− 午後はマブール島内をお散歩(2) −

さて、村を辞去したあとは再びホテル入口まで戻り、そこから島の反対側へと向かいます。しかし、家並みが途切れるとそこから先は踏みわけもあやしい細道!あれぇ、南北村人達のメインストリートはここじゃないのか?最後はヤブ道をあたふた進むことに。短パンだったからちょっと躊躇しましたが距離はそんなでもないのでそのまま突き進みます。反対側の村の建物が先に見えるあたりで、すぐ横には墓地=すごく歩きやすそう&そのまま進む道=ヤブ道をどうする?という選択肢に一瞬惑わされましたが、いくら楽そうでも墓地内を堂々と歩きたくはないしねぇ。
よく考えれば島の反対側にある村とはいえ、その直線距離はえらく近いものですから(もともと細長い島)、それぞれの家々からは直線距離的にメイン村への「マイロード」が延びていたのでしょうね。
というわけで最後のヤブ道を抜けて反対側に出てみたら‥そこはまた別のリゾートの端っこ。でも静かな感じでこっちもよさそうだなぁ(本音)。正面にはシパダン島が見えてるし。まぁ次回はいいかもしれない(今回の宿より絶対安そうだし(笑))。



リゾートのあたりには何やらぼんやりしている鳥さんが。

このリゾートの隣にはいきなり学校が出てきました。この日は休みだったのですが(確かマレーシアでは各宗教それぞれの祝日が休みだったですよね)、かぁなり大きな学校です。さっきの村もそうだけれど、やっぱり子供が多いから学校も大きい?

その予想はすぐさま当たりました。ちょっと歩けば子供あり、あっちにもこっちにも子供の姿あり、大人は‥寝ているんでしょうかね祝日だし(笑)。というわけで道に出ているお子様スナップを少々。



黙々と家の前を掃き清める女の子。誰に言われなくてもきちんと出来る、
日本の子供だってホントは絶対出来るはず。与えてばかりじゃダメだけど。



メインロードも砂道だからあたりまえだけれどみんな裸足。
絶対気持ちいいでしょ!



こちらでは井戸から水を汲んでいます。水汲みは君たちの仕事なのね。
それはともかく、海から程近いこの井戸の水はしょっぱくないのだろうか?

とにもかくにも動画です(4)

「やっほぉやっぱり楽しそう♪」

カメラを向けると何やらTakema的なポーズを取る少年たち&車輪を棒でくるくる回しながら颯爽と去っていく少年。

Wmv形式、325KB、11秒
そうこうしているうちにどうやら大きな集落の縦断も終わり、再び海に出ました。海沿いをてくてくと(再び小さな村を通り抜けて)帰ることにします。

それにしても、両方の村を合わせたらこの島の人口はかなりのものになるはずですが、ホントに一体皆さんはどうやって生計を立てているんだろう?ぜいたくしなければどこでだって生きていける、という見本なのかも。自分たちも、宝くじなんて買わなくてもいいのかな(笑)。



ぽつねんと波に揺れるボート。

もう少し進んでいくと、今度はなんだか妙に物々しく金網で囲われた施設が見えてきました。中をのぞくと制服を着た人たちが何人か見えましたから、おそらく「マレーシア国境警備隊マブール支部」といった感じのものなのでしょう。数年前に起きた「外国人誘拐拉致事件」の再発を防ぐために設置されているのでしょうが、なんだかここだけ妙に違った空気が流れていました。ま、このおかげで今の平和が保たれているわけですからしょうがないことですが。



ピリピリした雰囲気というほどではないんですが、中の係員が
こっちを見たときの雰囲気は村人とはちょっと違ってました。

というわけで再び最初の村に戻ってきました。ありゃま先ほどとは違い、子供たちはここでも遊びに夢中!
とにもかくにも動画です(5)

「女の子たちは縄跳び中」

植物のツルで作った縄を使って遊んでいるんですが‥あのぉ、ちょっと回転が速すぎやしませんか?(笑)。

Wmv形式、533KB、17秒



男の子たちはサッカーやバレーボールに励んだり



浜辺でも当然のように遊びまくっています。何だかあらぬ角度に足が見えてますな(笑)。

さて、そんなわけで再び宿に続く桟橋まで戻ってきました。そういえばこの散歩中ほかの観光客とは一度も出会わなかったなぁ。皆さん海のほうばっかりで陸には興味なしということなんでしょうが、確かに海は比類ないほどきれいでも、島に一度も上陸することなく帰るというのも何だかちょっとなぁという感じです。まぁうちらも村には何も貢献しなかったのでエラソなことはいえないけれどね(あ、写真をあげたか)。

とまぁ桟橋上でぼんやりしていたら、浜で遊んでいた子供たちのうち数人がこちらに泳いできました。



先頭は女の子かと思ったらロン毛の少年だった。

桟橋によじ登ってきた少年たちは、自分たちに飛び込みパフォーマンスをし始めました。「ほらぁ、ボクはこんなに格好良くダイブできるんだよ!」「いや、僕のほうがうまいよ、ほらっ!」という感じでダイブしては再び桟橋によじ登り、またダイブ、それを何度となく続けてくれます。いやぁ疲れを知らないとはこのことでしょう。自分だったら‥いや、そもそもダイブなんて出来ないな僕は山の子だし(苦笑)。
とにもかくにも動画です(6)

「はーいダイブしてきまぁす!」

何やらもじもじしている少年は、ポケットにたまった砂を取り出してからジャーンプっ!

Wmv形式、533KB、17秒

しかし、夕方ゆえちょっと寒かったらしい‥(笑)。
というわけで本日のアトラクションすべて終了!あとは夕ご飯まで部屋でのんびり過ごしましょ。おしんこどんはジャグジー三昧(結構好きなんですよね)、Takemaはいつものようにビールをプシュッ、うぐうぐ。



「出たぁ巨大露天風呂!」というわけじゃないんですがついつい‥

さて、雲が多めだったとはいえ熱帯の日差しはかなり強烈です。おしんこどんの「おおぅ!」という声に、何だ何だと見に行ってみると‥

ありゃま、バンソウコウのの跡がくっきりと残っちゃってますね(大笑)。もちろんそれだけ日差しもきつかったということです(ちなみに二人とも「日焼け対策」などという細やかな配慮は最初からみじんもありませんでした)。だから寝転がっても身体が熱い!特にシュノーケラーの宿命というべきか背面がひりひりしています。

まぁでもピーカン×2日だったりしたらこんな程度では絶対に済まなかったはずですから、かえってこの雨期の天気に感謝した方が良かったのかもしれませんね。

さて話は変わって、ジャグジー脇の洗面台を何気なく見てびっくり。シャコ貝か何かをモチーフにして作ったと思われる凝った感じのこの洗面台、よく見ると何やら文字が彫り込まれています。

あれまぁ、「マハティール首相夫妻滞在記念」の文字が見てとれます(上写真にマウスオンすると画像が変わります)。2004.9.25ということはちょうど3ヶ月前のことですね。首相職を辞した後ですから、悠々自適の旅行‥いやいや、政治の要職からは引退してもまだまだいろいろと活躍されているようですからそんなのんびりしたものではないのでしょうが。

となると、前首相夫妻はもしかしてこの部屋に泊まったのか?という期待がむくむくと頭をもたげます。というわけでこの後レセプションで聞いてみたところ、すぐ隣の部屋だったようです(残念)。もっともこの並びのコテージは皆同じ造りのようですから、やっぱりすごくいい部屋なんだよなぁ。

さて、翌日は朝一番でマブール島を離れます。ダナンバレーのジャングルが我々を待っている!‥ヒルくんもね(笑)。

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