− アイスランド2010夏(27) 途中から天候回復♪まずはDettifoss(デティフォス)の滝見 −

しぶとく雨の降る中をEgilsstadir(エイイルスススタジル)へ70kmほど戻ります。と、例の自販機小屋あたりまで来たところで何とか雨がやみました。そんなわけでまずは給油といたしましょう。



日本円換算でリッター135円、24リッターで3200円というところですね。

ガソリン満タンで、安心していざミーヴァトン湖へ出発!と‥まだ市内から抜け出る前、すぐ脇に広い牧草地がありました。たくさんの牛がいるのですが‥ん?



ほらほらぁ、何だかすごいことになってますよ。



んでもって、走るもんだからゆっさゆさに揺れまくってます。大丈夫?

「人ごとというか牛ごとながらちょっと心配」

乳牛って、搾乳しないまま放置すると乳房炎になってしまうという話を聞いたことがありますが、牧舎にいるわけでもないこの雌牛たちはいったいいつ搾乳されることになるのでしょう?彼ら、いや彼牛に幸いあれと祈りつつ無責任に立ち去るわれわれでありました(笑)。

さて、市内を抜けるとまた雨が降り出しました(くそー)。そんななかひたすらペダルを漕ぐチャリダーはいつ見てもやっぱりエライのです。わたしは以前登山をメインの趣味としていましたが(過去形)、チャリダーの場合、すぐ横を楽々と通過していく車を横目にしながら何くそ何だ坂こんな坂とペダルを漕がねばならぬという精神的負荷もかかりますから、精神衛生学上の見地からすればチャリダーの方がエライ!と感じてしまうのであります。ハイ、Takemaがチャリツーをすることは今後とも一切ないでしょう(きっぱり)。



頑張れー、あそこまで行けば少し楽になるよぉ!雨の中ご苦労様。

エイイルスススタジルから40kmほど進んだあたり、何やら古いアイスランド家屋(の残骸)があったのでちょっと寄ってみました。今は倉庫として使われているのかも知れませんが、少し奥にあった現在の母屋にも何だか生活のニオイが感じられません。今はここに住んでいないのかな?



手前と奥に1棟ずつありました。ただし私有地なので道路際から見学しただけです。

このあたりから先は再び雨も止みました。平坦で真っ直ぐな道も多くなり、そうなると‥

右上画像のような滝にもついつい立ち寄ってみたくなるというものです。ええっと、この滝の名前を記した標識はありませんでした。「おいおい、何だか看板があるじゃないか!」とお考えの方もおられると思いますが、あれは近くのレストランの広告看板だったと思います(苦笑)。

この先から再びリングロード(R1)は登り坂に。またも雨です。しかも結構な本降りでもちろん車外温度計の表示気温もどんどん下がります。本日の目的地ミーヴァトン湖畔のReykjahlid(レイキャフリーズ)ではテントで2泊する予定なのですが‥この天気では難民キャンプ気分になること必至だし、混んでいるとは思うけれど宿を探すかなぁと思いつつ走っていくと、ようやく峠を越えたようで道が平坦になりました。そしてその後間もなく!



青空を見たのは3日ぶり、しかもこれから向かう方角に青空の領域が大きく広がっているというのは何とも心強い話であります。しばらく走った先に駐車スペースがあったのでもちろん停車、この天気を楽しまなくちゃ!



やや風は強いが気持ちいい!あのねおしんこどん、濡れた傘を背にして何やってるの?(笑)。

ここからはなだらかなハイランドのど真ん中を真っ直ぐに突き抜ける区間、バイクだったら走りながら快哉を叫ぶところです。しかも走るに従って青空の範囲がどんどん広がってくるのですからこれはたまりません!ヤッタネ!



ああーっ、この大地に来てよかった!と思える一瞬です。ちなみに交通量はご覧の通りでありマウスうふふ。

さてこのまま一気にミーヴァトン湖目指して一気に!というのも悪くはないのですが、ここで寄り道です。寄り道といっても片道28kmあるのですから結構な距離があるんですが‥

分岐まで来たところで軽くびっくり、「あれま、ダートなのね」。



なぜかこっち方面は曇ってました。でも路面が濡れた形跡はないしこれくらいはまぁ許容範囲です。

ダートとはいえ路面状態は良好のR862、乗用車のみならずアメリカンのバイクも走ってました(ただしおっかなびっくり系低速でしたがそれはまぁ宜なるかな)。で、ここ数日でダート路にも慣れつつあったTakema車はぐんと踏み込むアクセル舞い上がる砂煙、むふふ2001ナミビアの再来じゃーい(随分古い話ですな)。あ、でも100km/hは出さなかったな、ナミビアの時は2WDカローラにもかかわらず路面状態のいいダートでは150km/hという無謀運転だったっけ、やっぱり大人になったのねTakema(汗)。

さてそんなわけで寄り道の目的地に到着です。その名は「Dettifoss(デティフォス)」。またも滝なのでありますが、ものの資料によれば「ヨーロッパで最大かつもっともパワフルな瀑布」だというのですから「アイスランド観光文化研究所」より)、ここへの訪問は外せません。

そんなわけで駐車場に車を止めて遊歩道を歩くことしばしで滝下流の展望ポイントへ。



実はこの角度からだとイマイチなのですが、この時は十分満足。他の旅行者氏に撮っていただきました。

で、さらに滝へと近づいていきます。何といってもここデティフォスの場合、落差44mの滝の落ち口の真横まで近づけますからその迫力たるや確かになかなか他の追随を許さないかもしれません。でもかなり恐いよー(笑)。

さらにしばし歩いて滝の真横までやって来ました。見よこのド迫力、水が砂混じりで濁っているだけにものすごい迫力です!



「あれ?こんなもんなの?」とお感じになる方、正解です。Takemaのカメラアングルが悪いですね。メインは何かってぇの。



これはポートレートだからいいのです。というか、こういう画像を普通に「ポートレート」と呼んでいいのかは謎ですが(笑)。

「確かにすごい、デティフォスの滝」

おしんこどん、「こういうのを見ると土石流に人間は太刀打ちできないっていうのがよくわかるよね」。うーん確かにそうかもしれません。というか、この怒涛の爆流に戦いを挑もうとも思えませんが(苦笑)。

ちなみにこの日はご覧の通りの濁水でしたが、時期やタイミングによってはほぼ透明な流水であることもあるようです。でもやっぱりここは濁水の方がインパクトあり!いいものを見せていただきましたわ。しかも晴れ間のタイミングで写真を撮れたのはラッキーでした。



落ち口の真横に座ってのんびり出来るのもここならでは。Takemaはこの人の写真を撮ってあげた上で「確認して下さい」。でも難しい顔してるな(笑)。



滝の下部も高度はそのままですからかなーり恐いですよ。岩が乾いていなければもっと慎重になるはずです(慢心)。

そんなこんなでデティフォスをタンノーし再びメインロードへ。いよいよミーヴァトン湖へ?いや、もう1箇所寄り道です。今度はこの道のすぐ脇なんですけれどね。数日ぶりに地熱エリアにやってきたぞぉ!
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