訳せば「オーロラの宿」とでも言いましょうか。オーロラ(Aurora)の語源はローマ神話の女神に由来するらしく英語では「Northern Light」とも言われます(南極側では「Southern Light」)。



というわけでこちらは宿の送迎車ですが、なるほどこのナンバープレートなら大丈夫ですね。



質素な宿に見えますが、設備は必要にして十分です。窓の外には荒涼とした岩の平原が累々と続きます。

ところでこの宿の予約にあたっては「Cold Nature」のりゅさんのお力添えをいただき、割引価格で宿泊させていただきました。詳しくはCold Natureサイト内のどこかの記述をご覧いただくとして(笑)、突然の問い合わせに快く対応していただいたりゅさん、ありがとうございました(感謝)。

ちなみにアイスランドの宿泊事情ですが、もちろん「夏場は混む(冬場は休業するところも多い=特に地方部)」というのはもちろんとして、われわれが滞在中に感じた中で参考になりそうな点をいくつか挙げておこうかと思います。もちろん「超高級ホテル」にはあてはまらない点も多いと思いますが。
* 基本は朝食込み

われわれが多く宿泊したのはゲストハウスという、いわばB&Bとホテルを合わせた感じのカテゴリーですが(ただしここNorthern Light Innは「ホテル」カテゴリーに属します)、基本は朝食込みの料金です。ただし一部に朝食別料金のところもあり、その場合の朝食代は1000kr-1200kr/P.P.(Per Person)でした(2010年8月時点のレートは1kr=0.7円)。なお、「ホテル」と銘打っていても、たとえば学校の寄宿舎を夏場だけ宿として転用しているような宿の場合は状況が違うかも知れません(要確認)。
* 夕食をどうするか

これは都市部と地方、それも地方の町中と一軒宿的な場所とで大きく違います。まず都市部や地方の町中、すなわち「外食が可能な立地」にある宿では夕食の営業はしていないのが普通です。定番かつビュッフェ形式の朝食と違い、事前に下準備しておき、かつその場で対応しなければならない夕食は手間がかかるため「他に食べる場所があるなら分業しましょ」ということのようです。しかし宿とレストランとが離れている場合もあり、車がないとキビシイ場合もあるかもしれません。

一軒宿的な宿の場合は夕食時にもレストランが営業するのが普通です。ただしこれはあくまで宿泊者向けに提供するわけですから営業時間もきわめて限られていると同時に、仕込み準備の関係で仕込み後に到着しても「あなたたちの分はない」といわれる可能性もあります。特にゲストハウスの場合夕食のメニュー選択肢がなく、宿泊者全員に同一食を提供という場合もあります(日本の山小屋みたいですね)。

特にその日の宿を決めずに旅行する場合(ハイシーズン時、特に国道1号線沿いの宿はかなり混むと思いますが)、夕方以降に飛び込みで泊まれてもまず夕食までは望めません。そこそこの大きさの町ではスーパー(とはいってもコンビニに毛が生えたような大きさですが)でパンやサンドイッチを売っていますのでこれを手に入れておくと食いっぱぐれません。パンそのものが美味しいので、冷蔵の棚に置かれていても結構イケますよ。
* 宿の設備
ゲストハウスの場合各部屋に冷蔵庫はなく、またバストイレも共同の場合が多いです(ただし部屋グレードによってはさにあらず)。ゲストハウスといっても宿ごとの設備差はかなり大きく、一概に論じることは出来ないでしょう。

ところで、ゲストハウス(及びホテル)によっては「Sleeping Bag Accommodation」なる部屋を用意している場合もあります。持参の寝袋を利用するスタイルで、これはかなり格安です。もちろんそこでドミトリー形式であればさらに。

なおゲストハウスによっては自炊設備を有しているところもありますが、数としては少ないです。事前に調べていけば安心ですが、飛び込みの場合はあまり期待しないこと。
* インターネット

PCを持参する場合無線LAN(WiFi)が通じるかどうかは死活問題ですが?アイスランドはネットの点でも先進国で、かなりの宿で無線LANに対応しています。ただし日本で増えてきたような「宿泊者完全無料」の宿ばかりではなく、チェックイン時にWiFi利用の旨を申し出てIDとパスを教えてもらい、利用料(それほど高くはないです。通常500-1000kr以下)を事前に支払うという宿も少なからずあります。

ただし基本的には「コモンスペースで使う」ということを前提としており、自室では切れ切れになってしまうこともしばしばです(有料の場合も含めて)。自室で安定受信できていたらわが身の幸運を感謝しましょう(笑)。
* 日本からの予約

残念ながらアイスランドには「*ゃらん」とか「楽*」とかの宿泊予約のグローバルサイトはありません。それに似たサイトはあるのですが、各サイトとも登録されている宿が網羅的ではないので、同じ地域でも各サイトを渡り歩いて「その地域にある宿」を調べ上げる必要があります(ありました)。Takemaの場合そのような予約サイト経由でブッキングした場合と、宿に直接メールして予約した場合とが半々くらいだったと思います。大した英語力は必要ないので(というかワンパターン)、自力で予約してみるのも楽しいです。

ただしいずれの場合も(無断キャンセル防止のために)クレジットカード情報を伝達する必要があります。予約サイトの場合は情報漏洩抑止のためのセキュリティシステムがあるはずですが、宿と直接メールでやり取りする場合はカード番号等を第三者に読み取られないようにするような工夫が必要です。Takemaの場合は情報を1枚のGIF画像として作成した上で無関係のファイル名をつけて送信しています。
* GH以外の宿

ホテルはまぁいいとして、それ以外のカテゴリーとしては「ファームホリディ」加盟の宿というのがあります。自分はこのサイトを利用していないのでわかりませんが(知らなかった)、結果的には「Farmer's Guesthouse」には宿泊していたんでした。でも、せっかく泊まるなら「Farmhouse」でしょうね、間違いなく。サイトでは宿泊料金がわからないようですが?極端に高くはないと思われます。ただしオフシーズンは軒並み休業でしょう。
さて話をNorthern Light Innに戻してと。ホテルだけあって居心地の良さそうなコモンルームもあり(使いませんでしたが)、また展望ルームもあって晴れた日にくつろぐにはいい感じ(これまた見学しただけでしたが)。ネットは室内での接続OKでしたので、寝るまでの時間はまったり。時差に関しては直行便を利用しなかったせいもあって全く問題なしでした(これは帰国日に関しても同じ)。

そして翌朝。この日はあえて首都レイキャビクを回り込むようにしてレイキャネース半島を南回りでクヴェーラゲルジ(Hveragerdi)までなのでゆっくりです。しかし天候は「霧雨時々小雨」のあいにくの天気でありました。まぁこればっかりはしょうがないので朝ごはん。

食堂からは地熱発電所の建物が見えており、実は蒸気音もそこそこ聞こえてきます(室内ではほとんど気になりません)。発電所からはもうもうと湯気が上がっており、また宿のすぐそばには近くの町へ湯を送るためのパイプが何本も延びておりました。

そうそう書き忘れましたが、アイスランドのかなり多くの地域では各戸への温水供給が行き渡っておりまして、シャワーやキッチンでお湯の蛇口を捻ればちゃんと地熱水ベースの温水が出るようになっています(東部や北西部など、地熱地帯を持たない一部地域を除く)。ん、しかし地熱水ベースってことは‥そう、温泉があふれ出るってことです!しかもこのホテルもそうでしたが!

こ、これは温泉好きにはたまらない悦楽です!もちろん配管が詰まったら元も子もないので湯花はきっちり除去されているようですが、どっかの西側英語圏先進国のように「徹底的に源泉の成分やにおいまでもを除去した『ただのお湯+塩素』を温泉と言ってはばからない」、そんなカナディアンロッキーの観光地の湯とは違います!濾過は必要最小限できっちりとイイ感じの湯を供給するのがアイスランド流。エライぞすごいぞアイスランド!(あ、どうやらメーターが設置されているらしく「使い放題無料」というわけではないようですが=これも現実)。

ちなみにさらに話はそれますがこの国の温泉利用のすごい点はまだあって、かなり小さな町であっても温水プールがあるのです!しかも先ほどのブルーラグーンのような「限りなく100%観光客対象の施設」とは違って格安!自分たちは行かなかったので料金の相場はわかりませんが、アイスランド政府の肝入りで整備されているわけですから(政府の財政があたふたしているとはいえ)極端に値上げしているはずはなく、ある種お勧めかも知れません。なお利用する場合は「Hot Tub」を必ずお楽しみ下さい。プールよりも湯温が高く設定された、いわば「露天風呂」があるようですので(もちろん水着着用ですが)。

いやーこのページは話がそれまくりですがそろそろ本題(旅行記)に戻しましょう。朝ごはんの件ですが、さすがに空港に近いこともあり朝5時ころから出発していくお客さんも多く、7:30にレストランに行ったとき先客は1組だけでした。

ところでアイスランドのご飯ネタですが、昼夕食はともかくとして朝食は完全にコンチネンタル系ですね。「では昼はともかくとしても夕食はどうなんだ、アイスランド料理は!」とお思いの御仁もおられるでしょうが、その関連についてはまたあとのページでということでね(謎笑)。



窓から見える景色をズームインすると‥うーん工場そのもの。でも空き地が荒涼としているのは自然そのまま。

そんなわけでそろそろチェックアウトして本日の行程をスタートすることにいたしましょう。この日の目的地クヴェーラゲルジまでさしたる距離がないことは上にも書きましたが、いかんせんまだまだ右側通行&この四駆にも慣れていないこともあり、そしてさらには「謎の隠密行程」も控えていることからあえて首都突入を後回しにした次第です。あとから振り返ってみればこの旅程は大正解で、運転に慣れていないところで一番複雑な運転技術を必要とするエリアに入るのは時には無謀なのであります。右側通行の運転に慣れている人であれば「レイキャビクごとき楽勝」なのでしょうがわたしはそうではありませんので。



宿の入口の温度計は12度くらいを指しています。日本の皆様ゴメンナサイ系の快適温度(ちょいと寒いくらい)。



ちなみに左上画像の赤い屋根の建物が宿であります。地熱発電所がいかに近いか、そして湯気のすごさも!

さ、そんなこんなでお天気イマイチのこの日はどんなことになるのやら。
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