− やっぱり何も見えないキャノピーウォーク −



水分をたっぷり含んだ森を行く。見るはよし、歩けば汗だく(笑)。

さて、期待された翌日の天気は‥昨日と同じ(笑)。いつ降り出すともしれない天気ですが、まぁ降らないうちに何とかしましょ。ちなみにこの日の午後はYoichiさんグループがお越しになるということでこれもまた楽しみ。「ダナンバレーオフ会」なんてそうそう出来るものじゃありません(笑)。

さて、昨日のグループのうちYさんご夫妻&ガイドのMさんは午後シパダン方面へと出発します。ルート的には我々と逆コースということになりますな。ただMさんたちは午前中(ロボさんが行きたがらなかった?)見晴台へ行くというわけで、今日はNさんと我々+ロボさんの4人で移動することに。実は我々がボルネオに出発する前Yoichiさんが「私たちより先に先発隊が行ってますよ」とおっしゃっていたのですが、なんとその先発隊とはNさんのことだったのですね。仕事上の「参考」にということでここを訪れたそうです。それに比べて我々はただの道楽のため、またはページ更新ネタ造りのため、いやいや、心のリフレッシュのためだもんね。これだって立派な理由でしょう。いや理由なんてどうでもいいんだけれど。

さてそんなわけで朝ご飯前にキャノピーウェイへと向かいます。



雨期ゆえこれくらいの崩落はあります。もう一ヶ所はもっと大穴状態でした。


さてこのキャノピーウェイですが、前回訪れたときも特に大物が見えたわけでもなく、今回もあまり期待していませんでした。というかこれ自体、あくまで定点観測用の設備であって、そもそも「ちょろっと来て、ちょこっと見てさっさと帰る」観光客用じゃないんだからしょうがないでしょう。そういえば前回はちょうどNHKの取材班が来ていて、ここに鶏を入れたゲージがあったんだっけ。それを24時間連続撮影しながらウンピョウの到来を待つという仕掛けだったかな。

というわけで階段を上り始めますが、階段は濡れていてとっても滑りやすい!気をつけようっと。



登れや登れ♪

さて、吊り橋の上から周囲の木々をじっと見渡しますが‥動くものは何も無し(笑)。もともと雨期は動物たちの動きも少なくなるということのようですし、あまり期待はしていなかったのですが「予想通り」というのもちょっと悲しいものがありますなぁ。でも、せっかくジャングルまで来るんだから双眼鏡くらい持ってきなさいって(自己ツッコミ)。

しかし自分たちは気づかなかったのだけれど、実はこのキャノピーのすぐ近くにオランウータンの真新しい寝床があったのだそうな(詳しくはYoichiさんサイトへ)。うーん、注意力も散漫だったのね(笑)。



というわけで、落ちていた葉っぱで意味なく「左ウチワ」の図。

来た道を戻る途中、フタバガキの大木に寄生したイチジク(フィグ)の真下あたりで、テナガザルやサイチョウなどがみんなこぞって食べている実が落ちているのを発見。せっかくなのでTakemaもご相伴にあずかりました。



こちらがイチジクの実。十分に熟している状態というか、熟れすぎて。

味は‥あたりまえですが原種なので八百屋さんで売っているものと一緒ではありません(笑)。でも、確かに同じ系統の味がしたのは事実。案外いけるかも?(そうかな?)。

この木にはテナガザルやサイチョウが集まっていましたが、いかんせんフタバガキは大木です。彼らがいるのは地上数十mの高さですから、下から眺めてもほとんど点にしか見えません。ずっと見ていると首が痛くなってきます。そういえば、前夜のナイトサファリで一緒だった気合いの入ったカップルは「見上げることをやめ、最初から寝ころんで観察」していたのだそうな。なるほど、そりゃ理にかなってますな。

午後はホーンビルトレイル(メインロードの西側の尾根筋。結構高低差がある)を行くということで少し早めに切り上げていったん部屋に戻り、昼食に向かう途中でYoichiさんグループとしばらくぶりで再会。それにしてもインターネットとはホントに便利なものですなぁ。一介のへたれ人である自分が色々な人たちと関係を持てるようになるわけですから、使い方さえ誤らなければどんどん世界を広げてくれます。

というわけで到着間もないYoichiさんたちより先に昼食の席へ。と、おしんこどんが突如としてTakemaに大きな声を出しました!

突然どうしたんだろうと思いながら言われたとおりにすると、おしんこどんは重々しく、

とのたまうではありませんか!「食いついてる」といえばそう、あいつ。リーチ(ヒル)に違いありません!実は今回ここまでにも随分とヒルにやられていたTakemaなのですが(その経緯についてはあとのページでたっぷりとね)、大体は手とか足とか、基本的に「目で見える」場所ばかりでした。しかし今回はさすがに見えない!しかも顔に取り付いているというのですから何だか気味が悪ーいっ!

それでもヒルを取る前に「記念写真」というのがTakema夫婦らしいのかも知れません(笑)。

あぁおぞましかった!ちなみに、自分ではどう取っていいかわからないため(何たって見えませんから)、出発を目前に控えたMさんに取ってもらいました(他力本願)。もちろん痛くはないんだけれど、あぁおぞましいというかたまげた!

このあとやっと落ちついての朝ご飯となったのでした(笑)。ご飯の後はダナン川沿いに下り、途中からキャノピーウェイに至るトレイルをたどります。うわ、確かにここでは珍しいかもしれない彼らが?

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