− アイスランド2010夏(43 イギリス編) ストーンヘンジツアー、最後にひねくれTakema?(苦笑) −

昨日はバース市街を歩いて回ったので、今日は郊外遊覧、とはいっても土地勘がないしたった1日だからということでレンタカーは借りず、そのかわりバース発着の観光ツアーバスを予約していたわけです。「Mad Max Tour」という会社ですが、Lonely Planetにも紹介されているツアー会社らしく結構有名みたい。

朝8:45にバースを出発し、Castle Combe(30分フリー)、Avebury Stone Circle(1時間フリー)、Lacock(ランチ含め1時間半フリー)、Stonehenge(1時間フリー)と巡って16:30に戻ってくるというFull Day Tourなのですが、その料金たるや£30(4800円)。これは安い!

とはいえこれには裏がありまして、まず唯一入場料のかかるStonehenge(£6.30)の料金は含まれず、またランチ料金も現地で自分で料理を選んで支払うシステム。そして各訪問地では基本的に完全自由行動でガイド等はなし(そのかわりバス車内でドライバー氏がヘッドセットを付けて色々説明してくれますが)というわけです。でもこのツアースタイルはかなり自由度があっていいではありませんかというわけで、日本を出発する前にささっと予約を入れておいたわけです。ちなみにツアー定員は小型バス使用だけあって16人。週末などは早めの予約が必要かと。

そんなわけで満席でバスは出発。お天気は曇り時々雨のイマイチベースですが、幸いなことに最初に訪れたCastle Combe(カッスルクーム)では雨が止んでおりました。17-18世紀の建物が多く建ち並ぶ小さな村で、実は全然予備知識はなかったのですが「古い町並みが保存されている村コンテスト」で何度か全英1位を獲得しているのだとか。しまったそういう気持ちで訪問していたらもっと印象も違ったものになったかも知れん(笑)。なんせ「ふーん、確かにシブイ感じの村だな」という印象だけで終わっちゃいましたから。

ちなみにこの村に着く前にドライバー兼車内ガイドさんが「この村の外れに公衆トイレがありますが、トイレはここで済ませておくべきです。UKの公衆トイレの中でもここは『かなりましな部類』ですので‥」と話していたのが印象的でした。アイスランドのトイレはどこもとてつもないほど広くて清潔でしたが、やはりイギリスは数段落ちるのかな(笑)。そんなわけで行ってみましたが、まぁ「普通の」公衆トイレでした。ということは‥。



左上画像は実はお宿の建物、お値段高めながらこんなところで泊まるのもいいかも。右上画像は教会です(右上画像マウスオン)。

さて続いてはAvebury Stone Circleへ。しかし何だか広すぎてどこがサークルなんだかわからないぞ(笑)。そんなわけでまぁとりあえずぐるぐると歩いてみたわけですが、今になって調べてみると、じつはこのストーンサークルはインナーとアウターの2重サークルからなっていたわけですね。しかしその直径が大きすぎて「何だよただ並んでいるだけか?」と勘違いしたわけです。




まぁこんな感じでありました(説明なしかい!)。

いやそういうわけにもいかないので、ここについての詳しいお話はこちらが参考になります(他力本願でゴメンナサイ。リンク元のトップページはこちら)。

ちなみに同じツアーでわれわれ以外に唯一の東洋系だった中国からの留学生くんはこのあたりを活発に歩き回っておりました。この時は写真を撮ってあげただけでしたが、フリータイムごとに仲良くなっていったよなぁ。

何やら他の観光客が歩いているのを見てわれわれも歩いて行くと、何やら空堀とおぼしき凹部がずっと続いていますのでそっちへ歩いて行くことに。ちなみに右上画像の歩道普請作業、おしんこどんは「能率が悪い」と言っていたと思いますが、結構日本でもこの程度の非能率作業はあるような気が‥。まぁどうでもいいか(笑)。

と、その途中で小雨が降り出したので、途中からショートカットの村に戻る道を進み早めに戻って来ちゃいました。このあとは雨宿りがてらお土産屋で時間つぶしをしたわけですが、今考えれば「Red Lion」パブで1杯のほうが正解だったかもしれません。



どちらの画像も実は雨が降ってます。ちなみにTakema後方の車両がツアーバスです。

このあと、山の斜面に白い石を敷き詰めて作った「ホワイトホース」のモニュメントなども見学しましたが、一番綺麗に見えるあたりに駐車場がないようで残念、だいぶひしゃげた馬を見学です(右上画像マウスオン)。

そしてこのあとはLacockのパブでランチとなりました。ここでの時間はたっぷりあるのですが、いかんせん雨は強くなるばかりで何だかなーという感じです。

となれば、何とも嬉しい「真っ昼間からのビール」と「美味しいパブランチメニュー」となりますよね♪しかしここもまた量が多いっ!(笑)。魚料理を頼んでも四隅にジャガイモ*4=2個、下手すりゃこれでもう軽食なのに、そこにどどんと半身*2=全身?がどどんと鎮座。そしてその画像にマウスオンしてみればわかる通り、お肉もどどんがどん!グリーンピースの量も半端じゃありません。しかしどうしてイギリス人は(その流れにあるNZ人もそうでしたが)これほどグリーンピースが好きなんでしょう?(笑)。

このあとは「雨だけれど一応世界遺産エリアの町だし、ちょっと町を歩いてみようか」ということにしましたが‥



雨が強くて、落ち着けたのは土産物屋店内と教会の中だけでした(笑)。

ちなみに教会の中では地元の女性が一心に清掃&花をきれいに整えており、おしんこどんはその奉仕精神に感動しておりました。声を掛けたかったようですがあまりに黙々と作業なさっていたのでそれも叶わず。

このあとはこのツアー唯一、ドライバー氏がミニ説明ツアーをやるということでそこそこの人数がついていきましたが(おしんこどんも行った)、Takemaは裏手にある小さなお土産屋をのぞいたくらいでした。あれ、移動図書館車が来てたんですね(撮影したのはTakemaのはずですが全然記憶なし)。そんなわけで出発したわけですが、少し行ったところでドライバー氏が「ここもいい感じの村なんですよ、でも車を長く停められないので5分だけ止まりますね」とおっしゃいました。

で、とりあえず記念写真を撮り(右上画像のような感じで)、几帳面なわれわれのみならず他の皆さんも時間前に戻ってこられたわけですが‥

このお父さんを除き全員バスに戻ったにもかかわらず、かのおとうさんはあっちをキョロキョロそっちをウロウロしながら、しかしその歩みは明らかにバスから離れる方向に‥。ドライバー氏は車内マイクでいわく、

この辺の感覚はイギリス人もアメリカ人も基本的に似通っているでしょうから、このお父さんが戻ってきたときは車内一斉に大笑いでしたが、日本でこれをやったら家族から「お父さん、何やってるの!このバスの全員がお父さんを待ってたのよ!」と言うような責め句地獄でしょうね(笑)。

さてそんなわけで続いてはWindowsマシン(XP)の基本壁紙にも設定されていたStonehenge(ストーンヘンジ)へ。しかしここではおしんこどんがとっても「しぼんだ気持ち」になってしまいました。もちろん原因はTakemaね(苦笑)。



ちなみにこの画像だけを見れば「おおーナカナカ!」と思うでしょう?

しかーし、ここに至る入口ゲート付近はもう黒山の人だかり!(われわれも含めて集合解散場所になっていることが大きいと思いますが)。しかも風も強く時折霧雨、そうなってくるとTakemaの中で何かの糸が一方的に切れるんですな(大笑)。

前にも書いたとおりとにかく最近は人混みエリアというだけで「忌避すべき対象」と感じてしまうTakemaにとって、あのエントランスは最悪気分でした。しかも「悪天なのになぜみんなこんなところに来るのさ!」という、自分という存在を無視した前提での腹立ち気分がこみ上げてきます!(苦笑)。



左上画像、ロープから中へは入れません。そしてそのロープ周辺にこれだけの人が。そして‥風が強くて寒い。

右上画像を撮影後、Takemaはおしんこどんに「自由に歩いてきていいからね」と言い残してすたこらさっさと逃げるようにこの場をあとにしました。取り残されたおしんこどんは「とっても心をしぼませながら」あとを歩いてきたといいます。すまんおしんこどん、もうこんな観光客でごった返しているところには来ないから許して‥ん?その観点そのものが違うって?(笑)。最近人混みがとみに苦手なTakema。地元の駅に行くのさえナニだし‥。

で、はやばやと駐車場に戻ったTakemaは、余った時間をフォローすべく駐車場のバイクエリアへと向かうのでありました(笑)。



おおーっ、さすが超有名観光地。たくさんの大型バイクが止まってます!



東西バイク談義に花を咲かせたかったのですが、このあと皆さんいなくなってしまいました(残念)。

さて微妙な雰囲気を少しだけほぐしてくれたのが先ほどの長身系留学生くんでありまして、彼と話をしているうちに「こんな場所で意固地になってはイカン」という気持ちを取り戻せたのでありました。ちなみに彼の方が英語は流暢だったな、というかTakemaの英語力がどんどん低下しつつあるのであります。おしんこどん、そろそろ英語をベンキョーして立場をチェンジしない?(笑)。

そんなことはともかくとして、一通りの訪問地をクリアしたツアーバスは一路帰着点のバースを目指すのであります。



うーん牧草の梱包形状は違いますが、北海道でもよく見る風景ですね。もちろん追い抜きます。



実に平和な牧草地‥ん?でも右上画像をよく見ると(マウスオンで拡大)。「O(オー)が消えてますが、すげー!

ということで本日のツアーも何とか終了。このあとは少し市内でのんびりしてから宿に戻ることにしましょう。あ、夕ごはんモネマネルノアール!(何なんだか)。



ケーキ屋さん店頭で、何だか美味しそうだったのでお持ち帰りすることに(右上画像マウスオン)。

お土産を買い込んだあと、市内中心部にあったパブにてビールをいただきます。嗚呼さすがイギリス、いろんな種類(エールだったりビターだったりラガーだったり)の「ビール」があまりにもいろいろあって嬉しい!ちなみにパブの前を仲良く手を回して歩いて行ったカップルさん、背中からの撮影からだからいいかと思っていたら‥あれ、戻って来ちゃった(右上画像マウスオン)。

さーて昨日と同様「ビールを飲んで坂を登る」荒行ですが、もはやこれは覚悟の上ですので大丈夫。悔しいかなこの時間になって天候が回復し、何の因果か太陽まで出てきました。荷物は持っていないとはいえ何で真正面から日射しが!



平坦に見えますが、それぞれしっかり着実な登り坂なのであります。



昨日は時間が遅かったので外観画像を撮らなかったのですが、やっぱり風格があるなぁ。

そんなわけでもうゆっくりしましょう。昼食が目一杯系だったので夕食用にバゲットサンドを買ってきました。あとはケーキと‥ワイン!

ワインはちょっと酸味が強くて「?」というところでしたが、賢明なおしんこどんは最初からミルクティーとケーキに走ってますね。もしかしてそれが正解だったかも。

そんなわけでいよいよ明日はシンガポールに向かうのでありますが、それは夕方の話。まだまだ粘るぞロンドン滞在‥と思いきや?
[戻る] [次へ]