− アイスランド2010夏(44 イギリス編) ロンドンに戻り、あれれ公園散歩の上で出国 −



かなりゴージャスな朝ごはん=Full English Breakfastにかなーり満足!

イギリス最終日、この日は何とTakemaに似つかわしくなく「大英博物館に行こう」との目論見なのであります。ここバースからロンドンまでは列車に乗ってしまえば1時間半、しかも到着駅のパディントンからはヒースローエキスプレスで空港まで一直線15分ですから自由時間はたっぷり!‥のはずでした(笑)。

まずは上画像のようにゆっくりと朝食。スコットランドではないのでキッパース(ニシンの開き)などのお魚系はありませんが、あーなかなかいいぞ。

宿の裏側にある庭はそれほど広くもないんですが、きちんと手入れがなされていてというのは前ページで書きましたからこれ以上説明するまでもありますまい。ゆっくりしたいと思うんですが、ついついこのあとを考えてしまうんですよね。早く行けばその分次でのんびり出来るかと?



そんなわけでお宿を出発。で、ふと上を見上げると「日本ではなかなかあり得ない」電線の張り方にちょっと感動(笑)。

そんなわけでバーススパ駅まで戻ってきました。駅のホームから見える風景が何ともお洒落でいいですな。このあと当然ロンドン(パディントン駅)まで戻るわけですが、先に普通列車が入ってきました。と、降りてきた人はといえば‥



地域や路線にもよるのでしょうが、イギリスでは車内への自転車持ち込みが認められているようです。朝夕の通勤時はダメなのでしょうが、それにしてもこれは便利ですよね。もっとも日本の都市部住民のように自転車乗りのマナーがなっていない場合はかえって今のまま(「×」)の方がいいような気もしますが‥。ちなみにロンドンでは「地下鉄セントラル線でも自転車を持ち込む客を見た」という話もあるようです。ある種スゲーっ。

さていざ目的の列車に乗り込んでみると‥あれれ、往路と違って車内は随分混んでます。

左上画像を見るとガラガラなようにも見えますが、椅子の背もたれ部分が高くなっているので乗客の頭のてっぺんが見えていないだけでほぼ満席。しかもちらほら空いている席も、その背もたれの一番上には予約席であることを示す紙が立てられています。ということはこれらの席は「今はともかく途中駅で予約客が乗ってくる=座っていてもいずれ追い出されることが明白」なので、できれば座りたくないのであります。おしんこどんはうまく座れましたがTakemaはしばらく立ったままで、結局「途中駅で降りた」人の席に座ることとなりました。ま、そんなわけでお昼前にパディントン駅到着です。

さてそして、駅構内の手荷物預け所にバックパックを預けたというところまでは計画通りでした(それにしてもパディントン駅の手荷物預け所、何であんな面倒くさい所にあるの?)。しかしこのあたりで、Takemaの気持ちは「所期の予定」とは違った方面にぐぐーっと引っ張られていたのでありました。それは‥

というアイデアです。歴史や文化好きの方々が聞いたら「何とモッタイナイ!」と腰を抜かしそうな発想ですが、これがこの時の本音だったのですからまぁしょうがない。おしんこどんも「大英博物館」にはそれほど興味が湧かなかったのか、「それでもいいよ」と言ってくれたので結局大英博物館行きは中止することに。Takemaは「自然好き」ではあっても「文化芸術」に対する造詣は全然ないということがここで図らずも明らかになったわけです(笑)。

思い起こせば前回(1997)のイギリス訪問時も、スコットランドから戻ってきて最後はロンドンに1泊したわけですが、あの時の宿は大英博物館から徒歩圏内だったにもかかわらず「博物館よりもパブでしょ」という選択をしたんだっけ。大英博物館、Takemaの今後の人生で訪問する機会は本当にあるのでしょうか?(笑)。



イギリス編ページの壁紙になっているのがこの画像です。

さてしかしハイドパークと隣接するケンジントンパークはさすがに広いです。よく耳を澄ませば車の音なども聞こえては来るのですが、都会のど真ん中の公園であることを考えれば十分に及第点でしょう。これに匹敵する場所を東京都区内で探すとすればどう考えても「新宿御苑」しかないと思いますが、あそこは有料(200円)なんですよね。まぁもっとも有料だからこそ「変なところに仮設住居が出来たり」しないわけですが。ちなみにこちらのパークも入場は無料ながら利用時間は6:00〜日没なのだとか。



おしんこどん、たまたま持っていたパンの残りをやろうとすると‥うーんこいつら、もらい慣れてるな!(幼鳥なのに)。



首を伸ばしたアオサギ?を撮影していたら、エサをもらっていると勘違いした白鳥がわらわらと近づいてきました。



両者の力関係はご覧の通り。それにしてもこの白鳥、結構厚かましいぞ(上の両画像マウスオン)。



ケンジントンガーデンの片隅には野菜栽培の見本園も。ニワトリも飼われていてなんだかほのぼの(右上画像マウスオン)。

時間がたつにつれて太陽はその姿を隠してしまったのでありますが、結構人の気配が少なく、そして実は芝の手入れもあまりなされていないエリアで休息することに。そしてそこで、おしんこどんは篠笛の鍛錬というか練習にいそしみ始めたのでありました。大都会ロンドンのど真ん中でフルボリューム!



それにしてもここが都会のど真ん中とは!何ともうらやましい‥。

さて、そうこうしている間にも時間は着々と過ぎていきます。夕方のフライトは18:30発ですからこのご時世2.5-3h前には空港に着いておきたいところ、そんなわけで市内中心部に戻ったところのパブでイギリス最後のご飯ということにいたしました。



色々なビールが安く楽しめるというのはパブご飯の大きな魅力です。



やがて料理が運ばれてきました。どちらの皿も美味しい!Takemaはアホ面しながら舌鼓♪



食べ終わったあとの「最後の1杯」は外で飲みました。いや室内は禁煙なので‥(笑)。

それにしてもイギリスのパブご飯は、前回もそうでしたが「外れがなくて美味しい」です。パブそのものが決して敷居の高い場所ではありませんので(よほど地方の「地元民御用達系」であれば、入店するとともに「何だこいつは?」と地元民の目が厳しく光るかも知れませんが、それは日本でも「小さなスナック」などで似たような思いをすることですよね(笑))、是非行ってみましょう!ただし料理提供の時間が限られている場合もあるのでご注意下さい(都会のパブの場合まず大丈夫だと思いますが)。

そんなわけで駅に戻り、荷物をピックアップした上でヒースローエキスプレスに乗り込みます。



お、来たときよりも新型車両?これこれおしんこどん、だからと言ってここで足上げしなくても(右上画像マウスオン)。

列車はこれまた定時に出発&定時に到着。正直言って「浜松町から羽田」よりも早いのですからやっぱりヒースローをなめてかかってはイカンのであります(もっともお値段は所要時間の割にとってもお高いのですが)。なお、このことは帰ってきてから知ったのですが、この「ヒースローエキスプレス」の他に、同じ区間を30分間隔で運行する「ヒースローコネクト」なる列車もあるのだとか。中間駅全停車ということですが、それでも所要時分は25分。次回からはこれでもいいかなという感じです(10分しか違わないのに運賃は半額以下の£6.90=2010年11月現在)。



まぁそんなわけで空港駅へと到着です。あーいよいよイギリスともお別れですね。



そんなわけで別れを惜しむかのように跳ねるおしんこどん(笑)。リフトのボタンは「緊急アラームを押してくれ」といわんばかりの配置です。


さてしかし、時間的に空いているタイミングでもあったのか、シンガポール航空のチェックインカウンターはもちろんのこと、一番時間が読みにくいと思われたセキュリティチェックもガラガラでスイのスイのスイ。そんなわけでたっぷりと時間が余ってしまいました。

というわけで免税店めぐりをしてみたわけですが、この空港は「化粧品と酒とタバコと」に重きを置いた昔ながらの免税エリアがメインでありまして(さすが歴史の国イギリス)、面白みがないのです。結局余ったポンドをミネラルウォーターとチョコ1枚に換え、あとは椅子に座ってウトウト。搭乗ゲートの発表が遅いのはパディントン駅で慣れましたが遅すぎだって(笑)。どうせヒコーキは到着したゲートから動かすはずなどないのだからさっさと発表すればいいのに‥これって「無意味な情報伝達遅延慣習」なのではないですかね?

SQ319便シンガポール行きは昨日のうちに宿の無線LAN経由でチェックイン手続きをしておいたのですが、「55A&B」という、B777-300では後ろから2番目の席です。最後列の席は2人掛けでしたがすでに先約があったので断念せざるを得ませんでした。が!

10時間を優に超える長時間フライトにおいて、「隣の席が空いている」ことのメリットは計り知れません。ありがたかったー。

ちなみに3人掛けの中央席に陣取っていたお姉ちゃんは「1列貸し切り」ということで真横になって寝ていましたね。あれもまたウラヤマシイ(笑)。ごく稀にビジネス席に案内されることはあっても、基本は「とにかく最後部の座席」を最初からリクエストするTakemaですからいい思いは滅多に出来ないのですが、エコノミーでも広く使えれば十分なのさ!

ちなみにヒコーキの中では後学のため「HO(ほ)」なる雑誌を読んでおりました。いやこれはもちろん機内の常備雑誌ではなく日本から持ってきた雑誌なのですが(笑)。ふと思い出すのがこのようなパターン、「パプアニューギニアから帰国する際に読み込んでいたのが『ツーリングマップル東北』だった」というあの時ですね(右上画像マウスオン)。何だか懐かしいなぁ。

それにしてもB777-300、エアバスA380に比べてエンジン音がうるさいです。やはり新鋭機は違うんだなぁとあらためて実感。そんなわけでノートPCにて今回の旅行の最初の方の画像処理を終えたあたりで就寝♪ネットにはつなげませんがPC電源もあるしさすがシンガポール航空。
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