− アイスランド2010夏(19) Vik郊外のちょっとリッチなお宿「Country Hotel Hofdabrekka」へ −



やっほほーい、しっかり硫黄臭のあるHot Tubにてご満悦のTakemaです♪

滝めぐりのあとはひたすら東へと向かいます。進むにつれてどんどん晴れてきて何だか嬉しいような悔しいような(笑)。とある橋の脇に休憩スペースがあったので車を入れてしばし休息。とここでおしんこどんが篠笛を持ち出して練習タイム。



自宅では気を遣いながらの練習ですが、ここなら思う存分練習OK、アイスランドの大地に篠笛のメロディーが響き渡ります。

Vik(ヴィーク)の手前に峠道の登りがあり、その途中にこれまた休憩スペースがあったので再びのレストタイム。このエリアは、氷国(日本語による1字略称では「アイスランド=氷」です)訪問前に一番危惧していた「Katla火山」からいちばん近いエリアなのですが、風がかなり強いことを除けばたいそうのんびりした雰囲気。



しかしいざ魔女=Katla火山が氷河底噴火したらこのあたりはとてつもないことになりそうな気がするのでありますよ。

厳密にいえば火口の位置と地形からして「普通の噴火なら」このエリアには土石流が流れ込むことはないような気がしますが、そもそもこの谷あい全てが火山活動による噴出&流出物から成っていることを考えると、われわれ人間の感覚的スパンで考慮することの無意味性を感じずにはいられないわけです。「この国の全ての土壌は火山生成物に由来する」ということなのですから。

峠を越えるといよいよVik(ヴィーク)の町が見えてきます。と、そういえば!

左上画像をご覧下さい。「ここから50km/h規制」というところですが、何と看板の上に「計測スピード」の表示があります!しかもこれは定点観測ではなくかなり細かく測られている?(表示板手前で減速するとスピード表示が下がります)。うわー、この国に覆面パンダ車がいるのかどうかは知りませんが(たぶんそんなまだるっこい車両を配備する意味はないと思います)、その一方で、

というこの国の道交法システムをなめてはいけません(笑)。そうそう、この国にも白バイはいますよ。空港からレイキャビクの区間は要注意です(とっ捕まっている車を目撃しましたので)。

そんなわけでアイスランドの当該公的部署と名刺交換、いや違った署名会を催すこともなく無事にVikへ到着です。まだ16:00過ぎだったので急ぐこともないしと思って、丘の上に見えていた教会へ。右上画像がその教会ですが、管理が行き届いていていい感じ(右上画像マウスオンで内部の画像に変わります)。丘の上だから景色は滅法良く、Vikの町を見下ろすことが出来ます。

それにしても小さな町です。一応この教会側にもそこそこの家はあるのですが、それを含めても‥(人口280人)。でも「この界隈では随一の町」であることは間違いありません。何たって全人口32万人のお国柄ですから‥。

遠方を見ると海上に巨岩(レイニスドラゥンガル)がどどんと直立しています。おそらくあの界隈でもかつて大きな火山活動が‥うわ、その時この町は‥。やはりこの国の大地は「生きている」んですね。と同時に、この地に住む人々の心意気がやっぱりすごいや。

さて、この界隈に今日の宿があるはず‥はず‥なんですが?あれーVikエリアであることは間違いないはずなのに?町内をぐるっと回ってみても全然見つからない!(ご覧の通り小さな町ですからね)。そんなわけであらためてカーナビに宿の名前を入力してみると‥

そ、そうなの?Vik市街じゃないの?細かな下調べをしていなかったので、この時は「ちょっとやってしまった感」がありました。町中なら夕食も買い出しできるはずだけれど郊外じゃちょっとねとか。しかし、この日の宿(Country Hotel Hofdabrekka)はお値段もそこそこ高く=その分かなり充実したステイを楽しめたわけです。



宿は木造平屋建て、何だか学校みたいに見えますが学生寮を利用したサマーホテルではありません。

チェックインしてまずは部屋へ。一番端っこの部屋に案内されましたが、しっかり無線LANのエリア内でネットが安定して使えることを確認してよし満足。冷蔵庫がないのが唯一の難点かな(室内画像は右上画像マウスオン。窓の外は芝生の広場でいい感じ)。ちなみに町から離れているのでレストランが併設されています。夕食で利用するかどうかを聞かれましたが、Vikまで行くとなると「食事中の禁酒」を余儀なくされるTakemaですので「ハイハイ御願いいたシマウマ」と御願いした次第です。

そしてこのあとは‥むふふこの宿にもある「温泉ホットタブ」を楽しんじゃおうじゃありませんか!まだ時間的に早いこともあり(この時点で15:30前)ホットタブはもちろん誰も利用していませんから、まぁある種の「一番湯」というわけです。

バスタブは全部で4つ(ただしなぜか1つだけ湯が溜められていませんでした)。それぞれ中央部の底から湯が投入されています。宿の案内によると38度の湯を投入しているということでしたが、そもそも源泉が38度なのか、それとも白人さん向けに加水して38度にしているのかどうか、また湯花を濾過して透明湯にしているのかどうかもは不明です(聞くのを忘れました)。しかしはっきりしていることが1つだけ。それは‥



それでもちょびっと湯を口に含んでみると、うっすら塩味。でも基本的にそれほど成分濃厚系ではないようでした。

マグマが近すぎて水に成分が溶けこむ時間的余裕がないまま湧き出ているのかも知れません(ホンマかいな)。ちなみにこのエリアもまたKatla火山の噴火情報が発令されたら「速やかな避難」が求められているはずです。川が近いから土石流はすぐにでもやってくるような気がします。

さてこのあとはしばし部屋でまったり。いやーキャンプはキャンプで楽しいんですが、やっぱり宿は落ち着きますね(あたりまえ)。ネット経由で画像をアップしたりしてのんびりしているうちに、お、夕食タイムです。

かなり大規模な宿だけあって夕食はバイキングでありました。ま、その方がありがたいんですが。で、さすが海辺の宿だけあって!



おおっ!サーモンが丸ごとどどんと鎮座していて激嬉!

もちろんその他にもエビやらサーモンやら(この場合のサーモンとはスモーク系のやつね。マイルド系もちょっとキツイ系も)、そしてここにもまた鯨が!‥あったんですが、先客の団体さんが全て取ってしまったらしく空のトレーがあるばかりでした。くっそー残念(実は上のサーモン画像も2匹目がサーブされた直後に撮ったものです。しかし鯨は追加がなかったような?)。



そんなわけでフルボトルの赤ワインをオーダーし、かなーりリッチな夕食。キャンプとはエライ違いだぞ。



とりあえずこんな感じで盛ってきました。お代わりしたのはいうまでもないことです。エビが旨い。

そんなわけでほぼ上天気のまま夕暮れ(深夜)となっていったわけです。うーんこれなら明日の天気も大丈夫でしょうと確信しつつ眠りについたわけですが‥



朝食の時間にはしっかり濃霧でありました。これより早い時間には青空も見えていたのに残念。

朝食バイキングもかなりバラエティに富んでいていい感じでありました。おしんこどんはセルフで焼くワッフルがかなりお気に召したらしく「油も使わないでちゃんと焼けちゃうあのマシンはすごい」と感動しておりましたが「あのマシンを買おう!」と言い出さなくてほっとしたというか何というか(笑)。Takemaは久々にポリッジ(オートミール)を食べましたが、最初から塩味ベースの味付けはちょっとね。自分で自由に味付けしたいところですがこれもまたお国柄なんでしょう。

今日の行程はさして長くもないのでのんびりと9:00にチェックアウト。ちなみに今回のアイスランド旅行では事前に宿を予約しつつ支払いは現地でカード払いというわけでしたが、多分間違いなくここの宿が一番高かったかな。でも満足度もかなり高かったのでC/Pの度合いでいけば問題なしです。

で、出発後しばらくは左上画像のように濃霧の中を進みます。こんな時に羊が横断している可能性もあるのでスピードは控えめに。でもやがて霧は晴れてただの曇天となりました。うーんでもやはり太陽と青空が恋しい!と、レストエリアがあったのでちょっと休憩。ここはなかなか面白い場所だったんです。

「Laufgkalavarda」という名前のこの場所は、今から1200年以上前にすでに牧畜を営む集団が住んでいたようです。しかし894年にKatla火山が噴火してこの地を不毛の大地とし(やっぱりKatla火山か!)、その後は無人の地として今に至るようなのでですが、その後ここを通る旅人は「旅の平安を祈って」この地に石を積み続けました。普通目印としてのケルンは「大きな1つ」を作るのが常道ですが、ここの場合は信仰的な部分もあったのでしょう、小さな石積みがそれこそ無数に点在しています。上の2枚画像に見えている全てが小さな石積みであり、その1つ1つの石積み、そしてその小石1つ1つにここを通った旅人の思いが込められているというわけです。

ここでおしんこどんは篠笛を吹き始めました。まだまだ練習中とはいえ、アイスランドの大地に響き渡るその音色は素晴らしい!でも結構音を外してたぞもっと練習しなさい(笑)。

ところでミニケルンを遠望していたら、何やら頂部に白い石が載っかっているのがありました。ありゃあ何だ?というわけで近づいてみると‥


(右上画像マウスオンで拡大画像に変わります)

誰がここまでこの像を持ち込んだのでしょうか?いや、信仰心からこの像を持ち込んだのであればわからないでもありません。でも‥このお地蔵さんの後頭部には硬貨を入れる穴が‥って貯金箱かい!案外日本人以外の方が置いたのではないかという気がします。というか、すぐそれとわかる貯金箱をわざわざ日本から持参する人はいないでしょうから(笑)。

ちなみにこの時期、僅かな緑の中で鮮やかな彩りを見せるのがヒースの花。スコットランドでも多く咲いていますが、ここアイスランドでもかなり多く見られます。しかし丈の低いヒースの花が目立つということはそれだけこの地の植生が貧弱だということでもあります。

まぁそれはしょうがないのですが、せめてもの短い夏、少しでも上天気で楽しみたいなーと思っていたら‥おお、徐々に晴れてきたではありませんか!Kirkjubaejarklaustur(ローマ字読みは実際の発音とあまりに違いそうなのでパスさせてください)まで到着したところで、スーパーに立ち寄りこの日のキャンプ飯を買い出します(右上画像マウスオン)。

皆さん考えることは同じとみえて結構買い出しに立ち寄っています。しかしスーパーとはいってもせいぜいコンビニに毛が生えたようなレベルですから大した食材はありません。というわけでまたもやラーメンを購入。あと前回のポテトを何とか成敗すればいいかなという感じで、このあとSkaftafell(スカフタフェットル)へと向かうのでありました。
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