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北米プレートとユーラシアプレートのまさに裂け目に湧く温泉。湯温は46度ですが入浴敢行(笑)。

(2010年7月27日−8月13日)

さてわたくしTakemaが2010年夏の旅行先として選んだのは何とヨーロッパ圏に位置する国、アイスランド。旅行先を選定するにあたっては様々な紆余曲折があったということは後述するとして、そもそもこの国名だけでも「猛暑の日本から脱出しての避暑先」としては絶好そのものの響きを有しているのでありますね(笑)。

そのようなイメージのみならず、実際にこの国は世界で3番目に大きい氷床を有しており、それら大小の氷床から流れ出る数多くの氷河があります。また北西から北東にかけての数多くのフィヨルド、さらには荒涼とした内陸部などさまざまな自然地形を有しています。しかしそれだけではありません、ここアイスランドはプレートテクトニクス理論による「北米プレートとユーラシアプレートの境目」に位置している国だけあって、大変に火山活動が盛んな国でもあります。となれば?

もちろん賢明なる読者諸氏におかれましては「あーやっぱりね」とお思いでしょうが、いつものワンパターン的な行動が予想されることについてはあえてスルーさせてください(苦笑)。そんなわけでTakema&おしんこどんプレゼンツ、いつものようなどたばた旅行記がはじまりまーす!

おおっと書き忘れるところでしたが、このページの一番上にあるタイトル画像が「iSLAND」と「ICELAND」と交互に表示されていると思います。「iSLAND」とは現地アイスランド語での表記ですので念のため。ちなみに現地の地名などは英語読みとは違う発音をすることが多いのでなかなか苦労します。最低限の発音の特徴などは理解していた方がよろしいかと。



アイスランド総集編その1
本編制作前に作ったダイジェスト版です。ただしいつものように「本編で初公開したいがための出し惜しみ」をしていることが考えられますので悪しからずご了承下さい(笑)。なお、この旅行では往復ともシンガポールに寄り道し、帰路ではイギリスにも数日滞在しています。
アイスランド総集編その2
1ページで収まらなくなったのでもう1ページ追加でお届けします(笑)。それにしても針小棒大系のページ作りは回を追うごとにますます激しくなっているようですね。40代も半ばを過ぎて着々とくどさを増しているということなのでしょうか(笑)。

アイスランド旅行を決めるまでの経緯、そして現地情報など
実は別の場所を本命として考えていたTakemaでありますが、そちらをボツにした経緯、そして現地予約を進めつつの「言いようのない不安」まで。アイスランド旅行の計画を立てるにあたっての参考となる資料やウェブページについての記載もあり。
7h+13h+3h=合計23時間のフライトでレイキャビク到着
シンガポールで「定番の夕日」を眺めた上で夕食。そして13時間弱にも及ぶ長距離フライトが待っています!そしてロンドンヒースローではまたも長い待ち時間がありましたが、やはりよーくネタだけ会って時差ボケの問題はなし。というわけでいざレンタカー屋さんへ!
いきなり行っちゃえブルーラグーンの湯!
最初はビビりながらも、交通量の少なさに「あ、こりゃ行ける」というわけでスイスイとお宿へ。このあとはアイスランドに旅行する人なら誰もが行くであろう「ブルーラグーンの湯」へと向かいます!いやー、噂に違わず素晴らしい湯池でありましたぞ。
この国ならではの夕ごはん&Nothern Light Innでまったり
ブルーラグーン併設のレストランには何とクジラの刺身があってビックリ、もちろん注文したことはいうまでもありません。このあとは宿でゆっくり。一応アイスランドの宿情報も載せておきました。それにしても地熱発電所に近いんでかなりゴーゴー。室内では静かでしたが。
未利用のKrisuvik(クリスヴィーク)地熱エリアを訪問!
そんなわけでアイスランド最初の源泉地帯観光です(笑)。それにしてもこれだけの地熱地帯から出るエネルギーが利用されていないというのは驚きで、動画でも撮影してみましたが、何だか外国らしく見えないのはご愛敬ということで。
教会見学のあとHveragerdi(クヴェーラゲルジ)へ
海沿いの教会でのんびりした後はこの日の宿泊地であるHveragerdi(クヴェーラゲルジ)へ。早々に到着したんですがまずは給油で大ボケ系の悪戦苦闘(笑)。しかし結局はガスのカートリッジもお酒も買えて至極満足。
Hveragerdi(クヴェーラゲルジ)市内散策ほか
宿のHot Tubでアワアワ湯をタンノーしたあとは、予定を変更して市内散策。街中のあちこちから立ち上る湯気は、まさにここが「源泉地帯を選んで作られた町」であることを実感させてくれます。戻ってきてからゆっくり夕ごはん♪
アイスランドの野湯=Reykjadalur(レイキャザルール)温泉へ(1)
翌朝はいよいよアイスランドの野湯を目指してハイキング!歩き出してすぐのところにいきなり源泉噴出があってびっくり。ハイキングコースは標高こそ200mくらいなんですが、さすがここはアイスランドというわけで高山植物がここかしこに生えておりました。
アイスランドの野湯=Reykjadalur(レイキャザルール)温泉へ(2)
川そのものが適温でまさに素晴らしい野湯をじっくりタンノーしました。そのあと少し下ったところでは別の源泉地帯を見学、これもすごいなー、しかし熱すぎて入れたもんじゃないぞと観念。というわけでポクポクと山から下りてきたわけです。
アイスランド観光の中心地、まずはGeysir(ゲイシール)間欠泉へ
通称「ゴールデンサークル」と呼ばれる首都近郊の観光地の中でも「ここだけは外せない」場所がこのGeysir。曇っていたのが残念でしたが、それでもそこそこ楽しめたのでまぁ満足。この後の行程もありあまり長居できなかったのが残念でした(だから後日再訪)。
Gullfoss(グトルフォス)で大滝見物
続いては近くにあるGullfoss(グトルフォス)の滝見へと向かいます。アイスランドには滝がいっぱいあるので後半戦になるとやや食傷気味にならないでもないのですが、ここは最初の滝というわけで一番ぶったまげました。滝の落ち口まで行かれるのですが自己責任でね(笑)。
いざ向かわんLandmannalaugar(ランドマンナロイガル)!
「文明の利器」に惑わされながらも何とかランドマンナロイガルを目指します。日が長い時期ですから自分たちの後にもどんどん車が到着しますが、やっぱり4WD車は必須でしょう(川渡りあり)。テントを張ってのんびり夕ごはんは手抜き系ですがお許し下さい。
Landmannalaugar(ランドマンナロイガル)の湯を堪能
夕ごはん後はもちろん野湯(というにはあまりに整備されてますが)入浴へと出かけます。川全体がぬるい熱いはあっても入浴適所ですからたまりません。ちなみに44度エリアで入浴していたら「ハポネは熱い湯が好きなんだ」という声が聞こえてきたとか。
再びリングロード(R1)へ戻る
今度は西側に戻る形でF225号線を進みます。とはいえまずは約60kmのダートを走破しなければならないわけですね。でも最後のあたりで一気に天候回復!しかも「ここはどこ?北海道?」という感じの風景にも出会えてかなり満足。ただし昼食の「Today's Soup」にはやられました。
南部エリアの滝見学*2
Seljalandsfoss(セリャランスフォス)とSkogafoss(スコーガフォス)の滝見学です。Seljalandsfoss(セリャランスフォス)は「滝裏くぐり」ができるので是非!Skogafoss(スコーガフォス)は「その潔さ」が何だかいいです。でも滝上に行ったのはおしんこどんだけでしたが(苦笑)。
Vik郊外のちょっとリッチなお宿「Country Hotel Hofdabrekka」へ
目指す宿はVikの市街地にはなく「あれれ?」とも思いましたが、静かな場所にあるのだからまぁいいでしょう。そしてこの宿のHot Tubからは豊かな硫化水素臭が臭ってくるのですから文句はありません(笑)。夕食の「サーモン丸ごと」も含め、たまには豪華な食事もいいもんです。翌日からまたキャンプだし(笑)。
曇りのち晴れ、上天気の中Skaftafell(スカフタフェットル)へ
曇りベースの道中ですが時折晴れ間。ローカル滝に寄り道しながら大平原を進んでいくと‥おお、はるか先に大氷河!天候も回復した中テントを設営し、まずはSkaftafellsjokull(氷河)へと歩いて行きます!
Svartifoss(スバルティフォス)見学後、あれま夜はファイヤーサークル?
もう1つの探索はSvartifoss、オルガンパイプ(柱状節理)に囲まれた滝訪問です。こちらはちょっと高度差がありますがまぁミニハイクです。おバカなカメラマンに気分を悪くしつつも戻ってきて夕食。と、22:00からの焚き火会にも参加してみました。
Svinafellsjokull(スヴィナフェットルスヨークトル)で氷河を間近に
Skaftafell(スカフタフェットル)をあとにしてさらに東に進む‥つもりが、すぐ隣の氷河に簡単にアクセスできることを知ってGo!。同じ高さの目線に青白い氷河があるというのはかなりよろしい!しばらく貸し切りモードでタンノーいたしました。
Jokulsarlon(ヨークルスアゥルロゥン)の氷河湖を水陸両用車で!
Svinafell氷河からはずっと雨でしたが、現地の数km手前から何とやみました!というわけで氷河湖をめぐる水陸両用車に乗船車。真っ青な氷も浮かぶ中、ぽっかりと顔を出すアザラシもいたりしてかなりタンノー。ここの氷、持っていきたかったなぁ。
Hofn(ホプン)へ、そしてウマウマ晩ごはん♪
天気がよければスノーモービルにも乗っちゃおうという算段でしたが、この雨では正直言って興味なし。そんなわけで今宵の宿泊地に直行です。で、ここHofnに泊まろうと思ったのはそもそもこの地がアイスランド有数の漁港だから。となれば「ウマウマ料理」にいっちゃいましょう!
雨時々曇りのなか東部フィヨルドへ
この日も雨です。かなーり残念ではありますが幸い位置づけとしては移動日ですからね。1km以上の長大トンネルを抜けてお昼ご飯、そのあとは何と5.4kmもの大長大トンネルがあってビックリ。そしてまた、自然エネルギーフル利用の某施設にこれまたビックリ。
Borgarfjordurでパフィン‥遠かった。
峠のシェルターを見学したあとそのまま宿へ。パフィンのウォッチングが目的だったわけですがくっそーもう巣立って海にプカプカしておりました。それでも何とか現代技術の粋を活用して何とか撮影だけはできましたが。夕ごはんは‥何とこの地でこの料理っ!
途中から天候回復♪まずはDettifoss(デティフォス)の滝見
雨が上がり気分よく高原地帯を走ります。バイクだったらさぞかし気持ちいいだろうなと思いつつ「ヨーロッパ最大の瀑布」というデティフォスの滝へ。往復の道はダートでバイクだったら結構疲れそう(笑)。おおー確かにこれはなかなかスゴイ滝ではありませんか!
Namafjall(ナウマフィヤットル)地熱地帯見学後、Reykjahlid(レイキャフリーズ)de キャンプ!
久々のドブ臭系源泉地帯を見学後「キャンプにするか宿にするか」を悩みつつ、でもおしんこどんの一声でキャンプ(連泊)決定。しかしこれがまたかなりいい場所でじっくり楽しみました。ブラジルからお越しのWさんの話にビックリしつつなかなか沈まない夕日をじっくりタンノーしたのでありました。
Myvatn(ミーヴァトン)周辺探索その1 「Grjotagia(グリョゥタギャゥ)」
地球物理学的にもスゴイ場所にあるいわば「究極の湯」をタンノーしました。そう滅多にある場所でもないので貴重な体験です。しかし湯温は46度、さてどうする?しかしおしんこどんは泳いでましたが?(笑)。
Myvatn(ミーヴァトン)周辺探索その2 「Storagja(ストゥラギャゥ)」
実はすぐ近くにもう1箇所湯が出ていることに気づき急いで義務的入浴(笑)。そのあともう1つのストゥラギャゥへ。温泉はぬるくて入る気になりませんでしたが、遊歩道沿いにある「大地の恵み」をタンノーしました。
クヴェルフィヤットル(Hverfjall)火山をミニトレッキング
続いては、クレーター火山であるクヴェルフィヤットル火山に登ります。登るといっても火口の縁までは10分ちょい。で、そこからおしんこどんの命により?クレーターをぐるりと1周。
もしかして?の読み大正解、思いがけず野湯をタンノー
クラプラ火山の近くには地熱発電所があります。そこに至る途中に流れる川に「もしや?」との湯勘が働き、川に手を入れてみると‥よっしゃー適温湯の川だーっ!というわけで思いがけず野湯をタンノー。
レイルフニュークル(Leirhnjukur)見学後、ネイチャーバスでひとっ風呂
レイルフニュークルは今なお元気な地熱地帯で、湯の湧き出しこそありませんが、近年固まったと見られる溶岩などを見ることができてなかなかヨロシイです。この日最後の湯はネイチャーバスでまったりと。
ゴーザフォス見学のあとアークレイリで寿司ランチっ!
ゴーザフォスは高さこそさしてありませんが、「神々の滝」と言われるだけあってなかなか神々しい感じです。北部最大の都市アークレイリに到着後われわれが目指したランチスポットは、何と「お寿司屋さん」でありました。
Museum見学後お宿へ、そのあとわれわれにとって最北の湯めぐりへ
途中Museumを見学したりしながら、この日の宿泊地ソイザルクロゥクルへ到着したのは18:00ころでした。お天気も悪かったのですがやはり決行!それはTakema&おしんこどんにとっての「最北の湯」探訪でした。
R35を進み、クヴェラヴェリトル(Hveravellir)の露天風呂でまったり
首都レイキャビクを目指し、内陸の未舗装路F35を一気に南下します。しかしその中間点にはこれまた源泉地帯があったりするので気が抜けません(笑)。山小屋併設の露天風呂に浸かります。あー、悦楽極楽♪
いっぷう変わったランチのあと、いま再びのゲイシール、そして「馬と戯る」
昼食をとるのを忘れていたわれわれは、「KAFE」の看板につられて未舗装路を奥へ。なぜかカップヌードルメインでしたが何だかほっこり。ゲイシール間欠泉に再び到着で一筆書きは完了しました。そのあと途中でアイスランド馬と仲よくっと。
シンクヴェトリルをチラリ、そのあと首都レイキャビクは‥あれ?(苦笑)。
世界遺産でもあるシンクヴェトリルを「ほほーっ」と眺めたあとはいよいよレイキャビク入りです。ナビのおかげで「気がついたら宿の前」というのは有難かった。でもレイキャビクの中心部は‥何だか雑然としているしゴミだらけだし?なぜ?
アイスランド最終日は滞在中一番の上天気(笑)
宿の屋上に特別に上がらせてもらってレイキャビク市街を一望する気分は最高でした。一夜明けた街はすっかりキレイになっていて全然雰囲気が違うぞ(笑)。大聖堂の展望台にも上がり、時間調整で海にも行き、最後のアイスランドを楽しみます。
いよいよアイスランド出国!
きたなーい車の記念写真を撮ったあとレンタカーを返却し、早めのチェックインも終わって気がつけば免税店エリアの「66NORTH」に群がる我々でありました。最後に白ワインで乾杯し、いざ「機上の人」となるのでありました。
ロンドン到着、翌朝に目指すは‥「温泉聖地」
そんなわけで、何だか生暖かいロンドンへ。ヒースローエキスプレスは秀逸でとっても気に入りました(でも次はもっと安い列車かな)。とりあえずパディントン駅近くのホテルで1泊し、翌日目指したのは‥温泉聖地、「Bath(バース)」なのであります!
ローマンバスは素晴らしい、でもイギリスの温泉文化はイマイチ
バース到着後荷物を預けた上で市内観光へと向かいます。ローマンバス、温泉好きにはとっても悲しい「お湯に触るな」の注意書き。それなら数年前に出来た温泉施設「サーメ・バース・スパ」で一浴‥うわぁ塩素風呂バリバリ+観光客相手なのに撮影禁止とは!サーメにはもう二度と行くまい。パブでの夕ごはんが幸せだったのが救い。
ストーンヘンジツアー、最後にひねくれTakema?(苦笑)
バースには連泊するので、この中日は安直かつ効率的な日帰りバスツアーで周辺を回るのであります。しかし午前中はまぁ大丈夫だったものの、午後に訪問したメイン目的地のストーンヘンジでTakemaが意味なくへそを曲げ、おしんこどんの心を一気にしぼませてしまったのでありました。反省。
ロンドンに戻り、あれれ公園散歩しただけで出国(笑)。
所期の計画では「ロンドン市内に戻り、大英博物館を見学した上で空港へ向かう」つもりだったのですが、何だかそれも慌ただしくて?結局はハイドパーク&ケンジントン公園をぶらぶらしただけで空港へ。シンガポール行きは多少席が空いていて往路よりくつろげました。
熱帯ど真ん中の自噴温泉「センバワン温泉」にて〆湯
そんなわけでシンガポールへ。実質的な自由行動時間は7時間くらいしかないのですが、ここでいざ高温湯での〆湯なのです。まさか「シンガポールでトドになる」とは思ってもいませんでした(大笑)。そして学校帰りの中学生までもが湯を楽しみに来るとは驚きです!
「センバワン温泉」でまさかの全身浴!そして‥。
そろそろ帰ろうかというところでTakemaの視界に飛び込んできたのは、何と「全身浴を楽しむ常連さん」!是非にと御願いしてTakemaも湯をタンノーしました。なお、このあとハリーさんに色々とお世話になり恐縮至極感謝感激!シンガポールの良い思い出になりました。
なかなか帰ってこなかった「分身」の顛末
われわれは帰ってきても、「分身」たる「テント他を入れた小包」はいつまでたっても帰ってきませんでした。そこには大いなる勘違いと大ボケ系のミスが。帰ってきたのは体育の日よりもあとでした(笑)。ちゃんと最初に確認しましょうね。

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