− 来たぞシパダン、すごいぞシパダン!(その2) −



続いては、シュノーケリングなのにこんな沖合で泳ぎます。ありがたやライフジャケット(笑)。

埠頭の先っぽはくつろぎスペースになっていて、海面を見るとそれこそたぁーくさんの魚たちが泳いでいるのが見えます。ところでシパダン島周辺に魚が多いのは「国境線画定のあーだこーだのために漁船が入れず、海が荒らされていないため」なんだそうです。なるほど、人為的理由で乱獲を免れていたわけですね。となれば日本でいけば竹島あたり、アジアでいけば南沙諸島あたりは案外「入れ食いエリア」なのでしょうか?いや、別に釣りにいこうとは思いませんけれどね(笑)。

埠頭の真下でシュノーケリングを楽しむ人もいました(あ、さっきまでの自分たちもそうだったっけ)。
そのあたりをちょっとズームしてみると‥ほらほら、大きな魚が乱舞状態!

とにもかくにも動画です(2)

「埠頭の真下から空を臨む」

見えにくいけれど海には魚がたーくさん!そして水平線!

Wmv形式、282KB、9秒
そんなこんなでのんびりしていたら、マブール方面からヒコーキが飛んできました。セスナよりもはるかに大きい機体ながらえらく低空飛行、かといってこの島に飛行場はない(あたりまえ)。何だ何だと思ってみておりましたのだ。

正体はわかりませんでしたが、おそらくはマレーシアの国境警備関係機でしょうね。数年前この島で観光客が拉致されたということもありますから警備を強化しているということなのでしょう。もちろん「国境警備が厳しくなっている」ために治安面の心配が少なくなっているのですから、文句をいう筋合いのものではありません。ちなみにこのヒコーキ、シパダン島上空をぐるーっと旋回して再びボルネオ本島方面へ戻っていきました。ついでにいえば、翌日島を出てセンポルナに帰る途中、沖に停泊中のマレーシア海軍所属とおぼしき船を見ましたっけ。乗組員がのんびり釣りをしているのが印象的でした(笑)。

さて、話をシパダンに戻しましょう。一休みのあと、今度はダイバーさんと共に船に乗って島を離れます。とはいっても島の周辺は広い環礁になっていますから(ドロップオフポイントは唯一の例外)別に深いところに行くわけではありません。というか、今度は環礁の縁をうろうろというわけです。ダイバーさんは縁の下の方に潜るわけですけれどね。



この時間になるとボートの数も増えてきました。ホントにきれいな海なんだよぉ!

というわけで沖に向けてしゅっぱーつ!「どこがいいかなぁ」とガイドさんの水先案内で時折徐行しながら進んでいくと「あ、今ウミガメが息つぎした!あそこ!」の声。しまった全然わからなかった!というわけでやっぱり海のエキスパートにはなれないTakemaでありました(何かと発見が遅い)。そうこうしているうちに、当初の目的地に到着!

ここからはみんなジャボーンと海に飛び込みます。よくこんな光景をTVで見ていて、「俺は足のつかないような場所で船からダイブすることは一生あるまい」と思っていたTakemaなのですが(笑)、ライフジャケット着用済であればなーんも恐いことはありません。勇気を出して(だから出す必要ないって)じゃぼーん!

ちなみに今回のシュノーケリング地点は通称「サウスポイント」。島から長く延びた環礁が外洋に落ち込む場所です。ドロップオフポイントほど急激に沈み込んでいるわけではないので、ホントに浅いところから水深10mくらいのところまでをのんびりと見渡しながら楽しめます。水深こそ違え、活動場所がダイバーさんグループと全く同じところだったので何だかえらくなった気分(笑)。



ここは環礁の一番端っこ部分。サンゴに隠れる鮮やかな魚が見え隠れ♪

しばらく泳いでいるうちに、こちらでもウミガメ登場!というかウミガメだらけ!あっちからもこっちからも息継ぎのカメが浮上してきます。同行のライフセーバーくんも色々と楽しませてくれて楽しい!そのあとはおしんこどんとも別行動でうろうろ。うわ視界の中にカメ4匹、ついでにその周辺にはサメ(何でも正式名Triaenodon obesus、通称ネムリブカという種のようです@情報提供=お気楽サラリーマンさん) が何匹も泳いでいたりして、でもそのすぐ脇を小魚くん達が悠然と泳ぎ回っているなど、いやぁここはすごい!楽しい!

しかし‥こういうふうに文章にしてもピンときませんよね。では画像で、いや動画も含めてお見せしましょう!‥といいたいところなのですが、

嗚呼、いっちばん綺麗だったこの場所で写真が全然撮れなかったとは!もう残念至極の極致というか、とにかく悔しかったぁ。実はこの旅行の出発前、「せっかくの機会だしデジカメ新調と合わせて水中撮影用のカバーも買おうか?」などと考えてもいたのですが予算の都合で断念したんです。ちなみに帰国後、知り合いの人(ダイバー)にこの話をしたところ、「何だ、言ってくれれば水中撮影用のデジカメ貸してあげたのに」と言われたひと言は脳天にぐさりときた記憶があります(笑)。



自分たちが船に上がると、ライフセーバーさんも戻ってきました(途中から姿が見えなくなっていたんですが)。



続いてダイバーの皆さんも引き揚げてきます。うちらはもうすっかりリラックスモード。



というわけで午前の部終了、マブール島に戻ります。

お昼ご飯を食べたあとは、最後のあがきともいうのか、昨日と同じダイビングセンター周辺でシュノーケリング。でも、やっぱりシパダンに比べれば透明度も魚の数も数段落ちますからねぇ。とはいえ昨日はそれなりに満足していたわけですから、これで文句を言っちゃダメですね。シパダンすごすぎ!

さて1.5hほど海のお散歩を楽しみ、今度は陸に上がりましょう。続いてはマブール島内のお散歩と相成ります。出るぞいつものパターン(笑)。

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