− 来たぞシパダン、すごいぞシパダン!(その1) −
たかがシュノーケリングでこんな幸せが‥あってイイっ!
というわけで日本全国ダイビング免許なしの皆様お待たせいたしました(笑)。いやぁ、シパダンでのシュノーケリングはすんごい楽しかったんですわ。
まずはきちんと早起きして6:30に朝ご飯。んでもって7:00にダイビングオフィスへ。ダイバー御用達のこのブースで自分たちはどうしたらいいんだろうとオロオロ?しかけた時に昨日の係員さんを発見。よしよしダイバーさんの船に混乗してシパダン行きが確定です。あな嬉しや(ま、行けるはずだとは思っていたんですけれど)。
後ろの船に乗っていきます。ちなみに二人とも水着着用済みでスタンバイOK状態!
同乗のダイバーさんたちは主に日本人+シンガポーリアン?2名。グループ全体のガイドさんも日本人の女性だったりして何の不安もなし。というわけで、とにかくシパダン島目指してGo!‥と思いきや、いざ船を出そうとしたその直前、進路方面を思いもかけぬ一群が「通過」していったのでありました(笑)。
とにもかくにも動画です(2) | |
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というわけで、何だかほのぼの感とともに、われらがボートもいよいよ出航です!マブールの海上コテージエリア近くまでは徐行でしたが、そこを離れるとうわぁはやーい!村人達に何だか申し訳なくなるくらいのスピードです!
沖まで出た小舟軍団はそれぞれ分離して今日の漁にいそしんでいるみたいですね。
で、こちらはこのようなパワーで一気にマブールを離れちゃうんですなこれが。
さて、出発後約25分でシパダン島へ到着!自分たち以外のお客はダイバーの皆さんですから、船から自分たち2人+自分たち専属のライフセーバーさんを降ろしたあと、すぐに沖合のダイブスポットに出ていきました。とはいっても岸からはそんなに遠くない場所なんですが‥。その理由はこのあとすぐわかりました!いやぁ全然このあたりの海中地形をわかっていなかったTakemaだったのね(笑)。
さて、いくつかの宿(ちなみにこの時点で営業終了の数日前)&埠頭のある砂浜から海に入っていきます。やや遠浅系の海を、胸の下あたりまで水が来たところでシュノーケルモードに切り替えていざ海の中拝見!その瞬間、たまげにたまげまくったTakemaでありました!
とっても浅いのは左の写真を見てもらえばわかるでしょ。いやぁ、こんなにすごくていいんでしょうか!ちなみに、あまりの嬉しさにさかなくんをバックにVサインの写真を撮ったら、海面の揺れでしっかり指が切れちゃいました。まぁしょうがないですけれど(右写真マウスオン)。
そこから少し沖に進むと、サンゴのあたりには大小の魚があっちにもこっちにもそっちにもどっちにもどどんと泳ぎ回っています。いい写真はほとんど撮れなかったんですが、せめてその時の雰囲気だけでも感じてやって下さいな(って、これじゃ無理か)。
さてこのシパダン島唯一の埠頭(実際は埠頭もどきで、船はその脇の砂浜に接岸するんですが)周辺は、通称「ドロップオフポイント」と呼ばれている場所です。んでもってこのポイント、実はわたしのような海の男、いや泳ぐの恐いぞ溺れたらどうしよ系人間にとって、ホントは至極おっとろしい場所なんです。とりあえず下の写真をご覧下さいな。
はぁ〜いはいはい、何とものんびりしたビーチサイドですねぇ。でも何だかいきなり海の色が違う?
そう、実はここのドロップオフは半端じゃありません。上の写真、魚の群れにいきなり気をよくした場所はまだまだ埠頭の長さの半分くらいまで進んだところ。そこから直線距離で10-15mほど進み、埠頭の先端を越えて数m進んだところで‥
ドロップオフ‥ダイバー辞書で調べてみたら「海底に向かって急激に落ちる断崖のこと」、要は海の中の崖ということですね。一説にはこの断崖の深さは600mとか(もっと浅いという説もあるようですが)。いずれにせよ透明な海が徐々に青さを増し、そして群青から黒に変わっていく色のコントラストの美しさは何とも言えないものがあります。いやぁこんな風景はTVの自然紹介番組か何かでしか見られないと思ってましたわ、ホントに。
海上にポツンと浮かぶ自分の真下から一気に崖になって落ち込んでいる海底。途中からは漆黒の闇となっていて全貌をうかがい知ることは出来ません(あたりまえだ)。それにしても、誰でも出来るシュノーケリングでこんなすごい世界を見ることができちゃっていいんでしょうか!とまぁ一人コーフンしていると、その闇の中から、何やら大きな動くものがゆっくりと上がってくるのが見えてきました。あれは何だろうとよぉく見ていると‥
ゆっく〜り、スイームスイムと浮上してきます!
別のお魚さんのお出迎えを受けつつなおも浮上!
あとほんの少し、崖も見えてきたっ!
そして、いよいよ水面へ!そう、亀は肺呼吸だったぁ!
そして再び深みへと去っていきましたとさ。バイバーイ。
使い捨てカメラでこれだけ撮れるんだから余りにも嬉しいっ!(残念なのはISO800なので画質が粗いんですけれどね)。しかも、自分の数m前で水面に浮上というのが何とも嬉しくて嬉しくて!いやぁ、これだけでも来た甲斐があったというものです!(ちなみにここシパダンではカメ=ほぼ必ず見られる「常連」らしいんですが、そんなことはいいっこなしね)。
結局数匹の亀浮上見学&浅瀬で鯛やヒラメが舞い踊るのを熱帯の魚たちが舞い踊るのを観察し、約1時間泳いだあとにとりあえず休憩です。いやいやホントにたまりません、こりゃ来て良かったぁ(おしんこどんが言うには、「Takemaは岸に上がるなり『あー楽しかった♪』と叫んだ」のだとか。言葉そのものは覚えていないけれど、そういったとしてもおかしくはないくらいに満足していた自分でしたのだ)。
ちなみに、我々二人のために付いてくれたライフセーバーのお兄ちゃんはこちら。君がいてくれたから安心だったのだ。
さてダイバーの皆さんが帰ってくるまでには少し間があったので、ドロップオフ埠頭を貸し切りでしばしのんびりいたします。まだ朝の9:00前ということで少し風は涼しいくらいですが、陽ざしのおかげで寒くもなく適温適温。いやぁリゾート生活満喫ですなぁ。
宿の施設が撤去されても、この埠頭だけは残されることになるのだとか。
さて、というわけでしばしこの上でくつろぎモード開始&休憩後にもう一本、別の場所に行ってみます!